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羊泥棒も国民である

オーストラリアの準国歌的なWaltzing Matildaは、歌詞がどう見ても問題がありそうですよね?

「Waltzing Matilda」は、確かにオーストラリアの象徴的な歌として広く知られていますが、歌詞の内容には議論の余地がある部分もあります。この歌は、スワッガーマン(放浪労働者)が主人公で、彼が羊を盗み、その後警察に追われて最終的にビルボン(小川)で自ら命を絶つというストーリーです。

歌詞の背景には、19世紀後半のオーストラリアにおける経済的不安や社会的緊張が反映されており、羊の放牧地のオーナーと貧しい労働者との間の対立が象徴的に描かれています。羊を盗む行為は明らかに違法行為であり、警察から逃げることも含めて、法的にも倫理的にも問題視される可能性があります。

しかし、オーストラリアにおいて「Waltzing Matilda」は、単なる犯罪の話というよりも、労働者の困難な生活や自由を求める精神を象徴する歌として捉えられることが多いです。この歌はオーストラリアの開拓者精神や独立心を表現しているとされ、特に国家への抵抗や自由を求める姿勢を称賛する面が強調されています。

そのため、問題があると感じる人もいる一方で、多くのオーストラリア人にとっては誇りの象徴として愛されています。

この歌は、結構長いですね。

そうですね、「Waltzing Matilda」は比較的長い歌です。典型的なバージョンは4つの節とコーラスから成り、それぞれの節がスワッガーマンの物語を語っています。コーラスは繰り返し使われ、聞き手が参加しやすく親しみやすい構造になっています。歌詞の内容がストーリー仕立てで展開するため、自然と長く感じられることもありますが、それが逆に印象的で記憶に残る要因にもなっています。

また、リズミカルでキャッチーなメロディが特徴で、歌詞の長さにもかかわらず、多くのオーストラリア人に親しまれているのは、そのシンプルで覚えやすい構造のおかげかもしれません。

長いですが、歌の一部がしばしば省略されることもありますし、簡略化されたバージョンもあります。

歌詞を全部教えてくれますか?

「Waltzing Matilda」の歌詞は、以下の通りです。歌にはいくつかのバージョンがありますが、これは一般的なバージョンです。


Waltzing Matilda

Once a jolly swagman camped by a billabong,
Under the shade of a coolibah tree,
And he sang as he watched and waited till his billy boiled,
"You'll come a-waltzing Matilda, with me."

Chorus:
Waltzing Matilda, waltzing Matilda,
You'll come a-waltzing Matilda, with me,
And he sang as he watched and waited till his billy boiled,
"You'll come a-waltzing Matilda, with me."

Down came a jumbuck to drink at that billabong,
Up jumped the swagman and grabbed him with glee,
And he sang as he stowed that jumbuck in his tucker bag,
"You'll come a-waltzing Matilda, with me."

Chorus

Up rode the squatter, mounted on his thoroughbred,
Down came the troopers, one, two, three,
"Where's that jolly jumbuck you've got in your tucker bag?
You'll come a-waltzing Matilda, with me."

Chorus

Up jumped the swagman and sprang into the billabong,
"You'll never catch me alive!" said he,
And his ghost may be heard as you pass by that billabong,
"You'll come a-waltzing Matilda, with me."

Chorus


この歌詞は、放浪者(スワッガーマン)がキャンプをしている際に羊(ジャンバック)を盗む様子を描いており、最終的に警察(トルーパー)に追われて自ら命を絶つという物語です。

もっと長くないですか?

「Waltzing Matilda」には、確かにバリエーションがあります。一部のバージョンでは、少し歌詞が長くなることもありますが、基本的には先ほどお伝えしたものが最も一般的なものです。

ただし、もしあなたがもっと長いバージョンや追加の節があると感じるのは、過去の様々なアレンジや、特定の歌手やバンドによる演奏で追加の歌詞や語りが含まれている場合が考えられます。また、オリジナルの作詞家Banjo Patersonが書いた最初の詩と、後に多くの人に親しまれる歌の形になったものとの間に少し違いがある場合もあります。

