犬でもわかるロケットの話#3 ロケットの種類(固体ロケット)
こんにちは。今日は、ロケットの種類についてわかりやすく解説していきます。ロケットの違いが分かるとニュースで流れてくる北朝鮮のミサイル情報も少し理解できると思います。
1.そもそも分類の仕方とは?
ロケットは主に燃料に何を使っているかを、もとに分類される。固体の燃料を使用する固体燃料ロケット、液体の燃料を使用する液体燃料ロケットだ。ちなみにスペースシャトルでは赤いタンクの両側にある白い2本の筒、これが固体燃料ロケットだ。そして、固体燃料ロケットと液体燃料ロケットをまとめて化学ロケットという。
2. 固体燃料ロケットってどんなロケット?
2-a 構造や中身
燃料と酸素代わりである酸化剤が混合された状態で打ちあがる。燃料には主にポリブタジエンというゴムの一種を使用。酸化剤には過塩素酸アンモニウムという酸素が多く集まったものを使用。それにアルミニウムの粉末をまぜあわせる。ロケットの中で形が作られる。ケーキを作るときみたいに、型に混合した燃料を混ぜるのだ。「型」には様々な形があり、これを変えることで燃焼を制御している。
2-b 仕組み
燃えることでガスになりその強力な反動で上昇する。
2-c ミサイルとの関わり
固体燃料は液体燃料と異なり、燃料の温度管理をする必要がない。戦う命令が出たときに即効性をもって、敵国に対処できる。なぜなら、あらかじめ大量に作っておけばよいからだ。
2-d 代表的な固体ロケット(日本)
日本で初めて開発されたロケットを「ペンシルロケット」という。ペンシルロケットの誕生から現在まで多くの種類の固体燃料ロケットを開発し、打ち上げてきた。その運用能力は世界最大とまで言われた「M-Vロケット」はいったんは幕を閉じる。しかし、2013年再び「イプシロンロケット」が誕生。その性能に注目が集まった。
国分寺で行われた日本初のロケット打ち上げ
M-Vロケット6号機
イプシロンロケット
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