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アメリカ、9年ぶりの有人宇宙船打ち上げ! このミッションを見逃してはいけない!!

2020年5月28日午前5時33分(日本時間)アメリカのケネディー宇宙センターよりスペースシャトル引退後初となる有人ロケットが打ち上げられます。9年ぶりにアメリカから有人ロケットが打ち上げられるという事で、宇宙界隈で注目を集めています。この記事では、今回の打ち上げの注目ポイントを4個のポイントに分けて紹介します。

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今回のミッションは、NASAとSpaceX社が共同で行います。ミッション名は「Demoー2」。新型有人宇宙船「Crew Dragon」の実用化に向けた試験です。打ち上げ後は国際宇宙ステーションへ向かい、2人の宇宙飛行士が滞在したのち、地球へ帰還します。Demoー1は2019年3月、無人飛行に成功しISSとドッキング、地球に無事帰還しました。

1.SpaceX社

SpaceX社は、アメリカで実業家として活躍するイーロン・マスク氏が設立した民間の宇宙企業。イーロン・マスク氏は、電気自動車大手「テスラ社」も設立しました。アメリカでは、絶大な人気を誇る人物です。(しかし、日本ではあまり知られていないことが残念でならない。僕は英会話を習ったことがあります。先生は、どの方もアメリカ出身の方ですが、イーロン氏のことを話すとすぐに反応してくれてものすごく嬉しかった。。。)

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ざっと設立してからの歴史をまとめてみました。Space X社の驚くべき点は、ロケットや宇宙船をすべて開発、加えてNASAやアメリカ国防総省からも認められている点です。民間の会社ですが、将来は月面着陸や火星への移住を考え、さらなる技術開発を進めています。

世界中で民間の宇宙企業や宇宙ベンチャーが隆盛ですが、SpaceX社はその流れを作り出した先駆者です。「高品質・低コスト」の宇宙開発が求められている中、打ち上げたロケットを地球に帰還させ再利用するという技術を確立したことは新たな時代の始まりを想起させます。


2.宇宙飛行士

今回のミッションで宇宙へ行くのは、ボブ・ベンケン飛行士とダグラス・ハーリ飛行士。

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ベンケン飛行士はスペースシャトルに搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)の建設に携わりました。「キューボラ」とは、ISS内のいわば「展望台」で飛行士が地球の写真を撮る場所で有名です。その後、2012年から2015年までNASAの宇宙飛行士長をつとめました。

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ハーリー飛行士は、スペースシャトル最終ミッションをつとめました。右上の写真に写っているアメリカの国旗は、スペースシャトル最初のミッション時に使われた旗です。今はISS内にあり、次、アメリカの宇宙船で訪れたときにそれを持って帰るという思いが込められています。

スペースシャトル最終便に乗った宇宙飛行士が、10年の時を経てアメリカで開発された宇宙船に乗る。感慨深いです。

写真左 ボブ・ベンケン飛行士 右 ダグラス・ハーリー飛行士

3.Falcon9

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このミッションで使用されるFalcon9ロケット。SpaceX社が独自に開発し、2010年に初飛行を行いました。人工衛星の打ち上げに使われることはもちろん、宇宙ステーション補給機「ドラゴン」の打ち上げなどに関わっています。今回は、Crew Dragonが取り付けられた有人宇宙飛行の仕様です。

またFalcon9ロケットは、ケネディー宇宙センター39A発射台から打ち上げられます。この発射台は、NASAから借りています。アポロ計画、スペースシャトル計画で使用され、人類の宇宙進出の根幹を担ってきた発射台です。

ポイント①→Wormロゴ

wormロゴは、NASA設立初期に飛行機やロケットなどの側面に貼り付けられていました。しかし、次第に存在を薄くしていき、おなじみの青く丸いNASAのロゴに取り替えられました。wormロゴが使われている時から存在していましたが、一般市民にロゴの意味がわかりにくい、当時の技術では表現しにくいなどの理由でwormが使われていたのです。

以下の動画には、wormロゴをデザインした方が出てきます。

ポイント②→着陸脚

SpaceX社は、世界で初めてロケットの機体を再利用しました。ロケット打ち上げ後、第一段が燃焼し終わると、機体を制御し地球へ帰還。海上にいる無人船に着陸します。機体を再利用することで、経費の削減に繋がりロケットの打ち上げ回数を増やせるという利点があります。

4.Crew Dragon

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SpaceXがNASAと共同で開発した有人宇宙船。高さは8m、直径は4m。

2011年にスペースシャトルが引退してから9年間、人間が宇宙へ行く手段はロシアの「ソユーズ」だけでした。しかし、このCrew Dragonが9年ぶりにその役目を負います。

どの国の宇宙船よりもデザインが洗練されており、白と黒で構成される船内は誰もが憧れる内装です。(少なくとも僕はこれに乗って宇宙へ行きたい)

<参考>
・ソユーズ宇宙船:3人乗り
・ソユーズ宇宙船→再利用できない。

そして、SpaceX社の驚くべきところは、宇宙服まで作成したこと。これまでの宇宙服よりもめっちゃカッコいいですよね??頭部のヘルメットは、3Dプリンタを使用して作成しているようです。グローブもつけたままでタッチパネルを操作できるようになっています。

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(ちなみに、この膝に乗っているタブレットはiPadです)

・・・・・・ここまで読んでくれた方ありがとうございました。長かったかもしれません。このミッションが、いかにヤバイのかご理解いただけたでしょうか?

それでは、5月28日午前5時33分、stay homeで打ち上げを応援しましょう!!

GOOD LUCK!!

(打ち上げ中継はNASAやSpaceXのユーチューブ公式チャンネルで見ることができると思います。)

写真・出典

NASAホームページ

Space X Flicker


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