【Odd】奇数リズム入門「3」のリズム
いよいよ奇数編となりました。今までは偶数「2」の倍数のリズムの話で進行してきましたのでダウン拍(表拍)、アップ拍(裏拍)で全て説明できたのですが、これから奇数の話をしていくうえで「3」の概念は外せないためまずここから考察記事を書きたいと思います。
3拍子と3連符は同じ
初めて3連符に取り組む際にはまず3拍子のリズムを習得することをお勧めしています。リズムの構造において共通しているためです。そして3をはじめとした奇数には様々なリズムの捉え方があります。
3のリズムでは2つの捉え方を練習してみましょう。
1.Down・Swing・Up
Swingについて
今回の新しい概念になります。言葉の意味としてはゆらゆらと規則的に揺れるようなものをイメージしてもらうと良いかと思います。相変わらず英語を日本語に翻訳するときに的確な単語がなかったりしますよね(^^;
ここでのスイングは私が勝手に呼称しているものですのでジャズのスイング感がどーのこーのといった話につなげるものではありません。関わりはあるかと思いますが・・・。
ダウンとアップというのは上下の動きになりますが、さらに横揺れのイメージを加えていきます。以下の図をご参考ください。
右上のものは3拍子の指揮法の一つにもありそうな形ですね。いろいろな捉え方があってよいかと思いますが、やはりリズムとはクリック音のような信号だけではなく、波や回転、振り子など動きがあった方が周期を感じやすいのはないかと考えています。
2.[2+1]
ダウン・アップという偶数のリズムに一つ余りを加える捉え方もあります。Oddには「片方の」というニュアンスも含まれています。
DownUp・ちょっとDown
俗にいうオモテとウラというのはセットになっているものですのでこの片割れのみのリズムはオモテやウラという概念では表せれない存在です。独特の引っかかるリズム感をイメージします。
奇数のリズムはダウンアップに加えスイング感や引っかかる感じなど、どんなものでもよいので「動き」として捉えれるようになると良いでしょう。
これらのようなリズムの解釈を5のリズムや7のリズムでも取り入れていきます。これからの連載記事を読んでいけばあなたも奇数のリズムの虜になっているはず?(笑)
解説動画
https://www.youtube.com/watch?v=Qh8KzKubBpk
次回は「5」のリズム!
お楽しみに!
EXIT DRUMLESSON