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青春は恍惚だ   <空白の花>

青春とは恍惚である。自分が気づいた時には、いなくなり、その時間はもう戻ってこない。

青春とは振り返って思うものだ。本当に青春してる時に、「わー青春してる」なんて言わない。あとから納得がいくのである。

一体青春とは何なのか。

ある人は、中学生から最盛期の高校や大学を経て、社会に出るまでかもしれない。

ある人は、死ぬまで青春かもしれない。

でもでも、冨田菜々風さんが表す「青春」ってもっと切ないものだと思う。

いや、この曲を聞いたときの「青春」って言葉では表せない。

これを理解するには、サビの歌詞が一番しっくりくる。

この恋が花だったら
学名すらないでしょう
気づかれず 見つからず
そっと咲いて 枯れるだけ
         「空白の花」
          作詞:指原莉乃
          作曲:長浜駿平 
          編曲:若田部誠

世の中で言われる「恋」や「青春」には実体を伴わない。

あるのは、自分の「心」だけだ。

それは、誰にも気づかれず、そして、自分でも見つけられない。

いつの間にか「恋」や「青春」の花が静かに咲いて 最後には枯れるだけだ。

何だろう、このモヤモヤした気持ちは。

まだ、<あの人のこと>を思っているのか。



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