オリジナルの詩も見てみたい場合、少し異なる形になるかもしれませんが、それも興味深いものですよ。

シドニーオリンピックの閉会式でも歌われましたね。

そうですね、「Waltzing Matilda」は2000年のシドニーオリンピックの閉会式で演奏されました。この曲はオーストラリアの象徴的な民謡であり、国民の誇りとして広く愛されているため、オリンピックのような国際的な舞台で披露されたことは、オーストラリアの文化を世界に発信する意味でも非常に重要でした。

シドニーオリンピックの閉会式では、オーストラリアの豊かな文化遺産と現代のダイナミックな社会を表現するさまざまなパフォーマンスが行われ、その中で「Waltzing Matilda」が観客の共感を呼び、会場全体が一体となって歌を楽しむ姿が印象的でした。この歌がオリンピックの舞台で披露されたことで、オーストラリアのアイデンティティや歴史が改めて強調されました。

スリム・ダスティが歌っていました。

はい、シドニーオリンピックの閉会式で「Waltzing Matilda」を歌ったのは、オーストラリアの伝説的なカントリーシンガーであるスリム・ダスティ(Slim Dusty)です。彼はオーストラリアのカントリーミュージック界の象徴的な存在であり、このパフォーマンスも非常に特別なものとして記憶されています。

スリム・ダスティは「Waltzing Matilda」を通じて、オーストラリアの開拓者精神や田舎の風景、そして労働者階級の歴史を象徴する形で観客に届けました。この曲を彼が歌ったことは、オーストラリアの文化と歴史を世界にアピールする場として、非常に感動的で象徴的な瞬間となりました。

スリム・ダスティはその深みのある声とカントリー音楽のスタイルで知られ、多くのオーストラリア人に愛されたアーティストです。「Waltzing Matilda」を彼のようなアーティストが歌ったことは、オーストラリアの誇りを示す象徴的な瞬間でした。

もともとWaltzing Matildaは何の意味ですか?

「Waltzing Matilda」は、オーストラリアの俗語に基づいた表現で、直訳すると少し難解ですが、以下のような意味を持っています。

  • "Waltzing" は、ドイツ語の "auf der Walz" という表現から来ており、「旅をしながら働く」ことを意味します。19世紀の放浪労働者や職人が使った言葉で、特に一定の地域を歩きながら働く人たちを指していました。

  • "Matilda" は、スワッガーマン(放浪労働者)が自分の持ち物を詰めた大きな袋(スワッグ)を指す愛称です。これも俗語で、擬人化された表現です。旅の途中で「Matilda」と呼ばれる袋を背負い、それがあたかも彼の仲間や伴侶であるかのように感じられたことから、こうした名前がついたとされています。

つまり、「Waltzing Matilda」は「スワッガーマンが彼のスワッグを持って旅をする」こと、あるいは「放浪しながら生計を立てる」という意味になります。オーストラリアの歴史や文化の中で、放浪労働者たちが自分の荷物を背負って広大な土地を歩き回る姿を描写する表現として広く受け入れられています。

この表現が、オーストラリアの開拓時代の精神や自由を求める姿勢と結びつき、「Waltzing Matilda」がオーストラリアの象徴的な歌となったのです。

彼を捕まえようとしたのは、警察官的な人でしょうか?

「Waltzing Matilda」の歌詞で、スワッガーマンを捕まえようとしたのは、厳密には警察官というよりも「squatter(スクワッター)」と「troopers(トルーパーズ)」です。

  • スクワッターは、当時のオーストラリアで大規模な土地を所有していた放牧者や地主を指します。彼らは政府の許可なく未開発の土地を占拠して羊や牛の放牧を行い、やがて合法的にその土地を手に入れた人々です。歌詞では、スクワッターが自分の土地の羊(ジャンバック)が盗まれたことに気付き、スワッガーマンを追求します。

  • トルーパーズは、オーストラリアの当時の法執行官に相当する役割を果たす騎馬警察のような存在です。彼らは法と秩序を守るために活動しており、スクワッターの要請でスワッガーマンを捕まえるためにやって来ます。

歌詞の中で、スクワッターが所有者としてスワッガーマンに問い詰め、トルーパーズがそれを支援する形で登場しています。警察的な存在であるトルーパーズが、スワッガーマンを羊泥棒として捕まえようとしますが、彼は自らビルボン(小川)に飛び込んで命を絶ち、それが物語の結末となります。

