昨日のぴったんこカンカンを見られましたか?
昨日のぴったんこカンカンは2011年に放送された岡江久美子さんと薬丸裕英さんが久しぶりに共演した再放送の回でした。
この記事は、番組を見終わってからすぐに書こうかなと思ったんですけど、少し熱を冷ましてから書いた方がいいかと思って、今書いています。
『はなまるマーケット』と言えば、司会の安住アナウンサーも出演されていたので、思い出深い番組でしょうね。
番組では、二人の仲良さそうな写真も紹介されていました。
『はなまるマーケット』は1996年9月から2014年3月まで、なんと17年半も続いた朝の人気番組です。
繊細な薬丸さんは、何とかこの番組を続けさせようと苦悶の日々だったようですが、岡江さんの方は娘さんの弁当を作って、家事がこなせる早い時間帯なら引き受けてもいいと軽い気持ちで望んでいたそうです。お二人の真逆の性格が出ていますね。
でも、そんな正反対の二人だったから、10歳離れていてもうまくいったのかもしれません。少しだけお姉さんの主婦とまだまだ若い男性コンビ。
ワイドショーばかりの時間帯に突然現れた二人の姿は、最初の頃こそ異色でしたが、ほっと一息をついてゲストを迎える、はなまるカフェのコーナーなど、朝から爽やかな気持ちにさせてくれる数々のコーナーが人気を博しました。
今の番組にたとえると、NHKのあさイチに近い感じですね。
二人とも若い!
安住さんも新人アナウンサーなんで若い(笑)
放送当時は年イチでスタッフのみなさんと旅行してたそうで、その後も交流は続いていたそうです。
番組の最終回では号泣する薬丸さんと涙をこらえて、最後まで明るくふるまう二人の姿が印象的でした。
これを見て、ふと自分は、はなまるな毎日を送っているのだろうか。そんなことを考えました。毎日暗いニュースが続く中で、せめてnoteの中でくらいは楽しくいたい。
でも、今回ばかりはそうもいきません。
番組の最後には、薬丸さんから岡江さんに書かれた手紙をご本人が朗読されました。
という言葉から始まる手紙。文字も美しい。人柄が出ていますね。
本当は全文を画像と共に紹介したいのですが、著作権もあるので、ここに全文を引用します。すでにアウトかもしれませんが、その時は削除しますので、これを読んでいるあなただけはお許しください。
薬丸さんは岡江さんの訃報を生放送直前の楽屋で知ります。
当時、ネットでは通常放送をこなす彼の姿を見て、まだ知らないのではないか、いやもう知っているけど気丈にふるまっているんだよ、などと意見が飛び交っていましたが、やっぱりご存知だったのですね。
4月24日夕刻、レギュラー番組の生放送の本番直前でした。岡江さんの訃報を楽屋のテレビで見て、一瞬、時間が止まり、震えが止まりませんでした。その後経過した時間を覚えていません。思い出す事も出来ない衝撃でした。あの日から毎日、岡江さんの事を考えない日はありません。
1996年9月30日、岡江さんと私の朝は変わりました。毎朝、お嬢さんのお弁当を作ってから局入りして、はなまるの生放送をマイペースで終えると、すぐに衣装を着替えメイクを落とし、帰宅して掃除や洗濯、買い物や料理、すべてをこなす完璧な主婦。
ゆっくりしているのが兎に角苦手、せっかちでどこでも歩いて行ってしまう、回遊魚のようなスーパー主婦。常にアンテナを張っていて、すべての情報を洗濯物のように取り込み、本番での失敗や日常の悩みも、次の日には持ち越さないよう、心の掃除も忘れない満点主婦。
時々、こぼす愚痴や不満もすべてユーモアに変えてしまう、才能の持ち主でした。きびきびしていて細かい事は気にしない岡江さんと男のくせに慎重派で細かい事を気にする私。
そんな不思議なコンビが視聴者の方々に支えられて17年半も番組を続けることが出来ました。番組終了後もお食事やゴルフ、はなまるスタッフとの食事会など、楽しい時間を一緒に過ごさせていただきました。
その中でも一番の想い出は岡江さんの還暦パーティです。岡江さんには内緒で(娘さんの)美帆さん、お孫さんと企画したサプライズ誕生日会。
驚きの表情とあの笑顔、今でも脳裏に焼き付いています。あれからたった3年です。もう、あの岡江さんの笑顔を見ることが出来ないなんて悲しすぎます。
4月25日、岡江さんが荼毘(だび)に付されると連絡があり、
最後にお顔を見ることも出来ず、お見送りすることも許されない。
今でも信じられないし、信じたくないから、末筆になりますが、私からのお願いです。はなまるマーケットの岡江さんは我々共演者やスタッフにとって、太陽のような存在でした。
お願いします。
(しばらく手紙が読めない薬丸さん)
はなまるマーケットという素敵な番組で、岡江さんとご一緒出来たことを心より感謝しています。本当にありがとうございました。 薬丸裕英
娘さんは以前、岡江さんのことをこう語っています。
岡江さんは、最終回でこう語りました。
岡江久美子さん、いつもはなまるな毎朝をありがとうございました。
毎日、はなまるとまではいかないかもしれないけど、はなまるじゃない日はあなたの笑顔を、
そして、素敵な朝の番組があったことを思い出します。
ありがとうございました。心からご冥福をお祈りいたします。
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