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音楽演奏の配信、点と点がつながった話

2年越しでやりたいことが出来た日

7月31日、7月最後の日曜日に2年越しの願いである、とある音楽配信を実行したのでそれを書き記します。

この夏チャレンジしたことの一つがstand.fmの配信です。音声配信はこれまでanchorを通じて主にポッドキャストへの配信をして来ました。8月で2年になります。これは不定期ながらも継続したという点、そして現在レビューにおいて満点の星5つがついていることから、ある程度の評価を得た点で自信がつきました。ただ再生回数は微々たるものです。

今回別のプラットフォームでもやってみようと、まず6月に仕事である教育のチャンネルを作りました。感触としてはanchorの再生回数とさほど変わらなかったので少々肩透かし感はありました。ただ新しいプラットフォームを利用して色々学ぶことが出来ました。

そして7月には別アカウントでこれまで一番やりたかった音楽のチャンネルを立ち上げました。私は耳コピ即興演奏と即移調(転調)が出来るので、それを生かしてJ-POPなどの演奏を通じて音楽の、特に調性や和音の楽しさを伝えたかったのです。

これまでの挑戦と結果~2017年~

私は社会人になってから心と体の病気となり、いわゆる普通の人の働き方が難しかっったことから、企業勤め以外の稼ぎ方を常に模索していました。2017年には個人発信をしようと、音楽に関してはYouTube動画をアップしました。しかしスマホのみで撮影、編集もなし、雑音多しというや環境面の不備に加えて、演奏もミスタッチやテンポのゆれが出たまま、つまりいわゆるクオリティーが高くない内容でした。当然再生回数も伸びず、そのままとなりました。私は機材の必要性を感じていたのですが、当時何をどうそろえればいいか全くわからなかったのです。

同時期にブログも開始しました。ただ私は心の病気の原因でもある自己肯定感の低さから、どうしても自分からアピールすることが苦手でした。当時SNSも利用していなかったし、相互リンク依頼などの活動も全くしませんでした。そのためアクセス数は低かったですが、ほぼ日記の内容のブログにおいて、音楽分析の記事はPV数が高く、やはり音楽は私の強みだと感じることが出来ました。

~2020年から2021年~


2年前にはTiktokで以前YouTubeにアップしたのと同じ内容のショート動画をアップしてみました。こちら再生回数はアップ後割とすぐに400回など、私がこれまでSNS系にあげた中ではいい数値でした。しかし継続せずにその時ちょっとやっただけで終わってしまいました。

昨年12月年末にやっと私の環境面での課題、電子ピアノ演奏の際、打鍵音がカチカチなってしまうのを解消するレコーダーの存在を知りなんとか入手しました。

~2022年~


今年2022年、1月1日の元旦から地元の友達とピアノスタジオでピアノやパーカッションのセッションを楽しみました。そこで私は今年の漢字を「奏」に決めました。しかしその後は家にある電子ピアノは物置状態となり、ピアノ演奏に力を入れる日はあまりありませんでした。

ただこの時期に私の声が人気プラットフォームに流れたのはきっかけとなりました。というのはVoicyパーソナリティーの田中慶子さんが「今度プレミアム会員向けに公開コーチングをします」という告知を聞いて、初回のクライアントとして即手を挙げました。私はカウンセリングの講座に埼玉県から神奈川県まで通った位その分野には興味があるのです。そこで私が相談した内容は「発信したいけどどうやったらいいか」という内容でした。音声配信のプラットフォームとしては最大手のVoicyにリスナーとしてですが声が流れたのは大きなことでした。

それから少し日が経ちましたが、せっかく手に入れたレコーダーを使ってみようと思い立ち、実行しました。やっと念願の打鍵音などの雑音のない音楽演奏の録音が出来ました。音声のみなのでYouTubeはプラットフォームとして適しません。どこを利用しようかなと迷って、Twitterとnoteにアップしてみました。しかしTwitterは拡張子などの関係でアップに手間がかかる点、そしてイラストや漫画と違って音声は相性が悪いことに気づきました。noteも同様で、記事を読む目的の人が多い中、音声を聞く人は少ないらしく再生回数はさっぱり伸びませんでした。その結果に少しめげました。

その後手に入れた機材は手放すしかありませんでした。というのは私は今年から働き方を変えたからです。これまでフルタイム勤務を無理してしていたですが、すぐに体調を崩すなどして続きません。いい加減自分には合わない働き方と認めざるを得なくなり、今年の春からはパートに変えました。結果経済的に苦しくなり、レコーダーを手放したことでまた環境的に振り出しに戻ったのが5月。それでも6月スタエフ開始に続いて7月、雑音が入っても仕方ないとある意味開き直ってスタエフでの音楽配信を始めました。

これまでの努力の降り積もったものを感じることが出来た

初回の再生回数が3桁となりました。これは私が色々やってきた中でもいい数値です。意識してなかったものの毎日配信していたら3日目までは勢いは続きました。特に初日はスタエフの「ミュージック」カテゴリーのトップに数日載ることとなりました。やはり再生回数が多かったから載ったと思います。しかし初日は演奏はほんの一部で95%トーク。演奏効果ではないですし、そもそも4日目に勢いはガクッと落ちました。1週間経つと、結局私の他の配信のいわゆる平均値に落ち着きました。今年の春からTwitterの発信をはじめた私はアップごとにツイートしましたが、それにいいねがつくことはほぼなし。これは仕方なし。結局私の出せる結果はこの程度なのかなと思いながらも、なんだかんだほぼ毎日配信しました。

