ふるさと納税やること全まとめ 基礎から戦略別おすすめの返礼品まで
早速ですが・・・・
みなさんもうふるさと納税しましたか?期限が迫っています!2021年のふるさと納税は今年の12月31日までに決済が完了している必要があり,さらに,ワンストップ特例制度(後述;確定申告が要らなくなる制度)の書類提出は2022年1月10日までです!!いままで日常が忙しくて後回しにしていた方,多いと思います.仕事納めも,大掃除も大事ですが,ふるさと納税も今年中に終わらせましょう!
ふるさと納税とは
ふるさと納税は自治体への寄付です.ただスペシャルな点は寄付ですが自己負担金2,000円(手数料みたいなもの)を差し引いた全額が翌年の所得税と住民税から控除されます.
そして,さらにスペシャルな点は寄付に対するお礼として返礼品がもらえるところです.各自治体はより多くの寄付を募るために返礼品を用意しています.そして寄付額の30%相当の返礼品がもらえます!
ふるさと納税は上記の3ステップで構成されています.まずは(1)自分の寄付可能上限額を計算する.年収や家族構成に応じて最大限の税金控除メリットのある金額が決まってきます.次に(2)納税する自治体を選ぶ.つまり,返礼品を選び購入する.そして最後に寄付した金額を控除してもらうために,(3)税金の控除申請を行います.
(2)は単に我々がいつも行っているオンラインで買い物するときと同様です.Amazonや楽天で購入するときと同様の手順です.(1)と(3)がふるさと納税特有の手続きになります.
(1)自分の寄付可能上限額を計算する
上図は年収別の大まかな寄付可能額とそれに対応する返礼品の金額です.例えば,年収600万円で独身の場合は,80,000円まで寄付をすることができ,22,000円相当(80000 * 0.3 - 2000)の返礼品を受け取ることができます.
年収とは寄付を行う年の1月から12月までの収入です.一番確実なのは12月の給与やボーナスが支給されてから計算することですが,結構ギリギリになってしまうと思いますので,少し余裕を持って(上限よりかは若干少ない金額で)納税することをおすすめします.
寄付可能上限額は扶養家族の有無や住宅ローン減税,生命保険利用等で変化しますので,必ずシミュレーターで計算してください!
年収と家族構成だけのかんたんシミュレーターです.大まかにはこちらでOKです.
複数収入,住宅ローン減税,生命保険,地震保険等を利用している方はこちらの利用が確実です.
(2)返礼品の購入
こちらはオンラインストアでの買い物と同様にただネットで買うだけです.後述しますが,最もお得に購入ができる楽天を個人的にはおすすめしています.
(3)税金の控除申請を行う
一般的に寄付金控除を行う場合は確定申告が必要ですが,ふるさと納税の場合は特例が用意されています.ふるさと納税を行う場合はワンストップ特例制度の利用が大変便利です.ふるさと納税に限り,寄付金控除を確定申告なしで行うことができます.
ただし,寄付する自治体の数が5つ以下である必要があります.ここさえ守れば楽ができます!
具体的にどのようなことをするかというと,返礼品と一緒(または別に)ワンストップ特例制度用の書類が送られてきます.こちらの書類に住所やマイナンバー等を記入して,身分証明書のコピーとともに寄付先の自治体へ送るだけです.たいてい返信用封筒も同封されていますので更に楽ちんです.
ただし,次の点には注意してください.返礼品を注文するときに,必ずワンストップ特例制度を利用すると希望してください.希望をしないと記入のための書類や封筒・切手をすべて自分で用意する必要があります.
寄付する自治体の数が6つ以上になってしまった,ワンストップ特例制度の書類提出が間に合わなかった,そもそもふるさと納税以外の事由で確定申告をする必要のある人は確定申告を行う必要があります.
こちらに関しても後述しますが,マイナンバーカードさえ発行してあれば確定申告は比較的楽です.
そしてすべての手続きが上手く終わると・・・寄付した額は所得税および住民税から控除されます.また,さらに!!寄付した額の30%相当の返礼品が手に入ります😁
再度,重要な期日のおさらいです.締切,ものすごい勢いで迫っています!!
戦略別 返礼品選択
戦略1:とにかく楽にしたい
定期便を買うのが最もおすすめできます.定期便とは商品を複数回に分けて送ってくれる返礼品です.例えば,牛肉5キロを1ヶ月ごとに12回発送,などです.こちらのメリットは大量の品物を一回で購入するので単価が高いです.単価が高いので寄付額の上限まで1商品で到達することができます.ワンストップ特例制度を利用すると楽ができると言いつつ,寄付する自治体の数が増えれば増えるだけ書類タスクが増えていきますので,寄付する自治体を1つに抑えることが楽という観点では最も重要です.
また,この定期便には冷凍庫がパンパンにならないというメリットもあります.正直一気に大量のお肉が届くと冷凍庫事情によっては困るのですが,この定期便は一度に送られてこないのでそういった問題も解消することができます.
一方で,送料や手間がかかる分,コスパはそこそこというデメリットはあります.
戦略2:バランス重視.コスパも手間もどちらも大事!
この買い方が個人的には一番おすすめです.楽しい,かつコスパが良いです.好きな返礼品を5つ選んでください!
5つというところがポイントです.ワンストップ特例制度が利用できる最大数になります.
戦略3:必要なものだけ.堅実!
ふるさと納税プロ(?)は結構この買い方をしている気がします.とにかくドラッグストアで買うような生活必需品を買っていく方法です.返礼品だからといって無駄遣いをしないというか,そういった硬派な人におすすめできます.
