ビビりって、もっと知りたいってこと。見つけた、自分らしい未来への道【EXestインターンインタビュー③:柳下七美さん】
日本のファンを増やすスタートアップ・エグゼスト(EXest株式会社)です。エグゼストでは、一緒に働くインターンの仲間を随時募集しています。
この記事では、エグゼストのインターン業務内容について、先輩インターンさんにインタビュー🎤
今回は金沢大学のななみさんにお話をうかがいました。
「HOME VISIT」プロジェクトチームのリーダーを務めるななみさん。大学では土木工学を専攻し、化学の領域から、環境問題の解決に取り組んでいます。
駐在員だったお祖父様の影響などもあり、海外に強い興味を持っていたななみさん。「もっと世界を知りたい」という思いから、今回のプロジェクトには迷わず参加されたのだとか。エグゼストでの学びと成長について、詳しくうかがいます🎤
🎤✨WOW Uでの業務内容は?
現在、ななみさんは「WOWU」の1プロジェクト「HOME VISIT」推進チームのリーダーを務めています。
――HOME VISITチームの業務内容を教えてください
HOME VISITチームは、まだ発足したばかりのチームです。プロジェクトの立ち上げから運営、拡大までを幅広く任せてもらえるので、今は「何をしたいか」「どんなことをしたいか」をメンバーで考えている段階です。
今考えているのは、ガイドさんを増やす方法ですね。
たとえば、京都駅などの観光地で外国人観光客に声をかけ、HOME VISITのサービスを紹介する"声かけ作戦"を計画しています。
泥臭い広げ方ではありますが、自分の世界も広がりそうだなと。チーム一同、ワクワクしているところです!
――見知らぬ人に声をかけることについて、ドキドキや不安はありませんか?
本音をいうと、ちょっと不安はあります(笑)。
でもそれ以上に、「どんな出会いがあるかな?」「どんな感想が聞けるかな?」と思うと、ワクワクが湧いてくるんですよね。本やインターネットでは得られないような言葉を聞けると思うと、「やるぞ!!」と思えてくるというか。
旅行者の方が日本にどうして来たのか、どんなニーズがあるのかを詳しく聞いてみたいんです。
私は、人の気持ちや思いの理由がとても気になるタイプなんです。常に「なぜ?」と考えてしまうし、理由が分かるととても嬉しいんですよね。自分にはない経験を聞けたり、違う視点を知ることができたりすると、面白いな、と感じるんです。
たとえば、以前アイルランドに1ヶ月語学留学をしたとき、学生の約半分がフランス人だったんです。「なぜアイルランドに? イギリスではなくて?」と疑問に思ったけれど、本人たちに直接理由を聞くことはできず……。
今回きちんと声をかけてお話をうかがえるのは、自分のなかで「リベンジ戦」というか、願ったり叶ったりというか……。人の思いそのものにダイレクトな形で触れられることに、今からワクワクしています!
🎤✨HOME VISITチームに入りたい!と手を挙げた理由
――もともと、エグゼストのなかでも別チームに所属していたななみさん。なぜHOME VISITのチームに入りたいと思われたのでしょうか
変な言い方ですが「自分は海外に縁がある」と思っていて。HOME VISITのチームを作るとなったときも「この機会を逃す手はないな」とすぐに手を挙げました。
私は、祖父がドイツとイギリスに駐在員として赴任していたり、通っていた学校でも帰国子女の多いクラスに入っていたりするんです。
自分にとって海外は「どこか遠い場所」ではなく、「そのうち行く場所」なんですよね。変な言い方ですが(笑)。
旅行に行ったり、ゼミの学会に参加したりで、海外に行くこと自体はあるんですが、長期間となるとなかなか難しくて。そもそも大学に入学してすぐ新型コロナウイルスの感染拡大が起き、思うように動けず……。
でも、海外に行けないからといって、何も行動しないのは違うなと。英語の勉強などは続けていましたが、さらにHOME VISITの業務を通じて、海外の方と接する機会を増やしていきたいと思っています。
🎤✨エグゼストのインターンとして働くことについて「ピン」ときた理由は?
――エグゼストに参加したきっかけを教えてください
エグゼストが主催していた商品開発プロジェクトに参加したあと、そのままインターンとして参加しました。
このイベントは、地方の農家さんが育てている生産物のうち、売り物としては使いづらい「B級品」を使って商品を作り、最終的には実際にアメリカで販売することを考える……というものでした。
実はこのイベント、もともと私は参加する予定はなかったんです。
でも、イベント開催の直前になって、準備に携わっていらした大学の教員の方から「絶対に楽しいから行きな!」と強くすすめられて。「そこまで言われるなら……行ってみようかな?」と参加を決めました。
――実際に行ってみて、どうでしたか?
