ゲイ歴(ざっくり)
どうも、うぇいです。
今日はちょっとBAD入っているので、気持ちを落ち着けるためにも少し自分のことを書き留めたくなった。
ゲイ歴を振り返ってみようと思う。
幼少期は特に誰かに性愛的な感情を抱いたことはなかったように思う。
小さい頃は神様がいて、不思議に夢をかなえてくれていたので(うるさい)
そのうちに人間は恋愛をするらしいということを、いつの間にかどこかで学んだけれど、僕はあまりピンときていなかったというか、子どもには関係ないことだと思っていたのか、いつかそういうときがくるだろうと思って完全に他人事だった。
環境的にも、小学校は同じ保育園に通っていた子がそのまま繰り上がっていたので、みんな見知っていたし、恋愛感情とか湧きようがなかった。(ちびまる子ちゃん的な感じで、それぞれにクセ強だったし。。)
で、中学に上がって、別の小学校に通っていた子とも関わるようになった。
ちょうど中1の夏、『WATER BOYS 2』というドラマが放送されていた。
主演が市原隼人で、多分彼が僕にとって初めて同性に対して好意をもった相手だったと思う。水着が・・・とか、筋肉が・・・とか、そういうフェチめいたものは特に芽生えず、彼のガサガサしたハスキーな声と、黒目がちな目、どことなくブルージーな笑顔を好きになっていたと思う。彼の写真が見たくてJUNONを初めて買ったし、彼のことがきっかけで、ミーハー女子との会話も生まれた記憶がある。
一方で、身の回りに好きな人がいるわけでもなかった。
中1の冬、今までほとんど話したことのなかったクラスの男子グループと仲良くなる機会があり(これはこれでちょっとしたトラウマがあるので、いつか書くかも)、そこで人間の汚さというか、みんなと仲良くできるわけじゃないことを思い知った気がする。(小学校は保育園同じの子しかいなかったし、問題児という共通の敵がいて一丸になれていたのもあった)
それで、少し人間って怖いなと思いながら中2に進級し、クラスに恵まれたのもあってか、平和に過ごせた。
故に、中3のクラス割が個人的にしんどくて、よく別のクラスに遊びに行っていたのを思い出す。自分のクラスに溶け込む努力をしなかったのは良くなかったな。
全然ゲイの話出てこないけど、ここからです。
中3のときに、よく遊びに行っていた別のクラスに、野球部のDくんがいた。
Dくんは身長は高くなかったけれど、僕も大きくないので、よく膝の上に僕を乗せてくれた。それで、SEXみたいに腰を振ってきて、僕は嫌がる素振りをしていたけれど、内心本当は嬉しかった。そういう馬鹿みたいなこともしてくるけど、自分のものみたいに僕のことを呼んで、いろいろ連れ回してくれて、僕はそれを心地良いと思っていた。字がとても汚くて、でもそんなところも彼らしくて好きだった。
当時恋とは呼ばなかったけれど、今振り返れば恋だったかもしれない。
Dくんとは別の高校に進学したので離れ離れになり、野球のオフシーズンである冬に電車でたまに会うくらいになったので、彼の話はここまで。
中3の冬、初めて射精した。皆が言っているオナニーというやつをそれまでしてきたことがなく、自分は発育が遅れているのだと思って内心焦っていたけど、無事に出たことの安堵感は今でも覚えている。その時はまだ何かを思い浮かべてなんて高度なことはしていなくて、なんかいじっていたら出ちゃったという感じだった。
(それからは現在に至るまでなかなかの頻度でしているので、薬とかの中毒もこういうものだとしたらキツいだろうなと思う。。比較対象バグっててすみません)
脱線したが、高校に進学し、ここで自分はやっとゲイだと自覚することになる。
合唱部に加入して、そこで出会ったHくん。
彼のことが好きになって、心底愛して、こんなに切ないものなんだって声を殺して泣きました、ってやつでした。
初めて告白をした。結果は無惨なもので、メールで完全な拒絶の文章をもらった。
今思えば、彼もキャパオーバーだったんだと思うし、もう少し僕が大人だったら、その後の関係もまともでいられたんだと思う。
彼とは毎日のように一緒にいて仲良く話していたのに、告白以後は全く話さなくなった。同じ部活のメンバーも何が起きたのか気になっていたと思うし(もしかしたら彼から何か聞いたかもしれないけど)、迷惑をかけたなという後悔がある。
この時、なんで僕はゲイになんてなってしまったんだろうと、深く自分を憎んだし、初めてこの世から消えたいと思った。
そんな傷を抱えている中、高1の頃同じクラスだったTくんが合唱部に途中加入してきた。彼のまったりした雰囲気、屈託のない笑顔、ちょっと歌が下手なところ、全部が僕にとっては可愛くて、好きになるしかなかった。
Hくんの経験があったから、気持ちはずっと隠したままでそばにいた。
正直な自分を伝えられない、偽りの自分で接していることを辛く思ったこともあったけど、彼は彼で同じ部の女子が好きだと打ち明けてくれたことで、信頼してくれているだけで嬉しくて、これが続くなら、それでもいいと思えた。
高3の大学受験の結果が出揃い、僕は進学し、彼は浪人生になった。一緒のタイミングで上京して、楽しい東京ライフを過ごそうと思っていただけに、正直かなりショックだった。mixiで彼が楽しい予備校ライフの様子が伝えられるたびに、こんなはずじゃなかったと嘆いていたのを覚えている。
大学に入って、多くのゲイと出会い、交流する機会を得られた。
確実にターニングポイントだったし、自分がゲイであることを認められるようになって、大学に進学して本当に良かったと思える重要な要素でもある。
とは言え、今は彼らと会うことはほとんどない。それぞれに人生を充実させているんだと思うし、僕も僕でなんとなくこうして生きている。
友人関係に持続性がないことがずっと悩みだった。
人生のフェーズごとにバーっと仲良くなって、でもフェーズが変わったら、ほとんど会わない人ばかり。
でも、僕が積極的に会おうとしてきたのか?と言われると、うーむ・・・と思うので、これも当然の結果なのかなと思う。
そんな僕は、今は9年目になるパートナーと、平和に暮らしている。
これから先のゲイ歴、何があるか分からないけれど、幸せを選んでいこうと思う。
いつか、それぞれのフェーズをもう少し掘り下げて書くかも。
まぁ、本当は、未来を変えよう!過去は過去、なんだけどね。
疲れたのでここまで。おやすみなさい。