しかしながら,高級肉などの贅沢品でないため基本的に単価が安くなりがちで,納税する自治体を5件以下に抑えるのは難しいかもしれません.また,すごく現実的な選び方ですので,ワクワクもありませんし,特に楽しくもありません.
戦略4:コスパ重視
とにかくコスパ重視!得をすることに一番の喜びを感じる人はこちらの選び方がおすすめです.還元率を計算してコスパの良い返礼品を選んでください. ふるさと納税の返礼品はガイドラインによって寄付額の30%と決められています.一般的に,換金できそうなものは30%です.一方で価値換算の難しいお米やお肉,野菜等の食材系は30%を超えてくることが往々にしてあります. 還元率の計算は簡単で,以下の式で計算することができます.
この還元率が30%を超えてくる場合は「お得」と考えることができます.
個人的におすすめしたい返礼品
よつ葉のバターセット
めっちゃおすすめです.よつ葉のバター,美味しいですよね.スーパーではバター高いのでついつい買うのをためらってしまうのですが,ふるさと納税ならいいか(笑)といつも選んでしまいます.
白糠町のいくら
美味しすぎてリピートしまくっています.本当に美味しいです.また,小分けになって送られてくるので使うときも便利.おすすめできます.
トイレットペーパー
助かる~~~!助かります.いくらあっても困らない.店舗で買うのは面倒なのでふるさと納税で買ってます.
みかん
僕が単にみかん好きなのでおすすめしています.仕事合間の間食におすすめです!スナック菓子並の手軽さで食べられて,罪悪感がお菓子よりも無いところが気に入ってます.
お米
最高です.いくらあっても困らないし,冷凍庫を圧迫しないし,消費期限長いし,まずコスパが異常(還元率がとても良いです).スーパーで一切お米を買わなくなります.そもそも重たいし,こういうのはネットで買いたいですよね.
在宅ワークグッズ
私自身は買ってないですが・・・この辺もおすすめです.特にツインバードのコーヒーメーカーは家電なのに還元率30%超えてくるのでAmazonで買うよりもコスパ良いです.
キャンプグッズ
キャンプ用品も多数ありますので,揃っていない方はおすすめです!
鍛冶屋さんのナイフとかも素敵です.
ZEYOのカレーうどん
こちら,個人的に超推しているので紹介させてください.筑波大生はみんな食べている,ソウルフード「ZEYOのカレーうどん」です!カレーうどん専門店の作る絶品カレーうどんで,僕も注文しました!通販になっても変わらず美味しかったです.本当におすすめです.
楽天買い回りマラソンを活用せよ
次に買い方を紹介します.楽天やヤフーショッピング,さとふるなど様々なふるさと納税サイトがあると思いますが,僕個人は楽天を推しています.
一番お得に買う方法は楽天買い回りマラソンです(著者調べ).今なら最大で43倍のポイントが付きます(まあそこまでは無理ですが).買い回りマラソンとは各ショップや自治体で1,000円以上購入するごとにポイント還元率が増えていくというキャンペーンです.おすすめの買い方はまずは楽天でほしいものを普通に買い,ポイント還元率が上がったタイミングでふるさと納税をする,という買い方です.特に買いたいものがなく,ふるさと納税だけをしたいという場合は,とりあえず安い順にふるさと納税してください.買い回る自治体の数が多くなればなるほど還元率が高くなるので,後半に高い納税をした方が多くのポイントを獲得できます.→期間内のショップ数で一律でポイントが獲得できる仕様でした!なので,順番は関係なく,単に買い回った回数だけ気にすれば良いです!(追記:2021.12.20 14:30)
そして,今!楽天の大感謝祭が開催されていて,買い回りマラソンを活用することができます!!ぜひこの機会を逃さないでください.
なお,おすすめの納税日は5と0のつく日ボーナスの付く12月20日・25日です.
楽天サービス余り使いたくない…という方はヤフーショッピング+PayPay払いでさとふるの商品を買うのがおすすめです.5のつく日キャンペーンの活用できる12月25日の納税をおすすめします.
確定申告のすすめ
ふるさと納税をしてると段々確定申告をしたくなってくるかもしれません….例えば,楽天買い回りマラソンでポイントアップするために2,000円くらいの軽い納税でジャブを打ってから万単位の納税をしていきたい,6自治体以上好きに納税したい,などの事由です.
そうなった場合は確定申告の利用を視野に入れてください.
個人的な感想ですが…確定申告は意外と簡単です.自分でやろうとすると大変なので会計ソフトを使いましょう!おすすめは「マネーフォワード クラウド 確定申告」です.雑所得および控除(ふるさと納税等)のみの場合は無料で使えます.
フローとしてはすべてスマホ完結もできますし,おすすめは申請内容の入力はPCで行い,提出部分だけスマホで行うという方法です.スマホでマイナンバーカードを読み取ることができますので,NFCリーダーを買う必要もありません.もしマイナンバーカードがない場合は会計ソフトで作成した提出書類を税務署へ持っていく必要があります.確定申告の開始は来年2月ですので,もしマイナンバーカードを持っていない場合は今のタイミングで作成することをおすすめします.
まとめ
ふるさと納税は自治体への寄付です.寄付なんですが…寄付した金額は翌年の所得税と住民税から控除されます(損をしない).また,寄付額の30%相当の返礼品が贈られてきます(むしろ得をする!)寄付を5自治体以下にすると面倒な確定申告の必要がありません.購入先は楽天がおすすめで,買い周りマラソンの活用が最もお得に購入できる方法です.
期限が迫っています!!お早めに!12月31日までです!
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