シンガポールでのお金の増やし方〜⑨おすすめ証券口座と帰国後の扱い〜
ここではシンガポール在住者向けに「証券口座の比較とおすすめ」と「日本に帰国した際の銀行口座や証券口座の取扱い」についてご紹介します。
私はシンガポール在住7年目のサラリーマンで、現在2700万円ほどを運用しています。このうち1500万円ほどを実際にアメリカ株やリートで運用をしています。今のところ順調に資産を増やせています。
シンガポールは投資の利益に税金がかからないので投資には最適な国です。投資に興味がある人は是非チャレンジしてみてください。
本記事の内容は書籍「シンガポールでのお金の増やし方」の内容と同じです。すでに書籍購入されている方には重複となりますので予めご留意ください。書籍はお陰様でAmazon売れ筋ランキング1位、レビューも★4.5評価を頂いており多くの方にご購入いただいております。
各章Noteで切り売りもしていますので、必要そうなところだけの購入も可能です。是非よろしくお願いします。
①シンガポールの投資環境と優位性
②ポイント活用で賢く消費する方法
③銀行とクレジットカードのリベートシステム
④資産運用の前に押さえておきたいポイント
⑤シンガポールでのおすすめ資産運用
⑥シンガポールの貯蓄型保険に投資する
⑦シンガポールリートへの投資
⑧アメリカ株への投資
⑨おすすめ証券口座と帰国後の扱い
第9章 リートと株の始め方
この章では実際にシンガポールでリートや株式投資をはじめるステップを解説していきます。
難しいことは何もないですが、前もって理解をしておくとスムーズかと思います。
リートと株の取引の流れ
リートや株式投資は証券口座のオンラインプラットフォームで行うのが一般的です。流れとしては次のようになります。
証券口座を開く
入金する
銘柄を選ぶ
銘柄を買う
保有中に配当を受け取る
適切なタイミングで売る
リートや株式投資をするのに、まず必要なのが証券口座です。リートや株は証券会社を介して売買を行います。
証券口座の開設は店舗かネットで簡単にできます。店舗に行く場合は I would like to open a Brokerage Account と伝えれば大丈夫です。アメリカ株への投資も検討されている場合はその旨も伝えてUSD口座を開いておくと後から再度の申請をしなくて済みます。
ただ店舗に赴く時は余計な投資信託や保険等を買わないよう気をつけてください。中には手数料だけ高くてパフォーマンスの悪い商品もありますので、気になってもその場では決めずに内容をよく確認することをおすすめします。
口座開設の必要書類は各証券会社によって若干ことなりますが、通常次の3点です。
ID(EP/DPやパスポート)
Proof of Residence(SPサービス等の請求書コピー)
銀行口座
因みに口座は1つにしておいた方が管理が楽です。
特に日本に帰った後も継続取引をする場合、帰国後は確定申告が必要になります。この際に証券口座が複数あると非常に面倒なことになります。
証券口座ができたら入金をします。やり方は証券会社によって異なりますが、銀行口座を紐づけて預金口座からの振込が可能です。
入金が済んだら、銘柄を選んで購入します。注文画面で銘柄の名前やティッカーを入力して数量、買い方を決めて購入をクリックすれば完了です。
買い方は通常MarketとLimitの2種類が用意されています。
Marketとは成り行き注文のことで、今のマーケット価格で買う方法です。とにかく早く購入したい時に使います。
Limitとは指値注文のことで、自分の希望する価格で買い注文を入れる方法で、指定した価格又はそれより有利な価格で購入できる方法です。
例えばA17U Ascendasが2・8ドル の時にそのまま2・8ドルで買うのがMarket注文で、これを2・78でで買いたい場合はLImit注文で2・78ドルと入れます。無事2・80ドルから2・78ドルに下がればLimit注文成立となります。
値動きが激しくない時はMarket注文で問題ないと思いますが、買いたい金額が決まっている場合はLimit注文が便利です。
無事リートや株が購入できたら、保有株の一覧に購入した銘柄が並びます。通常は保有している数量、購入時の単価(複数回購入しているものは平均単価)、損益などが確認できます。
証券口座のオンライン画面以外にもスマホの株価アプリなどを活用して保有銘柄の価格が簡単に確認できるようにしておくと、保有株ウォッチするのに便利なのでおすすめです。
多くの証券会社はスマホ用のアプリも提供していますが、もし使い勝手が悪ければinvesting.comというアプリが使いやすいので試してみてください。保有株を手入力する必要はありますが、情報量も多く、株価がいくらになったらメールでアラートをもらうなどの設定も出来るので便利です。
配当分配のある銘柄に投資をした場合は、年に2~4回ほど配当を受け取ることができます。通常配当は現金で証券口座に入金されますが、リートの銘柄の中にはDRPといって配当を再投資できる銘柄もあります。こういった銘柄は保有中にファンドからメール、レターがくるのでその際に設定可能です。
最後のステップは銘柄の売却です。自分の求めていた利益が確保できたらとき、もしくは逆に損が出ている時にこれ以上の損をださないよう売却をします。売却の際も買いのときと同様、Market (成行)とLimit(指値)があります。
一時も早く売却したいときはMarket, 特定の価格で売却したい際はLimitを使うことになります。
シンガポールの証券会社各社比較
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