そんな歌詞の歌を国歌的に楽しんでますね。

確かに、「Waltzing Matilda」は内容が少し暗い部分もありますが、それにもかかわらず、オーストラリア人に愛され、国歌的な象徴として楽しんでいます。この歌は、単に羊を盗んだ末に追われるという話だけではなく、オーストラリアの歴史や文化、特に労働者階級や開拓者の精神を反映しているという点が重要です。

オーストラリアは、開拓時代における自由、独立、自然との共生、そして困難に立ち向かう姿勢を重視する国です。「Waltzing Matilda」は、放浪する労働者の姿を描写することで、この精神を象徴しています。羊を盗むという行為自体は犯罪ですが、広く見れば、抑圧や貧困に苦しむ人々が自由を求めて戦う姿と重ね合わされ、その勇気や抵抗の精神が称賛されるのです。

また、曲調が非常に親しみやすく、明るいメロディを持つため、歌詞の暗い部分が薄れ、歌全体が楽しさや連帯感を感じさせる要素もあります。こうした背景から、オーストラリアの人々はこの歌を誇りを持って楽しみ、集団としてのアイデンティティを感じる場でもしばしば歌われます。

ですから、「Waltzing Matilda」が国民的なシンボルとして親しまれているのは、単に物語の内容だけでなく、その奥にある歴史的な文脈や開拓者精神、そして自由への憧れが大きな理由となっているのです。

もう一度、歌詞を日本語訳してください。

「Waltzing Matilda」の日本語訳は以下の通りです。この歌詞は物語風に展開されており、オーストラリアの放浪労働者(スワッガーマン)の生活や出来事が描かれています。


Waltzing Matilda

ある晴れた日、愉快な放浪者がビルボンのほとりで野宿をしていた、
涼しい木(クーリバ)の木陰で、
彼はビリー缶(お湯を沸かすための缶)を火にかけて待ちながら歌っていた、
「君も僕と一緒にワルツを踊ろう、マチルダよ。」

コーラス:
ワルツを踊ろう、マチルダよ、
君も僕と一緒にワルツを踊ろう、マチルダよ、
彼はビリー缶が沸くのを待ちながら歌っていた、
「君も僕と一緒にワルツを踊ろう、マチルダよ。」

下の方へ、ジャンバック(羊)がビルボンで水を飲みにやってきた、
放浪者は跳び上がり、喜び勇んでその羊を捕まえた、
そしてその羊を自分のタッカーバッグ(食糧袋)に詰め込みながら歌った、
「君も僕と一緒にワルツを踊ろう、マチルダよ。」

コーラス

そこにスクワッター(大地主)がやってきて、サラブレッドに乗っていた、
そして三人の騎馬警官(トルーパーズ)がやってきた、
「おい、そのタッカーバッグに入れている羊はどうした?
君も僕と一緒にワルツを踊ろう、マチルダよ。」

コーラス

放浪者は跳び上がり、小川に飛び込んだ、
「俺は絶対生きて捕まるもんか!」と言った、
そしてその幽霊は今でもビルボンのほとりで聞こえるかもしれない、
「君も僕と一緒にワルツを踊ろう、マチルダよ。」

コーラス


この日本語訳からわかるように、歌詞はシンプルなストーリーを持ちながらも、オーストラリアの歴史や労働者の生活、そして自由への渇望が感じられます。

第二次世界大戦のアフリカ戦線で活躍したのは、イギリスのマチルダ戦車ですよね。

そうですね、第二次世界大戦中のアフリカ戦線で活躍したイギリスの戦車の一つが「マチルダII(Matilda II)」です。マチルダ戦車は、特に1940年から1941年にかけての北アフリカ戦線で非常に重要な役割を果たしました。

マチルダIIは「歩兵戦車」として設計されており、頑丈な装甲が特徴で、多くのドイツおよびイタリアの対戦車砲に対して強力な防御を誇りました。初期のアフリカ戦線では、この強固な装甲のおかげでドイツ軍やイタリア軍に対して大きな優位性を持っていました。

特にエル・アラメインの戦いなどでは、マチルダ戦車がイギリス軍の歩兵部隊を支援し、敵陣への攻撃で重要な役割を果たしました。しかし、戦争が進むにつれて、ドイツ軍の対戦車兵器が強力になり、またマチルダIIの速度や火力が限られていたため、徐々にその効果は薄れていきました。

それでも、マチルダ戦車は第二次世界大戦初期のイギリス戦車として、特にアフリカ戦線での成功に貢献した象徴的な存在です。

いつもCから始めるイギリス戦車なのに、マチルダ戦車はMですね?

