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スペイン滞在最終日

バルセロナ国際空からドバイ経由で日本へ帰国する便は夜の便であったため、まだ十部に病から回復していなかったパートナーからの要請で午前中の移動から午後の移動に変更したが、なぜかオンラインではわからないことがあったので、直接高速列車の発着地のアトーチャ駅にあるオフィスで変更することにした。ホテルからそこまで歩くと30分以上かかるので、地下鉄で行こうとしたら、なんとダイレクトで行けるラインが動いていなかった。仕方なく、アトーチャ駅近くまで歩いて行ける3番目の駅まで別のラインで行くことにした。しかし、いざ切符を購入しようとすると、現金で購入できるマシンが故障していて、英語表示もないもので、駅員の女性もスペイン語しか話せなく、英語が通じないという状況で困り果てた。仕方なく、改札口近くにいた中年のスペイン人女性に英語が話せるかと尋ねると、コミュニケーションができるレベルの英語力の持ち主だったので、3つ目の駅までの料金分を現金(ユーロ)で支払うので、この女性が使用しているメトロ用のカードで入場させてもらえないかとお願いしたら、快諾してくれた。1.5ユーロをあげて無事メトロの別ルートで行くことができた。ちなみに出口ではカードのタッチはいらなく、自由に出られる。ところが、歩いて近いと思われたメトロ駅からアトーチャ駅まで結構遠く、暑い中で水も持たずに歩いたので、喉がとても渇いた。それでも、なんとかアトーチャ駅に到着し、マドリードからバルセロナへ移動する高速列車の出発時間を変更した後、ホテルに歩いて戻った。
 宿泊していたホテルのチェックアウトの時間は午前12時だったので、部屋でゆっくりできた。フロントでタクシー乗り場について聞いたら、プエルタ・デル・ソル(太陽の門:Puerta del Sol)に出て、少し歩いた反対側の道路エンドでタクシー乗り場があり、何台も停まっているから、いつでも拾えるとのことだった。チェックアウト後、そこからタクシーでアトーチャ駅へ向かった。バルセロナ行きの予約した高速列車の出発時間まで時間的な余裕があったので、カフェでコーヒーを飲みながらしばらく待っていたが、すでに多くの人々がゲートの間に並んでいた。約3時間の鉄道の旅は新幹線ほど快適ではないが、それなりに窓からの風景を楽しみながら移動できた。
 バルセロナ・3つ駅には順調に12時過ぎに到着したが、昼食を食べていなかったので、最後のランチとして相応しいバスク料理が美味しい駅近くのレストランを探したら、息子も推薦していたTaravtzというレストランがあったので、スーツケース2つをサンツ駅の一時荷物預かり所に預けて行ってみたら、なんとランチは午後1時からしか提供できないということだったので、致し方なく近く小さな公園で30分ほど時間を潰した。そして、5分前に再度そのレストランに行くと、すぐにレストランに入れてもらえ、写真のようなタパス料理や海鮮料理を数種類とデザートのチーズケーキなどを美味しく食べた。もちろん、最後にコーヒー(アメリカーノ)も飲んだ。
 そして、3つ駅からタクシーでバルセロナ国際空港へ向かい、夜の便(午後9時45分発)まで空港内の待合室で長時間待つことになり、幸いにSIMが使えたので、スマートフォンでのインターネットが使えて、時間を潰せたとはいえ、マドリードからの移動と長い待ち時間もあり、出発前からとても疲れた。一日前にバルセロナに戻って宿泊し、ゆっくりしてから帰国するスケジュールにすればと反省している。
 出発時間の2時間前にスーツケースは預けられたので、エミレーツ航空で夕食が出るし、空港内のカフェでサンドイッチとコーヒーを買って食べてボーデイング時間を待ち、時間を潰した。ビジネスクラスの高いチケットなら、エミレーツのラウンジが利用できたが、利用料金も高いし、致し方なく、通常の待合場所で待つしかなかった。出発時間に遅れもなく、無事バルセロナを後にした。


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