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Sogachin式統計調査士突破法~筋トレパワーで乗り切れ!編~

 この度、統計調査士という試験を受験して、合格点ギリギリの70点で合格しました。我が人生は常にギリギリですが、試験においてもギリギリを攻めています。

 そんな自分が、統計調査士に合格するために行ったことについてまとめました。統計調査士をはじめとする統計の勉強を行っている方にとって、少しでも有益な記事になればと願っております。

試験突破のための3つの原則

 この原則は以前に統計検定2級に合格したときに執筆した記事とほぼ似通っています。

 統計検定2級と統計調査士では試験の種類は違いますが、私が行った攻略方法は同じです。それでは早速、統計調査士試験突破の3原則について話していきます。

1) 準備不足は当たり前。それでも試験を受けろ

 この原則では、「勉強をするから試験を受けるのではない!試験を受けるから勉強するのだ!」という考えをもとにしています。そうです。みなさん一度は聞いたことがある「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!(踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間」(1998年)青島俊作刑事のセリフ)」と一緒です。は?。。。まあ、細かいことは置いといて、試験日を決めるんです。そうすれば、勉強せざるを得なくなります。試験があるからこそ、勉強にとりかかれるんですね。勉強のモチベなんて一気に下がることがあります。勉強していくなかでいつか試験を受けようと思っていては、その試験日はもしかしたら二度と来ないかもしれません。まずは、試験を受けてみましょう!準備不足でも全然いいんです!試験を受けないで撤退するに比べたら、試験を受けて木っ端みじんに粉砕されたほうが成長するもんなんですよ!だから、とりあえず試験を申し込みましょう!

2) 過去問は解くよりも読め

 今回の勉強の中心は過去問で行いました(2015年度から2019年度の過去問)。最初、2019年度の問題をパラパラと見ましたが、半分も分かりませんでした。こんな状態で問題を解き始めたら、問題が分からなすぎてイライラする結果、過去問を机からぶん投げてしまうかもしれません。これでは、勉強からの挫折といった負のスパイラルに陥ります。このスパイラルに陥れば、勉強へのモチベが低下するのは目に見えています。試験勉強にとって一番大事なことは、勉強を継続することだと考えています。問題を解いて答え合わせをして復習するというのはエネルギーを使います(自分の場合は)。そのエネルギーに比べたら、問題をみたらすぐに答えをみて、解答までのプロセスを学んだほうが省エネだと考えています。読むのであればほぼ誰でもできます。加えて、1回で理解しようとはせず、「10回くらい反復して読む中で理解できればいいや」という考えが大切です。1回目から完璧に理解しようとしたら、読むペースが遅くなり、勉強をしている実感が得られません。その結果、勉強へのモチベが下がります。そのような状態にならないためにも、なんとなく読みながら理解するように心がけましょう。1回目、2回目、3回目と回数を重ねていくなかで、自然と理解が深まるもんです。まあ、何度読んでも理解できない問題はとっとと諦めて次の問題に進みましょう!

3) 筋トレで得たパワーで試験に挑め

 筋トレによって得られるものは、筋肉だけではありません。近年の研究では、筋トレによって脳機能が高まることが示されています。脳機能のなかでも、実行機能といって、脳の前側(前頭前野)が司る脳機能が習慣的or一過性の筋トレで高まることが示されています。拙著でありますが、以前私が総説論文としてまとめています↓。

 この実行機能とは、自分が立てた目標達成に向けて思考や行動をコントロールする脳機能です。実行機能は学業成績とも関連があることが示されており、学業成績を高めるためにも実行機能の役割が着目されています。
 このような背景から、実行機能の認知パフォーマンス向上を促す筋トレは、勉強にとっての最大の味方ではないかと考えています。そんな考えを抱く私は、日々、筋トレと勉強に取り組むようにしています。
 筋トレによって得たパワー(向上した脳機能)で試験に挑め!という言葉はこのような研究の知見から生まれています。

まとめ

 以上に示した3つの原則を用いて、統計調査士の試験を突破することができました。次回は、専門統計調査士の試験においてもこの原則が該当するかどうか自らの体と脳を実験台にして取り組みます。
 最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。