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大親友がやってくる2ー見かけ雑考
へえ、面白い。
しかも、実際に外見が変わらなくても、外見がこうであるという思い込み(いわばバーチャル)だけでも → (たぶん)Self-esteemに影響をあたえて→ 実際の実力にも影響するということなのか。「外見を変えるのが面倒臭いので、たとえ外見で損してもこのままが楽」と思ってる性格の人(私)でも、自分の外見はこうだと思い込む事でも効果あるんだ。
見かけって不思議だな。
今月はまた例の大親友がやってくるのだが、この彼女は「人は見かけによらない」の典型だ。
25年ぐらい前にアメリカで知り合ってから彼女と餃子を作るのはこれで何カ国目だろう。ポルトガルは多分7カ国か8カ国目だ。前回はアフリカだった。ヨーロッパでは2度目。今回も二人でまた大量の餃子を作って、そしてリスボンの街を歩く。私たちは二人とも還暦すぎのものすごく小柄(二人とも150cmぐらい)なアジアの女性で、見かけからするとバンコクの物売りのおばさんが二人で観光旅行に来て一緒にはしゃいでるみたいなのがしっくりする。なのに彼女は清華大学(北京にあるアジアNo1のすごい大学)の元教授で世界中の研究所で客員をし、知り合ったのは彼女が客員で教えていたバークレー大学という経歴なのだ。誰もどんなおばさんなのか見かけだけから経歴は想像できないとおもう。
だったら逆に経歴だけを知ってる人はどんな人物を想像するのかと、ためしに自分の履歴書をみせてAIに描かせてみた。
おおお〜〜〜 これが自分の経歴に合うべき見かけなのか?
「この人はきっとすごい経歴をもった人に違いない、どんな経歴なんだろう」と思ってる自分に気がついて苦笑する。AIが経歴だけから”判断”して描いた見かけというのは世間の思い込みとか偏見とか期待とかが凝縮されたものなのだろう。
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そして会社を去る時に同僚が書いてくれた私のイラストはこれ。
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本当の自分を紹介するなら間違いなく下の絵なので(私の場合は)上の絵をつかっても自己紹介には全然ならない。人の見かけってなんだろうな。不思議だ。
追記
そういえばこのオレンジ色のTシャツが好きだった。毎日どれを着ていこうかと選択するのも面倒なので、同じブランド(ユニクロ)の同じ型の同じオレンジ色という全くIdenticalなTシャツを10枚買って着まわしていたという人だったのに、この絵を見た時、みんなは私=オレンジのTシャツとおぼえていたという(当たり前といえば当たり前の)事実にちょっと驚いた。ちなみに大学院時代はいつも赤いジャージを着て研究室にいたので、赤いジャージの女といわれていたというのも後から聞いて驚いた。