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YKKAP プレーンルーフ「PLAIN ROOF」の2台用について(25年春発売予定)

LIXILカーポートSC、三協アルミカーポートFⅡを追いかけるようにYKKAPでもプレーンルーフ「PLAIN ROOF」が発売されました。2台用のお問い合わせがお客様からありましたので、状況を当社見解でご紹介します。

KKAP社のプレーンルーフ「PLAIN ROOF」ですが、9月25日のYKKAP社のビッグサイトの展示会に参加した際に、YKKAP社の説明員の方に伺ったところ、来年2月ごろの見込みと聞きました。確定ではないので来春発売で動かれていると思います。カタログにも2025年春発売予定と記載されています。
LIXILのカーポートSC2台用と三協アルミのカーポートFⅡ2台用との大きな違いは以下の3つになります。


LIXIL カーポートSC2台用と三協アルミ カーポートFⅡ2台用との違い

違い1 屋根材

柱のところまで屋根材があります。三協アルミカーポートFⅡやLIXILカーポートSCは柱のところに屋根はありません。

違い2 水勾配

水勾配が前後の勾配で家側(後ろ側)が低くなっている仕様です。
三協アルミのカーポートFⅡ(F2)も前後勾配ですが、前側の道路側が低い仕様で、反対の勾配です。対して、LIXILカーポートSCは左右どちらかに水勾配を取ります。前後勾配ではありません。

違い3 雨樋の位置

後ろ側(家側)に雨樋があり、排水されます。柱も排水を兼ねており、後ろ側に建ちます。雨水の処理を考える必要があります。

プレーンルーフはこちら

メリットとデメリット

続いて、メリットとデメリットです。

メリット1 スリムなシルエット

正面のフラット感は、同じ前後勾配の三協アルミカーポートFⅡより、スッキリしています。雨樋が後ろにある構造のため、スリムな屋根に見えます。

メリット2 操作性

後方の柱が家側に近く寄せられているので、車庫入れの障害になりにくく、操作性が良いと思われます。

デメリット1 デザイン性

側面に屋根を支えるための梁が見えます。意匠的にはマイナスポイント。左右の梁との間には屋根を固定する梁が入ります。
三協アルミカーポートFⅡ、LIXILカーポートSCと比べて左右の梁は余分な部材です。

デメリット2 水勾配の方向

雨水が後方(家側)に排水されるため、排水のための工事が必要になります。車庫に垂れ流しで良いのであれば問題ありませんが、外構工事が完了しているところに、あとから設置する場合は雨水の処理を考える必要があります。工事費が上がります。

その他

以前のブログでご紹介しましたが、照明のラインナップに問題があると思います。三協アルミカーポートFⅡやLIXILカーポートSCと比べて、YKKAPプレーンルーフのダウンライト照明は、灯具が大きくため、デザインの邪魔であることと、発光体が多いタイプのLED照明のため、美しくないです。

また、AC100v仕様のため、電気工事代がアップします。他社2社がラインアップしていますが、ラインライトが現状の一台用では設定がありません。追加される予定はあるのでしょうか未定です。おそらく、YKKAPさんのことですので、照明も仕様変更され、ラインナップ追加も急がれていると思って、期待しております。
照明についてはこちらで比較しています。<照明についての3社の比較>


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今56歳。人生の半分を過ぎました(笑)。今までのサラリーマン人生で学んだことを生活者のために役立てたいと思います。利他の精神、10歳若い気持、解決者になるをモットーに生きてきました。今までお世話になった方の更なる応援を受けて、発起しました。本質の発信をしていきます。