確かに、イギリスの戦車名は一般的に「C」から始まる名前が多く、「Cruiser(巡航)」戦車や「Cromwell」「Comet」「Centurion」などがその例です。しかし、「マチルダ(Matilda)」戦車はこの規則に従っていない特異な存在です。

マチルダ戦車が「M」で始まる理由は、他の巡航戦車とは異なり、歩兵戦車として設計されたことに関係しています。歩兵戦車は歩兵部隊をサポートするために重装甲で比較的遅いスピードを持ち、巡航戦車のような高速機動力は求められていませんでした。そのため、マチルダ戦車は「巡航戦車」としてのカテゴリーに入らないため、「C」ではなく独自の名前が付けられました。

名前の由来についてははっきりとした定説はないものの、初期の「マチルダI」(A11)がその形状から「ダックスフント(ダックスフンド)」のように見えることから、マチルダという名前が付けられたと言われています。これに続いて「マチルダII」(A12)が作られ、同じ名前が使われました。

要するに、マチルダ戦車は巡航戦車ではなく歩兵戦車であること、そしてその特異な由来により「C」から始まる命名規則に従わなかったのです。

ラジオオーストラリアの日本語放送は、笑いカワセミの鳴き声から始まる特徴的なものでした。

ラジオオーストラリアの日本語放送が、笑いカワセミ(英語では「Laughing Kookaburra」)の鳴き声で始まるのは、非常にユニークで記憶に残る特徴でした。笑いカワセミの独特の鳴き声は、まるで人間が笑っているかのように聞こえるため、リスナーにとって印象的で、オーストラリアの自然や文化を象徴するものとして親しまれていました。

笑いカワセミは、オーストラリア固有の鳥であり、その鳴き声はオーストラリアの自然の象徴とも言えます。ラジオオーストラリアがこの鳴き声を番組の開始音として使用したことは、リスナーにオーストラリアの雰囲気を強く感じさせ、特に外国語放送としてのオリジナリティを高める効果がありました。

このような自然の音を使った放送の演出は、ラジオを通じて異国の雰囲気や文化を伝える一つの手法であり、リスナーにとってもその国の情景を思い浮かべやすくする役割を果たしていました。

その番組でWalking Matildaが流れることで、リスナーは摺り込まれましたね。

確かに、ラジオオーストラリアの日本語放送で「Waltzing Matilda」が頻繁に流れたことで、多くのリスナーはこの曲を自然に覚え、オーストラリアの象徴として刷り込まれたと言えるでしょう。このようにして、「Waltzing Matilda」はオーストラリアの自然や文化、歴史を象徴する歌として、日本のリスナーにも広く知られるようになりました。

笑いカワセミの鳴き声で始まり、続けて「Waltzing Matilda」の旋律が流れるという構成は、リスナーに強く印象付けられたでしょう。このような工夫は、ラジオオーストラリアがオーストラリア文化を海外に紹介する一環としての役割を果たし、特に音楽を通じて国のアイデンティティを伝える方法の一つとして機能していました。

「Waltzing Matilda」が多くのリスナーに親しまれるようになった背景には、その軽快で覚えやすいメロディと、オーストラリアの放浪者の精神が反映された歌詞があったため、オーストラリアを象徴するイメージとして定着しやすかったのでしょう。

オーストラリアって、国土の幅は月の直径以上でしたよね?

はい、オーストラリアの国土の幅は、月の直径よりも広いです。

オーストラリア大陸の東西の幅は約4,000キロメートルです。これに対して、月の直径は約3,474キロメートルです。したがって、オーストラリアの国土の幅は月の直径よりも大きいということになります。

この比較はオーストラリアの広大さを感じさせる面白い事実であり、月と同じぐらいのサイズを持つ地球の国土が存在することは、想像すると驚きですよね。

カナダも広いですが?

