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京都造形芸大にて領域横断型プロジェクト成果展を開催


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京都造形芸術大学ULTRA FACTORYの拡張計画から始まった、領域横断型プロジェクトEXPANSIONの成果展“EXPANSION EXHIBITION”を開催いたします。

ULTRA FACTORYは、2008年に本大学に設置された共通工房です。この共通工房は在籍する全学生が利用でき、いくつもの優れたプロジェクト型の実践教育を実施してきました。
2016年、学生の要望と創作方法の多様化を踏まえ共通工房の拡張計画が立ち上がりました。この拡張計画はデザイナーの長尾崇弘と数名の学生によって
“ULTRA Renovation”というプロジェクト名で始動し、参加者が増えるにつれ計画も多様な展開を見せ、新工房の設置、機材や備品の充足、什器の設計及び制作、
サインデザインの刷新、工房を利用した講義の設計、運営方法の提案など多岐に渡り活動を行うようになりました。それを受けて、プロジェクト名をULTRA Renovationから
ULTRA EXPANSIONへと改めました。


「EXPANSION」という言葉の意味は拡張・拡充・展開です。
制作を行う際、つくりたいモノにあわせて知識や技術を学ぶ必要に迫られます。それらは非線形で分散的な学びであり、領域をこえて散在するそれらを見出すことは
容易ではありません。個々人が互いに教え合うことでそれらを見つけ出し、繋ぎあわせていくことにしました。膨大な試作と議論を繰り返し、相互に批評を行うことで、
領域を横断した知見の獲得と個々人の専門性を高めることを試みました。これは多様な学科の学生で編成されているEXPANSIONであったからこそ可能な取り組みだと
思います。ULTRA FACTORYは拡充され我々の計画も完了を迎えました。つくりたいモノがつくったモノになるにつれ、取り組みや成果を大学の内外から評価していただけるようになり、
拡充計画以外へと活動の幅をひろげることができました。そこで、ULTRA EXPANSIONは冠を外し、EXPANSIONと成りました。
展示では、ULTRA拡充計画だけでなく、3年間の取り組みをご覧いただけます。知見を隠すではなく、共有財産としてあるべきです。EXPANSIONは新しい領域を
産み出し多くの知見を得ました。その領域や知見を展開し、領域の開発や新しい学びを促すことを、展示を通して試みます。EXPANSIONの活動はこの展示をもって
終了となります。組織という囲いがなくなることで霧散していくのではなく人や知見が散逸し、誰もが利用可能な大きな繋がりへと成長することを願い、活動の区切りと致します。
ぜひご高覧くださいませ。

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京都造形芸術大学
EXPANSION マネージメント・広報担当
近藤 ほの花
090 1298 4329
contact.to.ue@gmail.com