2 かわいいの三原則と三原色

数あるかわいさの要素の中でも、特に大きくかわいさを左右する三つの要素を「かわいいの三原則」と名付けた。

また、かわいく感じるものの多くが持つ三つの色を「かわいいの三原色」と名付けた。三原則の方から説明する。

前回の記事で説明した、かわいさは動物から来ているという内容を思い出しながら見ていく。

かわいいの三原則

1、丸い
三原則の中でも最もかわいさに必要な要素がこの「丸い」である。
丸いと言っても完全な球体である必要はなく、全体的に丸みがある程度でも構わない。動物は角張っているものは少なく丸みがあるため、丸さはかわいさに繋がっている。例えばボールやぬいぐるみなどが当てはまる。

2、柔らかい
三原則の二つ目は「柔らかい」である。押すとある程度の弾力を持ってへこむ、全体的にフワフワした見た目である、といった場合をいう。動物はある程度体は柔らかいし、毛によってその印象は強まっているため、柔らかさはかわいさに繋がっている。例えばクッションや泡などが当てはまる。

3、小さい
三原則の三つ目は「小さい」である。これは相対的な側面もあるが、基準となるサイズよりも小さいものや生物の幼体など。動物も大人より子供の方が、大型の動物より小型の動物の方がかわいいと感じやすいため、小ささはかわいさに繋がっている。例えばミニチュア玩具や子ネコなどが当てはまる。

かわいいの三原色

かわいいの三原色は、白、黄、茶である。これらの色は動物に多い色であるため、かわいいと感じやすくなっている。桃色もよくかわいい色とされるが、これは人間が後から様々なキャラクターなどにつけた「ガーリー」のようなイメージのかわいいなので、三原色には当てはまらない。

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