【Redefine / Nebula 全曲解説】04. Unload
いつの間にか年が明けていましたが、お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか?
さて、本連載も最終回となりまして、なにか面白いことを書いて締め括りたいと思ってはみたのですが、年も改まりましたし、また自分の関心事も既に「次」のことへと移り変わりつつありまして、あっさりと済ませていこうかと思います。
この曲、現時点で今回のEPのなかでは何気に再生回数トップのできる子であります。文字通り1曲めの「Loading...」と対をなす曲として企画したので、「Loading...」がメジャーキーなら「Unload」はマイナーキーだろう、と。それだけでは面白くないので、拍子をちょっと変わったものにしてみました。8分音符が13個で1小節になるという 13/8 という拍子です。
最初は自分もタイミングを取るのが難しいと思いましたが、13 を 4+3+3+3 あるいは 7+3+3 と分割して解釈するとタイミングが取りやすくなります。
右チャンネルで聴こえるダラブッカのようなパーカッションは実はパソコン机を手で叩いたものです。机の上にはコインや鍵などをばらまいておいて、強く机を叩くとそれらがジャリっと同時に音を立てるのが味噌です。スネアドラムに小さいシンバルを置いたり縁に沿うように穴の空いたシンバルを置いて叩いたりするアイデアと同様ですね。
この13/8拍子といえば Genesis の「Turn It On Again」が有名ですね。
いやぁ素晴らしい曲ですね。13/8 という変わった拍子でもグルーヴできるというお手本のような曲です。
手前味噌になりますが、私のこの「Unload」もなかなかにグルーヴしているのではないかと自負しておりますので、ぜひ一度お聴きいただければ幸いです。
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Photo by Jordan Koons on Unsplash
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