運動と脳機能との出会い~100kmマラソン挑戦編④~

走り方改革

Born to Runを読み、この世界には、手製のゴム板のシューズ(ワラーチ)で100kmくらい簡単に走っちゃう民族がいるということに衝撃を覚えた。

(後に自分でワラーチを作り、ワラーチで学校に行ったり、電車乗ったり、山登りしたいというワラーチ生活を始めるが、その話はまた別の機会で。)

踵から着地をしない走法によって、ワラーチでも走ることができるらしいということが分かった。

早速自分も、踵を着けずにつま先だけの着地で5kmほど走ってみた。次の日ふくらはぎに強烈な筋肉痛がきて、痛みで歩けなくなったことを覚えている。何かが違った。

どうやら踵を着けずに走るのではなく、小指の付け根あたりから着地して、踵とつま先が地面に着くころに足を上げるというミッドフット走法が有効だと分かった。

その日からミッドフット走法をひたすら練習した。この走り方に変えてから、スネや膝への痛みがだいぶ緩和された。この走り方なら100km走れると確信した。

ミッドフット走法に変えた最初の頃は、ふくらはぎへの筋肉痛に毎日襲われた。やっぱり、踵着地にするべきか悩んだが、ミッドフット走法を突き通した。身体の適応はすごいもんで、ある一定ラインを超えると筋肉痛が全く来なくなった。

自己最長50kmへ

相変わらずの失敗して学ぶスタイルで練習を続け、次は50kmのマラソン大会に出場することになった。