勢いが落ちた後も「注目のチャンネル」に選ばれているらしく、たまにとある回がピックアップされてそれが3桁再生になったことがありました。また音楽配信者にとって気になる著作権問題について不安を語った配信の日は一番反響が大きかったです。これは時事問題を扱った瞬間風速的なもので、継続的にリスナーがついたことを意味しませんが、それでもこれまで以上に私の配信に気づいてくれたことにはなったと思います。

最初こそ1配信の中で数曲演奏していましたが、その後そのペースでは難しくなり、1配信で1曲、演奏が難しい日はトークのみの日もありました。先日選んだ曲は2017年頃に所属していたピアノサークルで仲間と一緒に弾いた曲です。その楽譜はまだ手元にあり、普段は楽譜無しですがその時はそれを見ながら弾きました。こうして改めて弾いてみたら当時より2つ、たった2つですが笑、コードの知識が増えたことで以前より楽曲理解が出来たと感じました。これが降り積もったことを体感出来た瞬間一つです。

7月3日に始めた配信、4週間経ちました。最初が思った以上にいい結果だったので、その後は再生回数に一喜一憂する日々。この手のプラットフォームはなんでも最初が一番良くてどんどん再生回数は落ちると聞いていたものの、やはり数字が気になる。7月30日、31日の7月最後の土日は暑さで夜良く眠れないことと、この数値が伸びないことから起きた後テンションが低い状態でした。それでも日曜昼の明るい陽射しを見つめていたら、以前からやろうと思っていた「親子夏休み企画をやってみよう」と思い立って実行しました。

その企画とは私がかつて勤務していた塾での体験を生かした「ドリフの早口言葉大会」です。突如ライブ配信してみたら観客1名(以前やった時より少ないのであれですが、それでも聞いてくれた人がいたことに感謝。地元の友達かも)。ライブアーカイブをアップしたのと前後して、歌詞入りバージョンと歌詞なしバージョンもアップ。あと元々の目的が教育なので、別チャンネルの教育の方にもアップしました。

その配信へのコメントの一つに「コードの話も面白い」というものがあったり、土曜の夜にもコミュニティ仲間の人が「音楽分析が目新しくて面白い」という感想をくれていました。この2つのコメントはとても嬉しかったです。私の音楽演奏の個性、独自性がこの音楽分析を交えることだったから。正直音楽の授業みたいで嫌煙されているのかもと思っていたので、面白いという反応は何よりもうれしかったです。

こうして一通り更新を終えふと「これって以前もやりたくてYouTube動画作ったよな」とその動画のみアップしたアカウントを探してみたら。2年前でした。面白いことにまあ今と演奏内容が変わっていない。それもそのはず、当時頑張って耳コピした記憶で今日弾いたので。すごい再生回数を稼いだとか大反響だったとはいかなくても、いつもより音に関してコメントも頂けたし、なにより2年越しでやっと思うような配信が出来たのです。当時はパーカッションを持っていなかったので、手でピアノを叩いていました。今はボンゴを持っているのでそれを活用出来ました。当時は生声を出したくなくて作った声で早口言葉を発しました。今は普通に地声で歌っています。


履歴書的には批判されてきたけれど

私は病歴ゆえに一つの仕事が長く続けられずに本当に何度も転職して来ました。ざっと数えるだけでも30社以上。家族、面接先の人事の人から友達にまで本当に仕事が続かないことを責められました。それでも私はだめになったらまたチャレンジして、その数採用されたと前向きにとらえています。

そして今回のケースのように私はピアノや英語学習などずっとやると決めてきたことはたとえ病気になろうと続けてきました。ピアノって弾かないと弾けなくなります。私は20代入退院を繰り返していた時期、入院先に楽譜を持ち込んだり、鍵盤があるたびに弾いてキープして来ました。薬の副作用で楽譜が読めなくなり、音楽仲間と違って新譜練習が出来ない時期は、これまで暗記した曲をひたすら練習していました。新譜に手を出せるようになったのほんのここ2,3年の話です。

英語だって大学卒業後に受けた英検準1級、1点足りずに落ちてから。これまたその後薬の副作用で頭が全然まわらなくなりTOEICの得点も100点以上落ちてしまったこともあり。そんな時期を乗り越え、ひたすら受験し続けてやっと昨年末に合格しました。当時の私は一桁の計算すら怪しくなるほどでした(心の病気の薬の影響。ガンサバイバーの友達も同じ体験あり)。この他人にはわかってもらいにくい継続性は自分で長所として受け止めます。

本当にやりたいことへ動き出そう

人はなぜ発信するのか。そのプラットフォームでの広告収入や直接の投げ銭的なものを得るための人も多いでしょうが、すでにその枠は埋まっているようにも見えます。なのでおそらく次に目指すのはSNSなどは導線であり、自分のサービスや物を売るきっかけとする利用法が主流だと思います。私も後者です。そして導線よりも商品を作っていかないと。いくつかアイデアはあるのですが、なかなか実行出来ていません。でもこれをやらずにいたら死ぬとき後悔するだろうから、行動に移します。2年越しの音楽配信がこの夏の私の「やってみた」体験談です。




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りおん@キャリアコーチ&講師
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