[06/29~07/05] 生成AI Weekly News #44|Runway Gen-3 Alphaをピックアップ!
今回も社内で話題になった生成AIに関するニュースをご紹介します。
Runway Gen-3 Alpha をはじめ、ビジネスとして生成AIを落とし込んだサービスがたくさん出てきた1週間でした。
それでは今週のニュースです!
ピックアップ|Runway Gen-3 Alpha
サマリー
今週、Runwayは最新の動画生成モデル「Gen-3 Alpha」をリリースしました。月額12ドルから利用可能で、テキスト入力だけで高品質な動画が作成できるようになりました。
これは従来のモデルに比べ、ビデオのリアリズム、ディテール、一貫性が大幅に向上しています。テキスト、画像、ビデオのプロンプトからハイパーリアリスティックなビデオを生成する能力を持ち、特に表情豊かな人間キャラクターの生成が特徴です。また、エンターテインメントやメディア企業向けのカスタムモデルも提供し、特定の芸術的・物語的ニーズに応じたスタイリッシュなコントロールと一貫性を実現します。
ポイント
精度は動画生成AIの中で随一
5秒か10秒の動画を生成可能
5秒で約80円の費用
まだ画像の動画化はできない
リップシンク機能あり
技術的な内容
テキストからビデオ生成
表情豊かな人間キャラクター
スタイルと映画用語の解釈
モーションブラシやディレクターモード対応
生成された動画
「Gen-3 Alpha」は、有料ユーザーのみ使えるようになっています。
生成された動画の例をいくつかご紹介します。
プロンプトはいくらか工夫が必要なようです。
プロダクト・サービス
AIが「グラス空いてるけど、何か飲む?」と提案するサービス、「AI幹事」
Gatebox社から、飲食店向けAI接客サービス「AI幹事」がリリースされました。テーブルに設置したデバイスから、カメラで卓上の料理や飲み物の空き具合を判断して、おすすめの料理やドリンクを提案してくれるサービスのようです。
技術としては、GPT-4o の画像認識技術を活用しているとのこと。
AIアバターによる接客で販売促進をするという面白い取り組みですね。
感情表現ができる会話型AI、「moshi」
感情表現ができる会話型AI の moshi がリリースされました。
注目はその応答スピード。やや食い気味に回答が返ってきます笑。
感情表現が自然で、応答スピードも早くなってくると、即時性が求められる商談ロープレや様々なことに生成AIの活用ができますね。
背景音を消せる機能「Voice Isolator」をローンチ
動画撮影等をしていて、ノイズが入ってしまうことがあるかと思いますが、そういった背景音を特定して消すことあできるサービスがローンチされました。
デモを見てみると、その凄さがわかります。
AIハッカーハウス「HF0」のDemo Day
HF0 というイベントで発表された Demo でいくつか面白いものがあったのでご紹介します。
従来のものよりも25倍高速な画像生成、「Dreamflow」
すべての電話、電子メール、メッセージを取り込み、動的に更新されるナレッジグラフを作成する自己組織化ワークスペース、「Pervasive」
スライド生成AIツール「Gamma」に LP 生成できるように
スライド作成ができる「Gamma」で、LP生成(web公開)ができるようになりました。
試しに、ウェビナーのLPを作ってみます。
## プロンプト
ウェビナーのLP
タイトル:生成AI、どこまで来た?2024年上半期まとめ〜ビジネス活用の実態と次の一手〜
上記のプロンプトを入力すると、アウトラインが生成されます。
設定箇所を調整して「続ける」を押すと、スライドが作成されます。好きなテイストを選択して、再度生成をするとテイストに沿ったスライドが作成されます。
作成されたスライドを「公開」すると、そのままLPとして外部公開が可能になります。
上記プロンプトのみで実際に作られたページがこちらです。
実際に手を数秒動かしただけでここまで作られるのは驚きですが、ウェビナーのLPとしてはだいぶ調整が必要そうかなという印象です。
瞬時に叩き台を生み出すツールとして使うのが良さそうです。
※ 余談ですが、実際に同タイトルのウェビナーを来週実施しますので、ご興味のある方はこちらからお申し込みください。
ニュース
Figmaが一部AI機能の提供を停止
先週 Figma からリリースがあった AI 機能ですが、一部機能が提供停止になりました。
理由としては、Apple の weather アプリのデザインを模していると思われるデザインが生成されたためとのことです。
IPA(情報処理推進機構)、企業のAI利用のレポートを発表
新しい技術としてAIが業務利用されつつある状況の中、セキュリティリスクの認識や安全な利用のための組織内の規程や体制がどこまで進んでいるのかの実態を、企業・組織の実務担当者に対してアンケートを実施し取りまとめられたレポートです。
https://www.ipa.go.jp/security/reports/technicalwatch/eid2eo00000022sn-att/report.pdf
店員の笑顔と声、AIが評価「スマイルくん」 イオンが一部店舗で導入
イオングループの一部店舗で、従業員の笑顔や声量を分析し、リアルタイムでフィードバックするAI端末「スマイルくん」が7月から導入される模様。
店舗での実証実験(ミステリーショッパー調査)では、店頭での顧客の笑顔と挨拶の実施率が約1.6倍に向上したとのこと。
論文・技術系
Cloudflareが学習用データを収集するAIボットを一括でブロックする機能をリリース
Cloudflareが、AIスクレイパーやクローラーをブロックする新機能を発表しました。この機能は、AIによるウェブサイトのコンテンツ収集を制限することを目的としているとのこと。
Perplexity のような、web検索をしてその結果を返すサービスには悲報ですね。
LLM時代のデータ基盤 : 非構造化データを扱うETLプロセスの重要性
RAGのSurvey論文についてをまとめ
かなり大量にまとめられています。
AIキャラクター開発フレームワークのChatdollKit、Difyに対応
その他ニュース
カカクコムが全社に生成AIを導入する際に「Dify」を選択
Notion/生成AIでPM生産性10X術
さくらインターネット、東南アジアにデータセンター
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今週もニュースが盛りだくさんの1週間でした。来週もどんなニュースがあるのか楽しみです!
今週もお疲れ様でした!
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