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読書ノート

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読書をして心に残った言葉や新たに得た知識、感じたこと、考えたことを書いています。
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2019年11月の記事一覧

読書ノート#3 47都道府県の歴史と地理がわかる事典

<著者>伊藤賀一 <レーベル>幻冬舎新書 <考察や感想・注目ポイントなど> 新書判のサイズにしては非常に分厚い。総ページ数469ページ。1ページずつ読む本ではない。リビングに置いておいて暇なときにパラパラっと見る。そういう使い方をすると新しい発見があるだろう。なんたって、47都道府県すべてのデータと気候、歴史、工業、農業、著名人が掲載されているからだ。もしあなたが北海道から順に読んだとするならば、福島か栃木ぐらいでギブアップかもしれない。だから、本で全国津々浦々旅行するよ

僕の読書術~読書ノート特別編~

こんにちは。今日は簡単に読書術を紹介します。 ①本の選び方 大切なのは本屋に行ってときめいたら買うということ。片付けで有名なこんまりさんが、ごみを捨てるときときめくかときめかないかで決めるとおっしゃっていました。逆バージョンですね。  もう一つ大切なのは、必ず自分のお金で購入するということ。斉藤孝さん(教育学者)は、本は自分の身銭を切って買え とアドバイスしています。 ②本の読み方 いよいよ本題です。小説や昔から読まれている物(古典)系と新書やビジネス書系で読み方が違い

すべての人間の生活は自分自身へと向かう道である。 ヘルマンヘッセ「デミアン」

もっとも多く生きた人は、最も長く生きた人ではなく、生きていることを最も多く感じた人である。 ルソー「エミール」

読書ノート#2 友情

<著者>武者小路実篤 <レーベル>新潮文庫 <心に残ったフレーズ> 何処の国だって本当の善人は多くない、甚だ少ない。美しい人も多くはない、甚だ少ない。しかしいないことはない。ただそう云う人にめったに逢うことが出来ないだけだ。 要するに恋だけが人生じゃないからね。もっと自分たちにはしなければならない仕事がある。 遠慮せずにぶつかるだけぶつかってみるのがいい。 ともかく恋は馬鹿にしないがいい。人間に恋と云う特別のものが与えられている以上、それを馬鹿にする権利は我々にはな

読書ノート#1 若きウェルテルの悩み

<著者>ゲーテ <出版社・レーベル>新潮文庫 <購入動機> 2019年夏に新潮文庫を購入するとしおりがもらえた。僕の推し(アイドル)が本好きで、しおりをゲットしていることをブログにて明かしていた。同じしおりが欲しいと思って買ったのがこの本だった。 <予測> 最初はパラパラとみて、恋愛系の話でロマンチックだろうと予測したが、まったく違った。執筆された時代にしては非常に斬新な内容だっただろう。 <心に響いた文(引用)> 現在を現在として味わおう。 人間なんてものは何

読書ノート#0

これから宇宙の記事に加えてずっとやってみたかった書評をやってみたい考えている。 私が読書に目覚めたのは小学5年生。それまでたくさん本を持っていたけれど本格的な活字にふれることがなかった。でも本は大好きだった。 そんな本好きの僕が小学五年生の誕生日に訪れたのは、なんと東京・神保町だ。ぎっしりと埋まる本棚に目を光らせながら、たまたま見つけたある本が人生を変えた。 「読書力」齋藤孝(岩波新書) だ。読書方法について事細かに記してあり、非常に読みやすかった。例えば3色ボールペ