EXG2024エクステリア展示会(アルミ屋根式 高級カーポート共演)
2024年4月11日~12日開催のエクステリアの展示会に今年も行ってきました。まずは、話題のLIXILカーポートSCの対抗品についてレポートします。
①三協さんは昨年発売のカーポートFⅡの2台用、3台用を発売(6月20日)
②YKKさんは1台用のアルミ屋根カーポート(24年秋ごろ発売)
三協さんのFⅡはLIXILが左右の勾配に対して前後勾配で発売。LIXILは雨樋が露出するのを嫌って左右勾配ですが、三協さんはデザインの工夫をして雨樋は露出しますが、あまり気にならない仕上がり。2台用は片側1か所で排水する為、雨水の処理がしやすいです。LIXILは片側2か所になり、後ろ側の柱にも雨樋があります。
上記の写真のとおり雨樋は目立ちにくいかなと。屋根がダブルホロー材(中空の構造)になっており、LIXILのSCと同じ。三協FⅡの1台用はシングル構造の屋根でした。これにより、雨音が大きい、熱くなるといった課題がありましたが、改良されています(1台用はそのままのようです)。
YKK社は見た目はSCとFⅡを合わせたような形です。発売時期がまだ先なので名称はアルミ屋根カーポートでした。ダウンライトや構造はよくわかりませんでした。
1台用について3社の構造を紹介します。下からはあまり変わりませんが、屋根の上には梁が通ります。YKKはさらに横にも屋根固定の梁が通ります。屋根構造はLIXILが奥行側に屋根板が延びています。三協、YKKは間口方向であり、真逆です。柱のところまで屋根があるのは三協のみ。
弊社の施工例です。ダウンライトの比較としては良いかも。1台当たりLIXILは3灯、三協は2灯。三協は明るさで心配していましたが、問題ありませんでした。
【総評・私見】
1台用のデザインの浮遊感ではLIXILの支持が多いのでは。2台用ではLIXILと三協で意見が分かれると思います。LIXILのSCによる独占状態のアルミ屋根市場ですが、三協も一定の人気が出ると思います。YKKは今後のお楽しみです。