カウントダウンS
阪神芝1200mでのレース。去年は中山がカウントダウンSだったが、今年は阪神がカウントダウンSらしい。スタートは平坦だが、最後の1Fまでは緩やかな坂が続き、最後は一気に駆け上がる。Bコース替わりで内枠の先行~差し馬が有利。
メイショウエニシア
前走は知立Sで2着。前走は逃げ宣言かつ同型がおらず、楽にハナを取れた。この馬のペースで行けて最後まで粘ったし、勝ち馬とは決め手の差が出ての2着。ペースも緩めず、好騎乗だった。2走前は超ハイペースで差し決着となってしまい、6着。外の馬の方が早かったがハナを奪い返しての結果。その中でも6着に粘っているのは評価。3走前は道頓堀Sでクビ差の2着もグレイトゲイナーはスローで楽なペースだった。4走前は逃げたが、最内が悪い馬場で5着。今回はBコース替わりで内枠ということで楽にハナを取れるだろうし、ペースもコントロールできる。ここはクラス抜けのチャンス。
スコールユニバンス
前走は中京1400mでスタートが悪く、後方の競馬になったが、最後は脚を使っての5着。勝ち馬からは0.5秒差。2走前は白秋Sで東京1400mだったが、また出遅れて12頭立ての8着。3走前は京都1400mの長岡京Sで直線は脚を余す結果になり、10着。昇級してから掲示板はあるもののなかなか嚙み合わず、後方からの差しばかりになっている。斤量も重くなっているし、距離短縮でペースが速くなり、おいて行かれると思われる。ここはまずは様子見が妥当か。
エイシンフェンサー
開催が進んで馬場が荒れてくればプラスという厩舎コメントがあるが、コース替わり3日目でそこまで荒れていないと思われる。4走前にダートから芝に戻して1着。その後、ここに至るまでの複勝率は100%で前走は昇級戦でハンデ53㎏の中で0.2秒差の3着と好走。ただしすべて函館や札幌、福島とローカルでの結果となっている。おそらく時計のかかる馬場の方がよい。4走前はゲートが速く、2番手から好位抜け出しをはかって1着。落ち着いた流れで前が楽な展開だった。2戦目は1戦目と同様函館1200mで調教師の指示で控える競馬をして3着。ゲートは速かったが、9頭立ての3番手に控えた。結果的には前が有利な展開となってしまったが、控えても問題はなかった。2走前はHBC賞で札幌1200m1着。控える競馬を学んだおかげで4番手からスムーズに流れに乗って完勝。前走は頭数が増えて16頭立てとなったが、スムーズな競馬をして3着。昇級戦でも通用した。ただ平坦小回りが得意なタイプといわれているように、ここは試金石となる。
ブレスレスリー
3勝クラスは0-0-3-7。前走は好位でレースを進めたが、直線は内にもたれてじりじりと交代して14着。意外なほどに脆かった。2走前は前潰れで3走前は早仕掛け、4走前は内馬場がだめなトラックバイアス。5走前の佐世保Sは水準時計よりも0.5秒速く、時計が優秀な中での3着。しかもプラス18㎏で余裕があった中での結果。2勝クラスは中山で勝っているものの、もしかした急坂が苦手なのかもしれないと思わせるくらいの前走。前走の敗因は謎だが、いつものポジションで運べるなら今のトラックバイアス的にはプラスに働きそう。
ミルトクレイモー
前走は京都芝1200mで1着。昇級戦となる。除外続きになってしまっており、状態がぎりぎりだったが、それでも辛抱して1着。内容としても完勝で残り100mで一気に抜け出して後続に2馬身近い差をつけた。2走前は休み明けの分だったのかも分からないが、全く力を出せずに10着。かつては阪神のさざんか賞でレコード勝ちしているように阪神は得意。前走よりも上積みはありそうだし、昇級戦で得意舞台ならここは連勝もあり得る。
プロスペリダード
目下3連勝中でダートから芝に替わってから連帯率は100%。そのほぼすべてが逃げか番手につけているが、1200mに短縮してからは3連勝。その内訳は未勝利戦小倉1200mで1勝、1,2勝クラス阪神1200mで2勝。前走は休み明けの分、いつもよりは二の足が遅かったが、それでも途中でハナを奪い、直線も手ごたえよく伸びて1馬身差の1着。時計も問題ないし、叩き2戦目ということを考慮してもここは通過点か。3歳牝馬で斤量が55㎏というのも後押ししている。今回も内枠先行馬が有利となっているが、問題点は鞍上がずっと乗っていた岩田ミライから藤岡弟に乗り替わること、メイショウエニシアが意地でもハナを取るということか。逃げなくてもいいが、メイショウエニシアがハイペースで逃げるのでこれに対応できるかどうかがカギ。
