4 かわいさとかっこよさ
ここまでかわいさの要素について説明してきたが、それらの要素はかっこよさの要素と対になっている。
以下は、左側がこれまで説明したかわいさの要素で、右側がそれと対になる言葉であり、かっこよさの要素である。
丸い⇔四角い
柔らかい⇔硬い
小さい⇔大きい
白い⇔黒い
太い⇔細い
温かい⇔冷たい
普遍⇔希少
弱い⇔強い
線がシンプル⇔線が複雑
おバカ⇔賢い
かわいさの要素を
詰め込んだキャラクター
かっこよさの要素を
詰め込んだキャラクター
この二枚の画像はあくまでもそれぞれの要素を全て取り込んだキャラクターなだけで、一部の要素しか持たないキャラもたくさんいる。
だがそれでもかわいいまたはかっこいいという印象は感じられる。
要素の全てが必要なわけではなく、一部でも効果的に取り入れることでこのような印象にさせることが出来るのである。
トゲデマルとゼクロム、この二体のデザインを作ったとき、トゲデマルの方を伝説ポケモンにしようとする人はあまりいないと思う。
逆に、伝説ポケモン用のキャラを作ろうとしているときにトゲデマルのキャラデザインにはあまりしないと思う。
つまり、誰しも無意識の内に上で挙げた各要素を盛り込んでそのイメージのキャラを作っているのだ。