米国財務省OFAC フーシ派とヒズボラの貿易ネットワークに対して制裁を追加
米国財務省OFACは、8月15日、インドの個人1名、マーシャル諸島の会社3社、UAEの会社2社、香港の会社1社、マレーシアの会社1社、船舶7隻をSDNリストに追加。船舶1隻は以前に指定したIMOの変更です。
大統領令13224に基づき実施、Counter Terrorism Sanctionsのカテゴリとなり、識別するタグは[SDGT]になります。
SDGT= a Specially Designated Global Terrorist
OFACの制裁は制裁理由（テロ、犯罪、人権侵害・汚職、ロシアのクリミア侵攻など）ごとに法律、大統領令、規則があり、それに従って行われます。
Secondary sanctions risk=2次制裁となっており、米国ではない企業・団体も従うことになります。
参考事例 新たに追加された香港の会社
制裁対象を特定しやすくするため、各種情報（会社名（現地語）、住所、別名、設立年月日など）が付加されることがある。
会社名（英語）：KAI HENG LONG GLOBAL ENERGY LIMITED
会社名（現地語）：(Chinese Traditional: 開興隆環球能源有限公司)
別名：(a.k.a. KAI HENG LONG GLOBAL ENERGY),
住所：Room 1901, 19th Floor, Lee Garden One, 33 Hysan Avenue, Hong Kong, China;
制裁レベル：Secondary sanctions risk: section 1(b) of Executive Order 13224, as amended by Executive Order 13886;
設立：Organization Established Date 22 Aug 2013;
Identification Number IMO 6165181;
登記番号：Business Registration Number 61926180 (Hong Kong)
タグ：[SDGT]
情報：(Linked To: TALAQI GROUP).
Investing.comの記事
OFAC Press Release
https://home.treasury.gov/news/press-releases/jy2538
OFAC Action Notice
https://ofac.treasury.gov/recent-actions/20240815
Counter Terrorism Sanctions
今回の制裁の法律（Statutes）、規則（Code of Federal Regulations）、大統領令（Executive Orders）等をまとめたもので、どういう理由で、何（大統領令、国連決議、法律、規則）で規制をしているかの解説をしています。
本件は、テロ行為に対する制裁なので国連安保理決議（United Nations Security Council Resolutions）も要件に加わっています。
https://ofac.treasury.gov/sanctions-programs-and-country-information/counter-terrorism-sanctions
参考書籍
米国の議会を理解すると、法律制定の流れなどいろいろなことがわかります。
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