アビエルト
前走は知立Sで3着。3勝クラスは0-0-1-6。中京1200mが得意で左回りがよい。前走は頭数も少なく、離れた2番手で進めるもメイショウエニシアにクビ差敗れての3着。ここ4走はすべて左回りを使ってきているが、右回りのだと5走前の阪神1200mの水無月S11着。前走はやや恵まれた感じもあるし、前で競馬したのがよかったと思う。今回も前々で進めたいようだが、前々の馬はメイショウエニシア、プロスペリダートがおり、結構強い2頭となる。ここは厳しいかもしれない。
マイネルレノン
長期休養明けで厩舎コメント的にはまずは叩いてからという感じ。1200mのレースでは掲示板から外してはいなかったが、前走は先行して9着と敗れた。ただし、1月からコンスタントに1か月ごとに使ってきていたので疲労もたまっていたとは思われる。まずは慣れが必要らしいが、1200mの成績を見る限り普通に走れそう。
メイショウドウドウ
3勝クラスは0-0-0-7。8歳馬でもう上積みもないし、3勝クラスで頭打ち状態。ポジションも後ろの方ながら末脚も届くほどではないのでここは見送り。
オルダージュ
裂蹄で11か月半の休養明け。3勝クラスの成績も0-0-0-10で頭打ちとなっており、ここは見送り。
エグレムニ
4か月の休養明け。3勝クラスの成績は0-1-1-10前走は小倉1200mで8着。道悪や荒れ馬場の方がよく、時計がかかる方がいい。テンにはついていけないタイプで馬場が速いと掲示板外。今の阪神だと分が悪いか。斤量も58㎏だと厳しい様子。洋芝で末脚を活かす競馬がよさそう。
スーサンアッシャー
3勝クラスの成績は0-0-0-5。前走は清水Sで初めて掲示板に載っての4着。しかも2着からはクビ→クビ差。京都の下り坂で勢いがついてそれでハミを取ってしまい、ゴール前で甘くなってしまう。折り合いが悪く、ゴール前では粘っていたが、それでも4着。鞍上がノリで今回も継続騎乗していることを考えるとどこかでうまく乗ってきそう。速い上りは使えているのでうまく折り合えることができれば。いきっぷりがいいということから今回は1200mを試してみるらしく、メイショウエニシアもいるのでやや速い展開は却って折り合いが合うか。もしかしたら一発あるかも。
アネゴハダ
前走は浜松Sで2着。3勝クラスは0-2-1-4だが、前走の連対は1年ぶり。当時はまだ斤量が53㎏だったし、去年のCBC賞も斤量49㎏で参戦しており、斤量の恩恵が大きかった。今年に入って定量になってしまい、ずっと56㎏を背負って走っているがそこで結果が伴っていなかった。前走は斤量にも慣れてきたし、脚も貯めることができた。ただ最近はいいところで競馬をやめてしまうという気性になっているらしく、前走は鞍上が頑張って辞めさせないようにした結果。また左回りの方がいいらしく、右回りでは結果が出ていない。また外枠に入ってしまったこともあり、折り合いをうまくつけられるかが課題。
テイエムイダテン
3勝クラスでは通用しない。相当な恩恵がなければ。
ハギノメーテル
3勝クラスは3戦して0-0-0-3。2走前は格上戦でルミエールオータムダッシュに出走するも13着。前走は押して逃げたが、残り1Fで一気に交わされて7着。3走前は中山芝1200mで外枠に入ってしまったので逃げずに後方だったが終始外を回されて差す形になっての5着。開幕週の定量戦でもここまでやれたのは収穫だったが、時計は標準。今回も大外に入ったし、内にはメイショウエニシアがいるのでここは無理に逃げずに差す競馬をするだろう。そうなると今の馬場ではきついので軽視。
クムシラコ
時計面に限界があり、道悪がいい馬。今の馬場とはマッチしない。
逃げが有利というわけではないし、前走同様メイショウエニシアが飛ばして逃げる展開なら好位差しの馬を狙いたい。
◎ミルトクレイモー
〇プロスベリダート
▲メイショウエニシア
☆スーサンアッシャー
△ブレスレスリー、エイシンフェンサー、アネゴハダ
メイショウエニシアの逃げでプロスベリダートがついていけるならプロスベリダートは相当強い。今回はミルトクレイモーの方を狙いたい。ただメイショウエニシアが予想に反してスロー逃げする場合はメイショウエニシアが1着になる可能性が結構高いと思う。その場合はプロスベリダートに競られる形になると思うけども。