マガジンのカバー画像

読書ノート

30
読書をして心に残った言葉や新たに得た知識、感じたこと、考えたことを書いています。
運営しているクリエイター

2019年12月の記事一覧

読書ノート#6 先生は教えてくれない大学のトリセツ

<著者> 田中研之輔 <レーベル>ちくまプリマー新書 <感想や考察など> 一足先に大学受験が終わり、停滞した生活から抜け出したい、そして、高校から大学への橋渡しとして、入門書として読みたいとおもい図書室で借りた本。 大学全入時代と言われる今の日本。必死に勉強して大学に入ったものの、ついてなくて講義を欠席、ひいては講義中の私語やスマホの使用など学生の質が下がってきているという。僕はそんな風にはならないぞと自戒を込めて読んだ。 高校生活においてはどうしても大学受験を目

読書ノート#5 眠れる美女

<著者> 川端康成 <レーベル>新潮文庫 <心に残ったフレーズ> 老人は娘のからだに音楽が鳴っていると感じた。 女の乳房を美しくして来たことは、人間の歴史のかがやかしい栄光ではないのだろうか。 男を「魔界」にいざないゆくのは女体のようである。 老人は死、若者には恋、死は一度、恋はいくたびか 老人は死の隣人さ。 <感想・考察> まだ10代の性経験のない男にとっては、非常に重い話だった。短編小説である。全体は5パートに分かれている。 あらすじは67歳の江口老人が

読書ノート#4 映画で楽しむ宇宙開発史~発売前レビュー~

(そもそも本の感想やレビューなんてものは、読んだ後に書くもの。しかし、今回はその常識を破ってまだ発売されていない本をレビューしてみる!!) なんてすばらしい題名。そして内容。こういう本を求めていた! 物心ついた時から宇宙が大好きだったけど、その宇宙熱をさらに過熱してくれたのは、そう 映画「ファーストマン」 なのである。この映画は本当に素晴らしかった。映画館でリアルに、自分がまるでニール・アームストロング船長になったり、地上で管制するチャールズ・デュークになってみたり。