本当に楽しかったです(笑)。あのとき教員の方に「行ったほうがいい」と声をかけてもらえて、本当に良かったなあと思っています。
自分にとって一番大きかったことは、世界に目を向け、ビジネスについて考えるようになったことですかね。それまで私は、政治やビジネスには全く関心を持っていなかったんです。ニュースを見てもどこか他人事というか……。
でも、商品開発や販売を通して、世の中の動きやビジネスの仕組みについて考えるようになって。世界でどんなことが起きているのか、もっと知りたいという気持ちも芽生えてきました。
それから、商品開発にかかわるメンバーや、代表の中林さんとのやりとりも、学びが多いものでした。大学の学友とはまた違う刺激がありましたね。
――メンバーや代表とは、どんな学びがありましたか?
自主性ですね。エグゼストって、手を挙げて、自分の気持ちを伝えられれば実行に移せる文化があるんです。
新しいアイデアを出しても「前例がないから」などでブロックされることがなく、「面白そうだからやってみよう」と言ってもらえる。このカルチャーが、自分にとっては心地がよくて。
それから、決まったアイデアに、みんなで取り組めるのもいいな、と思っています。ああでもない、こうでもないと言いながらみんなで業務を進めて、いろいろな人の影響を受けながら前進できる。
私はもともと、人から言われたことを素直に受け入れて実行することに、そこまで抵抗のないタイプではあります。でも、エグゼストに入ってみて、ここからさらに、周りの人の意見を取り入れながら、自分の意見も出していくことの面白さを実感しました。
――現在ななみさんは、チームリーダーとして活動しています。チームメンバーとの意見の対立などもあると思いますが、何か気をつけていることはありますか?
メンバーの意見を引き出しやすい空気作りです。
私は個人的に、メンバーの意見をうまく引き出すのも,活かすのもリーダーの仕事だ、と思っています。だから、誰に、何を、いつ、どうやって伝えれば、よりチームやプロジェクトにとってよい形の意見が出てくるか、いつも考え続けています。
たとえば、チーム内での話し合いなどをするときでも、「なんでもいいから、何か言って」なんて言っても、いい結果にはつながらない。なら、メンバーが意見を言いやすいよう、なるべく具体的かつ、答えやすくなるような質問をしてみようかな、とか。
たとえば、「出たアイデアのなかで、あなた個人の感覚で、一番いいなと思った案はどれ?」みたいに。
――周囲をテキパキ引っ張るリーダーさん、という感じでしょうか。
うーん、それとも少し違って。
私はもともと「自分が場の中心でいたい!」とは思わないんです。どちらかというと、周囲の気持ちや反応が気になってしまうタイプで。
だから、メンバーがチームに対して何を考えているか分からないようなタイミングでは、「このまま進めていいのかな?」と不安に思ってしまいますし、歩みが止まってしまうこともあるんです。
いわゆる「リーダーらしいリーダー」って、やっぱりある種の強さが必要じゃないですか。「誰にどう思われてもいいから、自分の信じる道を突き進む!」というような。
私も、周りから「言うときは言うタイプ」と思ってもらっているのですが、実はそこまで猪突猛進に突き進めるわけではなくて。
言うまでにとても長い時間をかけていたり、脳内でシミュレーションしすぎて結局何も言えなかったりすることも、よくあるんです(笑)。
でも、これはこれで私の良さなんじゃないかな、と思っています。メンバーがチームに対して「なんとなく、つらいな」と思って欲しくなくて。一人一人の気持ちを聞いて、意見を言いやすい雰囲気作りを心がけています。
🎤✨ななみさんの研究分野について教えてください!
――ななみさんは大学で、土木工学の研究をされているそうですね。
はい。金沢大学の大学院で土木工学、特に水環境工学を研究しています。
――海外旅行者へのガイドと土木工学は、領域としてかなり離れているように思ったのですが……
確かに、直接のかかわりはなさそうに見えますよね。
私のなかでエグゼストでの活動と研究は、お互いに良い影響を与え合っているものなんです。
たとえば、HOME VISITチームでは「旅行客の方をホストの方の自宅に送る際、どんな公共交通機関を使って、どこを目的地にするか」ということを考える必要があります。これってまさに私の専門領域なんです。
土木工学は「人々の生活を支える基盤をつくる」学問です。バスや電車の路線、駅の設計、道路の整備などのインフラは、全部、土木工学の領域なんですよ。今後、メンバーとの話し合いやアイデア出しの段階で、私の知識が活かせるタイミングもありそうだと感じています。
――逆に、エグゼストでの活動が、研究に「使える」ことはありますか?
