熊本での学会参加
台風2号の影響があったので、熊本市の熊本城ホールを会場に予定されていたJALT CALL 2023 という学会開催や参加が危ぶまれた。実際、しばし沖縄付近に停滞気味だったので、沖縄から参加する予定だった数名の人たちは、空路が絶たれ、参加できなかったようである。本学会は一年に1回全国各地で開催されてきているが、過去2年間はコロナ禍であったので、全てオンラインであった。今回は対面式とオンラインでのハイブリッド・スタイルで開催された。小生は以前熊本大学へ特別講演などで2回ほど出張したことがあり、熊本市へは今回で3回目の訪問であった。まだ全国旅割での航空券とホテルの組み合わさったパッケージ・ツアーが利用できたので、ANA便を利用してで往復した。ちょっと驚かされたのは、大阪伊丹からの阿蘇熊本空港への行きの便がプロペラ機であったことである。10年以上前にフィンランドのユバスキュラで開催されたEuroCALLという国際学会に参加したときに、ヘルシンキとユバスキュラの往復でプロペラ機で飛んだ以来の経験で、ジェットではない移動は久しぶりであった。もちろん、小雨模様の天気であったものの、問題なく飛行して少し遅れて熊本空港に到着した。ANA便と連携したホテルの中から、朝食付きで学会会場に近い熊本グリーンホテルという割安のビジネスホテルに2泊した。すでに非常勤講師となり、旅費などは自分持ちであるし、中高級のホテルなどとても宿泊できる身分ではないので致し方ない。宿泊した部屋は7階ではあったが、飲屋街の中にあり、眺めは良くなく、地方都市では普通のビジネスホテルの広さで、wifiも決して速くはなかったが使えたし、朝食付きとはいえ、2回とも同じ内容の和定食であったのが残念であった。まあ、価格的な面からしたら、妥当な施設、サービスであったし、ホテルから歩いて7分ぐらいで学会会場に行けたので、良しとしよう。
熊本空港からはリムジンバスでホテル近くまでの停留所で降りたが、多分終点までいった方がホテルにも近かったのかもしれない。降りた目の前に鶴屋百貨店があったので、中へ入ってみた。昼食時間帯であったので、B1の食品売り場へ行ってみると、フードコートがあったので、桂華ラーメンというのが人気のあるラーメンだというスタッフのお薦めで熊本ラーメンの1種を食した。730円だから普通の価格であったか。さらに、近くで列を作って並んでいた蜂樂饅頭という名の大判焼きを1つ110円だったので、白餡黒餡を各2個ずつ購入し、ホテルで熱いお茶を飲みながら、2つを美味しく食べた。夕食は近くのファミマで調理済みカツ丼を購入して、ホテルで食べたが、残りもデザートとして食した。その夜はお酒を飲みに出かけるわけでもなく、ホテルの部屋でテレビを視聴しながら、リラックして過ごした。
翌日は朝食後すぐに学会会場に歩いて行き、参加登録をした後、口頭発表のセッションをあちこち回って、それぞれの研究成果に聞き入った。フィリピンのマニラでの国際学会に参加したときに知り合い、フェイスブックで交流してきている私立大学の名門デラソーラ大学の先生とその教え子が発表を兼ねて参加していたので、一緒に隣のビルにある櫻町熊本というショッピングモールのフードコートで昼食を共にした。あまりお腹が空いていないというので、肉うどんと野菜天ぷら一品を食べながら談笑した。彼女たちは福岡空港からのリムジンバスで2時間余をかけてやってきたが、快適だったという。
夕方に計画されていた小生を含むポスター発表は新旧の友人を含め、憂いしいことに多くの人たちが来てくれた。予定の30分はあっという間に過ぎてしまったが、概ね成功裡に終わったと言えよう。その後しばらくロビーで他の参加者たちと話をしながら待機した後、歩いて20分ぐらいの場所のレストランでの懇親会デイナー会場へ向かった。「壱乃倉庫」というレストランだったが、ベジタリアンの人たちには別メニューでコース料理が提供されたし、小生たちは通常の料理コース(生ハム乗せの野菜サラダ、カルパッチョ、ポークや魚料理、ステーキ、プリン)に飲み放題でビールやソーダ類を飲んであっという間に1時間半が過ぎていった。全ての料理はとても美味しかったし、量も十分で大変満足した懇親会であった。
3日目は午前中の研究発表を聞きながら、過ごし、お昼は同じく別棟のショピングモールにあるフードコートで、別の参加者たちとフレッシュネス・バーガーとアイスコーヒーを食しながら談笑した。ついでに旅割クーポン(2泊で3000円)をお土産を買ったりして使い切った。午後も一つだけのセッションを聞いたが、早めに阿蘇熊本空港へ向かった方がいいかなと思い、同じ場所にあるバスセンターから空港行きのバスが出るので、会場を後にした。
帰りの便はジェット機で快晴の中、スムーズな飛行で大阪伊丹空港に到着。少しだけ待って京都駅行きのリムジンバスに乗り、京都駅へ。そしてJRに乗り換え、無事帰宅できた。流石に疲れたが、翌日には授業が3つもあるので、早めに寝た次第である。
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