台湾の客車急行を追って #9
台南で501次を見送ると、午後の554次まで時間がある。今日は土曜日ということで旧新営糖廠(砂糖工場)の「五分車」を見に行く。台南から30分ちょっとの新営駅を出て、台南方向に少し歩くとナローの線路が敷かれている。
もともとこの先のヤード・機関区のあるところから郊外へDL牽引の観光列車が走っていたが、その区間は運休中。逆に台鉄駅側に延伸(復旧)して1kmくらいの短い区間を週末に運行中とのこと。
車両も近隣の別の製糖工場で保存されていた気動車を修繕して持ってきて運転している。観光用のいわゆるトロッコ車両よりはこちらの方が趣きもあって好感が持てる。土曜日は910発から運転されるようだ。
スーツケースをゴロゴロ転がして中間にある踏切まで歩く。青空で気持ちのよい天気だが、気温はどんどん上昇して暑いくらいになっている。まずは、巨木の下にあるヤード跡の信号所のような建物の横から撮影を始めてみた。