報知杯弥生賞ディープインパクト記念

アームブランシュ
前走は葉牡丹賞で後方から追い込むも多少差を詰めるだけの9着。2走前は放牧明けで+20kgも成長分に思える。出遅れて後方から進めて危なげなく押し切って1着。前走の負け方から見るにあんまりここは強気にはなれない。出遅れ癖をもうちょっと解消してほしい。

グランヴィノス
京都記念は6着だが、まだ力が足りていなかったと言う印象。この中間でどのくらい成長したか。ポテンシャルについては疑う余地はない。中山の内回りや輸送も今回は初めて。

ゴッドファーザー
新馬戦カルロヴェローチェ組。次走は順当勝ちで後続には10馬身差の1着。休養が長いが、この中間でどのくらい成長したかは楽しみ。

グリューネグリーン
京都2歳Sは1着もホープフルSは11着。1コーナーで不利を受けたとは言え、トップナイフが楽に逃げる展開で6番手から着順を落とすのは正直微妙。デムーロは気持ちの問題もあるかもと言っていたが。前走よりは前々で運びたいし、今回は小頭数に変わってゴチャつきも解消されるだろうからマシな競馬はできそう。また京都2歳Sは直線で外に張る面が見られており、これで後続は少し邪魔された。このことを考えると京都2歳Sは割と展開が向いたとも言えるし、今回は人気するようなら軽視。能力としては抜けているわけではなさそう。

セッション
3戦して1-0-2-0。スタートセンスが良く、競馬もうまい。まだ太い馬でもう少し減らしたいが、その中でも強い勝ち方ができたし、まだまだ上積みの見込める馬。1週前はオープン馬に先着しているし、まだ前が有利な中山に鞍上にムルザバエフを迎えるのなら期待はできる。

タスティエーラ
共同通信杯は惜しい4着。勝ち馬の後ろをつけたかったようだが、ポジションは後ろになり、直線で追い出すもジリジリ伸びて4着。切れる脚が無さそうなので前々で競馬したい。その点中山に変わるのは良さそう。

以下は共同通信杯のメモ。
"新馬戦1着でいきなり重賞へ。ただ新馬戦は返し馬からキョロキョロして周りを気にしており、スタートしてからも前を追いかけようとするそぶりも。前に壁を作れたからいいもののまだレース慣れをしていない点は不安。最後の1ハロンだけのレースという感じで後続には3.5馬身差の圧勝もキャリアの浅さに目を瞑ることができない。強いんだろうけど人気をするようなら流石に軽視したい。"

間隔が詰まってるのも気になるし、課題が多い。

トップナイフ
ホープフルSは2着。

以下はホープフルSのメモ。
”すでにキャリア6戦とデビュー5か月にしてかなり使っているが、前走の京都2歳Sではアタマ差の2着。放牧なしにここまで使ってきて疲労面の心配はかなりあるが、前走は4コーナーで内から張られる不利を受けた中でも盛り返しての2着。能力は相当。またコーナー2回の競馬も脚質的に合っており、中山2000mのコースはプラスだとは思われる。負けたレースも左回りの中京2000mだったし、右回り2000mなら軽視したくはない。ただ馬場的に前々で運ぶ馬はどうかといったところ。前走のように控えて差す競馬ができれば。”

ホープフルSは逃げてペースを落として前残りの展開を作り、2着に粘り込んだ。前走と同じコースで開幕序盤なら前は有利な流れ。ただここで賞金を積む必要も特にないので叩きできているのか。にしてもももうデビューしてから8戦目とかなり使い込まれているし、普通にここも仕上げてきそう。

トーアライデン
こっちに出てきたら能力的には厳しい。

フォトンブルー
新馬勝ち後は黄菊賞9頭立て6着、エリカ賞10着と続けて敗北中。新馬戦は太くて緩く、勝てるのかもわからなかったが、きっちり勝った。シルバーステートの弟で能力は保証されている。成長の余地は残されているが、ゆったりとした成長曲線を描いている。黄菊賞は重馬場で出遅れたというのも影響したし、まだまだ太かった。前走は出遅れた上に隣のキミノナハマリアに寄られて2馬身近い出遅れとなった。そんな中で向正面でポジションを上げて12番手から3番手に上り、最後は10着で入線。前走は不利が大きいうえに捲りに失敗しているので度外視しても良さそうで、黄菊賞もコンディションが悪く、度外視できる内容。今回は良馬場での施行になる上に、この中間でどのくらい馬体が締まったか注目。かなりの上積みの余地がある馬なので期待したい。

ヨリマル
デビューは阪神2000mで6着。2番手追走も直線は伸びあぐねたが、コーナリングで外にヨレたジャスティンレオンのあおりを受けて外に振られる不利もあった。その後もじりじりと伸びてはいたが、勢いをそがれてしまっていた。2戦目はしっかりと巻き返して2着だが、こちらも外枠で1コーナーではバランスを崩したし、うまく位置を取れなかった。3戦目も2戦目と同様中京2000mで1着。新馬戦、2戦目と不利や不運が重なった部分もあるので、前走が真価を発揮できたと見たい。遅生まれでまだまだ上積みのある馬なのでこれからにも期待はしたい。

レヴォルタード
新馬戦はタイセイクラージュに完敗の2着。緒戦はルメールが1600mの方がいいかもとコメント。2戦目は2000mに延ばして1着。テンションが高く、なんとか折り合えたという感じで速い流れでも脚色衰えず。ただ、折り合いの悪い馬でスローペースに落ち込むと厳しいし、ルメールがうまくやった感があり、武史に乗り替わるのは少々マイナス。中山に替わるのはおそらくプラスに働くが、未勝利上がりで気性難も相まってあまり積極的には買いたくない。

ワンダイレクト
新馬戦はインでロスなく回って、直線は鋭く伸びて1着。2戦目は中京2000mの若駒Sで2着。賢い馬で競馬がうまいのでここは素直に買い。ただ先頭に立つとふわふわしてしまったり、まだ甘い面もある。セッションには先着しているし、特に軽視しなくても良さそう。


印は
◎ワンダイレクト
〇フォトンブルー
▲トップナイフ
☆タスティエーラ
△ゴッドファーザー、セッション、ヨリマル

頭数も少ないし、人気どころをバッサリと切りたい。
グランヴィノスは京都2歳Sの内容からもあまり強気に離れないし、輸送もあるし、ここは様子見したい。レヴォルタードも武史に乗り替わりなのと気性面から軽視。タスティエーラ、トップナイフ辺りは普通に強いと思う。グリューネグリーンも京都2歳Sは恵まれた展開があるのでここは軽視。
フォトンブルーはこの中間での成長に期待している。あまり成長の余地が見られなかったり、馬体重が落ちていなければ評価は一気に下げることになりそう。
あと長期休養明けだが期待しているのはゴッドファーザー。新馬戦ミッキーカプチーノ組はとにかく強い。ヨリマルも上積みに期待かな。

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