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昨日で投票が締切られた事から考える

昨日で衆議院議員選挙の投票が締め切られた。1週間以上も前に締め切られた。なので早々に投票してきました。

在外で投票された票は、それぞれの大使館の人が持って日本まで運ぶ。 人間が飛行機にのって”物理的に”運ぶ。世界に大使館が150あるとして、そこから1人ずつ150人が一斉に飛行機に乗って票を運ぶ。もって運ばないといけないので27日に間に合うように投票が早めに締め切られる。

DX(でじたるとらんすふぉーめーしょん:日本のDXはひらがな的)とかいうなら(せめて在外だけでも)オンライン投票を早く導入すればいいのにと思うが、そういうことをいうと必ず「どうやったら出来るか」という議論よりも前に「なぜ出来ないのか」「なぜしない方がいいのか」ということを滔々と語る人が湧いてくる。「でもできてる国もある」というと「なぜ日本はすべきではないのか」を語ってくださる。その国が失敗したり苦労してたりすると「だからいっただろ」という。(成功すると黙る。)

再生可能エネルギーだってそうだ。「なぜ日本ではできないのか」「なぜ日本には適さないのか」「するべきでない理由」を語る人が湧いていたし湧いている。そんなことしてるうちFukushimaがおこり、再生可能エネルギー普及はどんどん遅れて、せっかく国にお金があるうちにエネルギーセキュリティーを向上させる機会を失ってしまった。そういえば再生可能エネルギーを10%以上普及させると理論的に電力網の安定が保てないとかいう(おそらく電力会社関係の)専門家もいたような気がするが、大昔のことなので記憶はさだかではないが。ちなみに現在、ポルトガルの電力の70%近くは再生可能エネルギーからです。フランスでも30%ぐらい。日本は20%ぐらいかな。

(そういえば、昔の日本の原子力の会議で60歳ぐらいの教授が立ち上がり「若輩者ですが発言させていただきます」と言ったと友人が言っていた。真偽の程は不明だがあり得そうだとおもった。このノートに関係なさそうで関係ある話。)

夫婦別姓だろうがなんだろうが、必ず「どうやってやろう」の議論より前に「なぜ出来ないのか」「なぜすべきではないのか」という人がワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラと出てくる。

そういう人達と一緒にいると永遠に何もできないどころか、足をひっぱられる。でもそういう人達が多いのは「どうやったら出来るか」を考えるより「出来ない理由」を考えるほうが楽だから。

「出来ない理由」があればしなくていいから。