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ふりかけ宣言
未練たらたらの、かわいいあなたへ
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今日も世界がーーさんにとって、開かれたものであるように願ってる。
そしてごくたまに、味変のふりかけ的なかんじで、まなのことを思い出せばよい!
お茶碗とか、白米とか、メインディッシュは、ーーさんのこれまでの人生で揃ってると思うから
私はふりかけくらいで!
そんなかんじ。
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この前、私は、あなたにこうラインを送ったね。
一見、物分かりのいい、都合のいい女?
やまとなでしこ?
これは、私なりの
あなたの“人生定食”のメインディッシュにはならないぞ宣言。
食卓の真ん中で腰を据えて、大皿の上でいつも美味しそうにしてて
あなたの腹の都合で、丸呑みされたり、残されたり、御免なのだ。
こっぴどくフりたいわけでも、関係を断ちたいわけでもない。
忘れられたら寂しいと感じるだろうし、人生のうえで関わってはいきたい。
大事に思ってる、心から幸福であればいいと願ってる。
あなたの人生の希望になれたことは、私の誇りであるし、素直にそれを伝えられるあなたの美しさに、私は感動している。
嫌いじゃない、むしろ好きだ。
私の人生のエンドロールに、あなたの名前は、わりと大きめの文字で流れてくることだろう。
ただ、私は、あなたの人生定食の「ふりかけ」でいいのだ。
食卓の上に乗ってない、わざわざキッチンに取りにいかなくちゃない「ふりかけ」がいいのだ。
飽きてきた繰り返しの白米に
彩りと味と、ほんの少しの歯ごたえを加えるだけの役割でいい
し、それ以上は担えない。
こんな意味を知ってか知らずか
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ふりかけね。
結構食べたくなるよね。
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と返事が来た。
ああ、子ども舌のかわいい人よ。