めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた⑦
長らくお休みしてしまってすみません。
今日はやっと、音楽祭でコンサートに行ってきた話。
2020年はベートーヴェン生誕250周年だったこともあり、午前に聴いたオーケストラも、午後に聴いたピアノも、ベートーヴェンプログラムだった。
まず午前中、ウィーンフィルの第九!!!
うわー、こんな当たり前のようにこんなプログラム聴いていいのか。日本で聴こうと思ったら毎日そうめん生活しなきゃいけないくらいのチケット代を払わなきゃならない。
うーん、なんというか、コンサートの感想回を書くのをずっと躊躇ってた。私は音楽評論家でもなくただの一学生でしかないので、コンサートの感想について素敵な文章を書くのはあまりにも未熟すぎる、、。
結論から言うと私はちょっとだけ泣いてしまった。
3月にロックダウンが始まってずっと家の中にいた。だからずっと生の音楽を聴いてなかったし、狭い部屋でずっと自分の音しか聴けなくて、正直気が狂いそうだった。
そんな中、外に出られるようになって聴いた最初のコンサート。
オーケストラがいて合唱があってソリストがいて、観客がいて、大きいホールで。
曲が終わったら拍手の嵐で。
音楽って生きてるなぁと思った。
みんなの魂が震えててそれを肌で感じれて、ちょっと涙が出てしまった。
なんだか言葉にできなくてすみません。
でも、家で映像を観て聴くのとはやっぱり違うよね、そりゃそうだけど、そうなんだけど。
そんな感じ。
午後はIgor Levit氏のベートーヴェンのピアノソナタ。
大学生の時、音楽史の授業でベートーヴェンのピアノソナタを聴かせられたとき、とても好きになった。だからこれも楽しみだった。
以下 プログラム
ホールに入った時、え、ピアノ1人なのにこんなに大きいホール!!とびっくりした。(子供みたいな感想)
とにかく、音が無い時も音楽だった。
それは楽器を演奏する上ではみんなに共通する大事なことだと思うけど。
ピアノの椅子に座ってから立ち上がるまで全部曲だった。
あんなに綺麗な「静」があるのかぁ。
あぁ、自分はまだまだ、、。
Igor Levit氏はベートーヴェンのピアノソナタを演奏会で多く取り上げていて、コンプリートアルバムも出しておられます。
うまく言葉にできないし、上手に書けなくて大変申し訳ない。
でも私にとっては一生忘れない一日になった。
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