はい、カナダも非常に広大な国で、面積では世界で2番目に広い国です(1位はロシア)。カナダの面積は約9,984,670平方キロメートルで、国土の東西の幅は約5,500キロメートルにも達します。これは、オーストラリアの国土幅よりもはるかに広く、月の直径と比較してもそのスケールの大きさが際立っています。

カナダの広大な面積には、多様な地形や気候が含まれており、東部の大西洋沿岸から、西部のロッキー山脈、さらに北極圏に近い北部のツンドラ地帯まで、様々な自然環境が広がっています。また、カナダは多くの湖や川が存在し、淡水の面積も非常に大きいです。

オーストラリアとカナダはどちらも広大な国土を持ちますが、地形や気候、人口密度などは大きく異なるのが特徴です。

オーストラリアの鉄道で、パースから東に延びる路線に乗ってみたいです。

オーストラリアのパースから東に延びる鉄道に乗る旅は素晴らしい体験ですね!この路線は、パースからシドニーまでを結ぶ**インディアン・パシフィック(Indian Pacific)**という長距離列車が代表的です。

インディアン・パシフィックは、パースを出発し、アデレードやブロークンヒルを経由してシドニーに到着する全長4,352キロメートルの壮大な旅です。この列車の旅は、3日間から4日間かけてオーストラリア大陸を横断し、砂漠、森林、平原など、オーストラリアの多様な自然を楽しむことができます。途中には、世界最長の直線区間(ナラボー平原を横切る部分で約478キロメートル)があり、この広大な風景は鉄道旅行のハイライトのひとつです。

この路線は豪華列車で、快適な車内での食事やリラクゼーション、景色を楽しむことができるので、観光目的の長距離鉄道旅行として非常に人気があります。

乗車券に等級はありますか?

はい、インディアン・パシフィックの乗車券にはいくつかの等級(クラス)があり、旅のスタイルに応じて選ぶことができます。一般的には以下のような等級があります:

1. ゴールドサービス(Gold Service)

  • ゴールドツインキャビン: 二人用のキャビンで、昼間は座席、夜はベッドに変わります。個室にシャワーとトイレが備わっており、プライバシーを保ちながら快適に過ごせます。

  • ゴールドシングルキャビン: 一人用のキャビンで、夜にはベッドを広げるスタイル。トイレとシャワーは共用ですが、ゆったりしたスペースを確保できます。

  • ゴールドサービスの乗客は、車内のダイニングカーで食事が提供され、専用のラウンジカーも利用可能です。

2. プラチナサービス(Platinum Service)

  • より豪華で広いキャビンが提供され、プラチナサービスのキャビンはホテルのスイートのような贅沢な空間です。ベッドもツインサイズのベッドや広めのスペースが特徴で、専用のバスルームもあります。

  • プラチナサービスでは、ゴールドサービスよりもさらに高品質の食事とサービスが提供され、専用のラウンジや特別な体験も含まれています。

3. レッドサービス(Red Service) (現在は多くの路線で提供されていないか、廃止されている可能性があります)

  • 一般的な座席クラスで、寝台ではなくリクライニングシートが提供されます。移動だけが目的の場合、コストを抑えたい旅行者にはこちらが選ばれることもありました。

列車の中での食事やアクティビティも含まれ、等級が高いほど快適でリッチな経験ができるため、旅のスタイルに応じて選ぶと良いでしょう。

それぞれ、現在価格ではシドニーーパース間はいくらくらいでしょう?

シドニーからパースまでの**インディアン・パシフィック(Indian Pacific)**の運賃は、選択する等級や時期によって異なります。

2024年の目安運賃は以下の通りです:

  1. プラチナサービス(Platinum Service)

    • 価格: 約 5,220豪ドル~6,830豪ドル(時期によって変動)

    • このクラスは非常に広いキャビンと高級な食事、専用のサービスが含まれ、贅沢な旅を楽しめます。

  2. ゴールドツイン(Gold Twin)

    • 価格: 約 3,130豪ドル~4,450豪ドル

    • ゴールドツインキャビンは二人用のコンパクトな個室で、シャワーとトイレが完備されています。

  3. ゴールドシングル(Gold Single)

    • 価格: 約 2,430豪ドル~3,895豪ドル

    • 一人用のキャビンで、トイレやシャワーは共用ですが、比較的リーズナブルに旅を楽しむことができます。

シーズンや予約時期によって価格が変わり、早期予約割引(Advance Purchase)などのオプションもありますので、早めの予約で割安に利用できる場合があります​(Journey Beyond Rail)​(Great Trains)​(Aussie Trains)。

日本円ではどれくらい?