海外とのかかわりを持てることは、自分の研究にとって大きなメリットになると感じています。
私の研究対象は、PFAS(ピーファス)という、人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物の除去に関する研究です。PFASは自然環境で分解されにくい特徴があり、過去に廃棄された成分が水道水や河川、地下水などに残留していまっているんです。
日本でも環境省が調査や対策を進めてはいますが、最も研究が盛んなのは欧米、特にアメリカです。このため、私もいつかは海外の大学院に進学することを検討しています。
エグゼストのHOME VISITプロジェクトを通じて「海外からの視点」を継続的に取り入れられることで、思考の枠を広げ、グローバルな視座を養いたいと思っています。
――研究をしつつ、チームリーダーをしつつとなると、かなりお忙しそうですね
そうですね。実は去年も、別のチームでリーダーを任せてもらっていたのですが……。学部の卒論の時期とちょうど重なってしまい、キャパオーバーになりかけました。
そのときは、チームメンバーに「この仕事をお任せしたい」と一つ一つお任せしましたね。今思えば、「頼る練習」になったと思います。
仕事を任せることってこれまでの人生ではほとんど経験がなく、自分の指示で理解してもらえるのか不安はありましたが……。
「分からないことがあれば聞いてくれるだろう」という、ある種の気楽さもありましたね。メンバーとは、アメリカでイベント開催中に10日ほど共同生活をしていたりもするので、「この人たちなら大丈夫」という信頼関係がありました。
最近は、キャパオーバーになりそうになる前に、チームメンバーに色々相談するようにもなり。なので、今はそこまで不安はありません。
🎤✨エグゼストの良さを教えてください
――ななみさん自身が考える、エグゼストの魅力は何ですか
自分一人ではできない体験ができることでしょうか。
たとえば、企業とコラボレーションをして新しい商品を開発したり、イベントを企画したりできることが、すごく面白いなと思っていて。
大学のなかで土木工学の研究をしているだけでは、こういった実践的なビジネス経験はなかなか得られないな、と思っています。
あとは、フラットでオープンなコミュニケーションがあるところも魅力ですね。インターンでも自分の意見をどんどん言えるところが好きなんです。
意見をを否定されるわけでもなく、かといって過度に肯定されるわけでもなく。お互いを尊重し合える雰囲気があるな、と感じています。
――逆に「こうしたらもっと良くなる」と思う部分はありますか?
いいところの裏返しだとは思うんですが……。
どんな意見も可能性さえあれば採用してもらえる分、プロジェクトなどの進みがとても早いと感じることはあります。
流れを追いきれず、置いていかれるような思いをすることもゼロではありません……。このあたりは、エグゼスト以外の活動とどうバランスを取っていくか、自分のマインドとどう折り合いをつけるか、という部分だなと感じます。
あとは、自主性、裁量権があるからこそ、自分が今、何をするべきかが分からなくなってしまうタイミングは少なくありません。
今は、定期的にチームや全体で振り返りをする機会があるので、そこで軸を見直してもらっていますね。自分のなかでも、「自分とチームの進みたい方向はどこか」を常に意識する習慣をもっとつけたいと思っています。
――エグゼストでの経験を、今後どう活かしたいですか?
実は、エグゼストで働くなかで、将来の働き方の選択肢として「起業」ってアリかもな、と思ってきていて。もちろん、まだ具体的な方向性などが見えてきているわけではないんですが……。
エグゼストのように、少人数かつ裁量権の多い環境で働くのが、自分はとても好きなんだな、と分かってきたんです。性に合っているというのか。
自分で決定を下し、その結果に責任を持つことは、大変だけど、確実に自分の成長につながっていると感じています。
少し大きな話になるのですが……。どんな企業でも、なんなら国であったとしても、未来永劫その組織が続くとは限らないじゃないですか。でも、自分が成長し続けていれば、組織がなくなってしまったとしても、自分のなかに知識が残る。ここに、私はすごく魅力を感じています。
私って、実はすごくビビりな性格なんです。いろいろ頭のなかでぐるぐる考えては、なかなか行動に移せなかったり。友人にも「ななみは、人の100倍は考えてる。考えすぎだよ!」なんて言われたりすることがあります。
でも、ビビりだからこそ、自分の手で、自分の責任で、何かを作り、それを守り、発展させていきたいな、と。自分の人生の方向性が見えたのは、エグゼストにかかわれたからこそだなと感じています。
🎤✨どんな人が、エグゼストインターンに向いている?
――ななみさんの考える、エグゼストインターンに向いている人について教えてください
自分の意見や気持ちをはっきりと伝えられる人でしょうか。したいことや、やってみたいことが明確にある人にとっては、学びとワクワクの多い環境だと思います。
あとは細かいことですが、インターンの活動は基本的にリモートなんです。だから、チャットやオンラインミーティングで、自分の考えや感情を明確に伝えられるスキルがあることは重要かなと思います。
――最後に、インターンになりたい人へ一言お願いします!
エグゼストは「前例がないから」といった理由では、アイデアが却下されません。しっかり考えて、理由のある内容であれば、いつでも受け入れてもらえます。
「何か新しいことにチャレンジしてみたい」「自分一人ではできないことをやってみたい」と思う気持ちがある人には、とても楽しい環境だと思います。
それに、インターンメンバーはみんな、素敵な人ばかりなんです。ぜひこれを読んだあなたも「チーム・エグゼスト」の一員になっていただければ、とても嬉しいです!
――ななみさん、ありがとうございました!
EXestでは、インターンを積極的に募集しています!
EXestでは、一緒にPocket OwnersやWOW Uなどのサービスを盛り上げてくれるインターン生を募集しています。
このほか、EXestではあなたの「こんなことしてみたい」を最大限に尊重します。いつでもご連絡お待ちしていますので、ぜひEXestの公式サイトやWantedlyなどからお問い合わせください!
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