イスラエルのレーザー迎撃システム IRON Beam
イスラエルのRAFAEL Advanced Defense Systems Ltd. が10月末にレーザーを使った防空システムIRON BeamについてのNewsを公表しました。
この中で、イスラエル国防総省において、1年以内に運用を始める計画と発表しました。
Title: Major Milestone in RAFAEAL's High-Power Laser Intercept System Development
The initial capability of the ground-based laser system developed through collaboration between the DDR&D, major defense industries, and startup companies is expected to enter operational service within one year.
この発表文で登場する企業は、RAFAEL Advanced Defense Systems Ltd. とElbit Systems の2社です。
SIPRIのArms Industry Databaseによると2022年の売り上げで、
Elbit Systems 24位 4,960 million US$
RAFAEL Advanced Defense Systems Ltd. 42位 3,380 million US$
です。ともに防衛産業に力を入れている企業です。
RAFAEL社のIRON BEAMの説明をみてみると、パワーは100kW級のようです。
Elbit SystemsのHPはエラーが発生して一部しか見ることができず情報収集できませんでした。
細かな情報は得られていません。
レーザー兵器は、米国、中国も開発をしています。
Elbit SystemsについてCopilotに聞いてみる
エルビット・システムズは、イスラエルの防衛企業であり、レーザー兵器の開発において重要な役割を果たしています。最近の主なプロジェクトの一つは、「アイアンビーム」と呼ばれる高出力レーザー防空システムです。このシステムは、巡航ミサイルやロケット弾、無人航空機などの脅威を数秒間のレーザー照射で撃墜することを目的としています¹²。
「アイアンビーム」は、イスラエルが導入している防空システム「アイアンドーム」で撃墜しきれなかった脅威を、さらに近距離でレーザーによって撃ち落とすことを想定しています。また、無人機やドローンへの対抗策としても期待されています¹²。
2024年10月28日、エルビット・システムズはイスラエル国防省と契約を結び、「アイアンビーム」に高出力レーザーシステムを提供することになりました。この契約は約2億ドルの価値があり、エルビット・システムズが世界的にリードする最先端の高出力レーザー技術を提供することが含まれています¹²。
このシステムの導入により、防空システムの強化が期待されるだけでなく、1発あたりの価格が高い「アイアンドーム」用の対空ミサイルの節約にもつながります¹²。
何か他に知りたいことがあれば教えてくださいね!
ソース: Copilot との会話、 2024/11/8
(1) 「ビームを使って撃墜しろ!」現実に一歩前進? イスラエル .... https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/trafficnews/trend/trafficnews-135822.
(2) 「ビームを使って撃墜しろ!」現実に一歩前進? イスラエル .... https://article.auone.jp/detail/1/2/5/90_5_r_20241107_1730972521702728.
(3) イスラエルが「戦闘機搭載レーザー兵器」のテストを実施 .... https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/91447.
(4) 普及が進むUAV、東南アジアの国がイスラエル製無人航空機 .... https://grandfleet.info/indo-pacific-related/southeast-asian-countries-introduce-hermes-900/.
Copilotしっかりと情報取得してくれます。
続いてレーザーつながりで、
レーザー発振器の該非判定
レーザーの該非判定をおさらいしておきます。
輸出令別表第1 1項
(五) 指向性エネルギー兵器又はその部分品
輸出令別表第1 2項
(三十一) ウランの同位元素の分離に用いられるガスレーザー発振器、
固体レーザー発振器又は色素レーザー発振器
輸出令別表第1 10項
(八) レーザー発振器又はその部分品、附属品若しくは試験装置(二の項の中欄に掲げるものを除く。)
日本での研究開発 内閣府 先端的な重要技術の開発支援に関する制度
日本での研究開発について、直接的な兵器としてではなく「高効率・高品質レーザー加工技術の開発」で法律の下で進められています。
レーザーは重要技術になっています。
2022年5月に成立した経済安全保障推進法で、特定重要技術の研究開発の促進とその成果の適切な活用を図ることとしています。
特定重要技術の研究開発の促進とその成果の適切な活用を目的とするものについて、より強力な支援を行うため、指定基金として指定することができることとし、指定基金に基金(国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に造成された基金)を指定しています。
基金は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、
研究開発ビジョン(第二次)で実施されています。
領域横断・サイバー空間
高効率・高品質レーザー加工技術の開発
研究開発構想、概要が公開されています。
NEDOのニュースリリース
川崎重工に委託しています。
川崎重工のニュースリリースは見つけられず。
10月31日に株式会社フジクラはニュースリリース
「フジクラ初の5kW超シングルモード・ファイバレーザの実運用開始」にて、上記育成プログラムの成果を活用していることを記載しています。
基金:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
委託先:川崎重工業株式会社
再委託先:株式会社フジクラ
で育成プログラムが運用されているようです。