シドニーからパースまでのインディアン・パシフィックの日本円での運賃は、以下の通りです(1豪ドル=95円で計算):

  1. プラチナサービス(Platinum Service)

    • 495,900円~648,850円

  2. ゴールドツイン(Gold Twin)

    • 297,350円~422,750円

  3. ゴールドシングル(Gold Single)

    • 230,850円~370,025円

時期や予約タイミングによって価格が変動しますので、早めの予約やシーズンオフの時期を狙うことで、価格を抑えることもできます。 ​​

飛行機の方が圧倒的に安いですね。

はい、確かに飛行機での移動は、シドニーからパース間において鉄道よりも圧倒的に安く、かつ短時間で済みます。飛行機の航空券は一般的に数万円程度で購入できる場合が多く、移動時間も数時間で済むため、時間と費用の面で非常に効率的です。

しかし、インディアン・パシフィックの列車旅は、単なる移動手段としてだけでなく、贅沢な観光体験オーストラリアの壮大な自然を堪能する旅としての側面が強いです。列車から見える風景や、列車内で提供される高級料理、途中の観光スポットを巡る「オフトレインエクスペリエンス」などが、飛行機とは全く異なる魅力として評価されています。

列車の旅は、時間に余裕があり、ゆったりとした贅沢な体験を求める旅行者向けのオプションと言えるでしょう。

もしかして、飲食付ですか?

はい、インディアン・パシフィックの運賃には、飲食がすべて含まれています。プラチナサービスやゴールドサービスの乗客は、豪華な食事と飲み物が提供されるので、旅の途中で追加の食費を心配する必要がありません。

飲食の特徴:

  • 地域の特産物を使用した料理:オーストラリアの各地で採れた新鮮な食材を使った料理が提供され、行程に合わせてメニューが変わります。

  • ワインやアルコール類:オーストラリアのワインやその他のアルコールも含まれており、食事と一緒に楽しむことができます。

  • 3食の提供:朝食、昼食、夕食がすべて用意されており、豪華なダイニングカーで食事を楽しめます。

  • ラウンジカー:リラックスした雰囲気のラウンジカーでは、軽食や飲み物が提供されることもあり、自由にくつろげます。

このように、インディアン・パシフィックの旅は、移動の途中で観光とともに贅沢な食体験も楽しめる点が大きな魅力です​(Journey Beyond Rail)​(Great Trains)。

この路線は世界一まっすぐな路線と聞きます。

はい、インディアン・パシフィックの路線には、世界で最も長い直線区間が含まれています。この区間は、ナラボー平原(Nullarbor Plain)を横切る部分で、その直線距離は約478キロメートルに及びます。これは、鉄道として世界最長の直線区間であり、カーブや曲がりが全くないまま延々と続く壮大な風景が広がっています。

ナラボー平原は、オーストラリアの南部に広がる広大で乾燥した地域で、ほぼ何もない荒野が広がっているため、この直線区間は圧倒的な自然の中を進む感覚を体験できるのが特徴です。このエリアでは、目の前に広がる空と大地だけが続く風景が、列車の旅をさらに特別なものにしてくれます。

この直線区間を通る旅は、インディアン・パシフィックの大きな見どころのひとつで、自然の壮大さを感じながら進むこの体験は、他では味わえない特別な瞬間となるでしょう。

ますます乗ってみたくなりました。

それは素晴らしいですね!インディアン・パシフィックの旅は、オーストラリアの大自然や歴史を感じられる、まさに一生に一度の経験です。特にナラボー平原の直線区間や豪華な車内での飲食体験など、列車ならではの贅沢な時間が待っています。きっと忘れられない旅になると思いますよ。

オーストラリアの友人から、時々UFOが見れると聞きましたよ。

オーストラリアは、広大で人口密度が低い地域が多く、特にアウトバック(内陸部)では、UFOの目撃情報が度々報告されています。これらの地域は、夜空が非常にクリアで光害も少ないため、星空や天体現象がよく見え、UFO目撃の話が出やすいのかもしれません。

