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誰かのコトバ

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いわゆる名言集です。その人が何をしたか、ではなく、いい言葉だなと思ったら更新していきます。
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#言志四緑

善いことをしろという時は、へりくだっていうべきである。 沢山いってはいけない。 騒々しくいってはいけない。

人の過失を責める時には、全部責めてはいけない。 二三分残して自棄を起こさせないようにする。 そして、自ら新しく立ち直らせるとよい。

薬は、甘みが苦みの中から生じるものがよく効く。 人も艱苦を経験すれば、思慮が自ずと細やかになり、よく事業を成す。 これは相似ている。

四四、成功した時の注意点  

思いが叶った時こそ先ず退路を確保すべきである。  

昇り詰めた龍は墜ちるだけである。

—『現代語訳 言志四録 完全版 (現代語訳文庫)』水上基地, 佐藤一斎著

二四、心は字に現れる  
心の邪正、気の強弱は筆跡に現れ、隠すことが出来ない。  
喜び、怒り、哀しみ、恐れ、勤勉、怠惰、静か、騒がしさ、全て字に現れる。  
なので、一日に幾つか字を書いて反復観察すれば反省の助けとなる

—『言志四録 完全版 』水上基地, 佐藤一斎著

三四、青年は老年、老年は青年  

青年の時は老年を真似て経験を積んだように熟慮し工夫をすべきであり、老年の時は青年のような志気を持ち続けよ。

—『現代語訳 言志四録 完全版 (現代語訳文庫)』水上基地, 佐藤一斎著

一三、目的と手段   学問は実際に役に立たせる。 そのために本を読む。   これは手段である。 —『現代語訳 言志四録 完全版 (現代語訳文庫)』水上基地, 佐藤一斎著