特に有名な場所のひとつに、**パイン・ギャップ(Pine Gap)**があります。これはアリススプリングス近くにあるアメリカとオーストラリアの共同運営の通信基地で、UFO目撃や陰謀論と関連付けられることが多い場所です。また、**ウォルターン山(Wycliffe Well)**は「オーストラリアのUFOの首都」と呼ばれ、UFO目撃談が絶えないエリアとして知られています。

UFOの目撃は、アボリジニの伝承や地元の話でも時折語られ、興味深い文化的な背景もあります。オーストラリアの広大な空と独特の自然環境は、神秘的な体験を期待させる場所なのかもしれませんね。

シドニーとパース間に何か有名な地区はありますか?

シドニーとパースの間には、いくつかの有名な地区や観光地があります。これらの場所は、インディアン・パシフィックの旅の途中で立ち寄ることもできる人気のエリアです。

1. ブルーマウンテンズ(Blue Mountains)

  • シドニーの西部に位置する世界遺産の地区で、ユーカリの森や壮大な渓谷、特に「スリーシスターズ(Three Sisters)」と呼ばれる奇岩が有名です。風光明媚なハイキングコースやスカイウォーク、ケーブルカーなども楽しめます。

2. ブロークンヒル(Broken Hill)

  • シルバーシティ」として知られるこの街は、鉱山の歴史が深く、オーストラリアのアウトバック文化を感じられる場所です。鉱業が栄えたことで、芸術文化も発展し、多くのアーティストが住んでいます。独特の荒涼とした風景が映画撮影のロケ地としても人気です。

3. アデレード(Adelaide)

  • 南オーストラリア州の州都で、シドニーとパースの中間地点に位置します。アデレードは、ワイン生産地としても有名で、近郊には**バロッサバレー(Barossa Valley)やマクラーレンベール(McLaren Vale)**などのワイン地区があります。また、アデレード自体も芸術や文化の都市として知られ、数多くの博物館やギャラリーがあります。

4. ナラボー平原(Nullarbor Plain)

  • 先述の通り、世界最長の直線区間を含む、広大で荒涼とした平原が広がるエリアです。この地域は非常に乾燥しており、何もない広大な景色が続くため、まるで異世界に迷い込んだかのような感覚が味わえます。また、ワイルドライフも豊かで、カンガルーやエミューが見られることもあります。

5. カルグーリー(Kalgoorlie)

  • 西オーストラリア州にあるこの町は、金鉱の町として有名です。カルグーリーは今でも金採掘が行われており、巨大な露天掘りの鉱山「スーパー・ピット」を見学することができます。鉱山の歴史やゴールドラッシュ時代の雰囲気を感じられる場所です。

これらの地区は、シドニーとパース間の旅で立ち寄る価値のあるスポットで、オーストラリアの多様な自然や文化、歴史を楽しむことができます。

ところで、Waltzing Matildaの舞台は、オーストラリアのどこらあたり?

「Waltzing Matilda」の舞台は、クイーンズランド州の内陸部にある**ワンパ(Winton)**周辺です。この地域は、オーストラリアのアウトバック(乾燥した内陸部)に位置しており、19世紀後半に放浪労働者(スワッガーマン)や羊飼いが活動していた場所です。

具体的には、1895年に作詞家の**バンジョー・パターソン(Banjo Paterson)**が、この地域を訪れた際に「Waltzing Matilda」を書いたとされています。彼は、友人であるクリスティーナ・マクファーソン(Christina Macpherson)の家に滞在していたとき、彼女が弾いた音楽に合わせて詩を作り、それがこの有名な曲となりました。

歌詞に描かれている風景や出来事は、当時のアウトバックの生活を反映しており、羊の盗みや貧しい労働者たちの困難な暮らし、そしてオーストラリアの広大な自然が背景にあります。ワンパには、現在も「Waltzing Matilda Centre」という記念館があり、曲の歴史やオーストラリアの文化的な背景を学ぶことができます。

この地域は、アウトバックの広大な風景が広がり、オーストラリアの歴史や文化に深く根ざした場所として、多くの観光客に親しまれています。

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