【仕事/勉強】気持ちが乗らない時はサイキングアップが効果的
「エミール・クーエの努力逆転の法則」を紹介する記事の中で、集中状態を作りだす方法としてサイキングアップについて触れました。今日は改めて、集中力の高い状態とはどういう状態なのか、その状態をどう作り出すと良いかについてご紹介させていただきます。
集中しやすい状態(α波の出てるゾーン状態)
脳波と、パフォーマンスの関係は下図の通りです。
α波の出ている状態の時、人は集中している状態にあり、ピークパフォーマンスを出すことはできます。この時脳内では集中力の維持に必要な以下の神経伝達物質がバランスよく分泌されています。
・リラックス状態・・・セロトニン
・緊張状態・・・ドーパミン、ノルアドレナリン(※どちらもアドレナリンの一種)
ピークパフォーマンスを意識的に作るステップ
ピークパフォーマンスを出せる”集中状態”を意識的に作り出すために、以下のステップで取り組んでみましょう。
1)今の自分を客観視して、上図のどの状態にいるか把握します。
過度に緊張・興奮している時はβ波、ぼんやりした状態の時はθ波が出ています。
2)最初にリラックスした状態を作った上で、集中している状態(α波)に入るための方法を実施します。
こちらの記事を参考に→ 腹式呼吸、プチ瞑想をして、まずはリラックスした状態を作り出しましょう。その上で、状況に合わせて以下を実施します。
θ波(ぼんやりした状態)の時・・・サイキングアップ
β波(緊張・興奮状態)の時・・・セルフトーク(※こちらも今後紹介していきます)
今日はサイキングアップの方法を具体的にご紹介します。
サイキングアップのやり方
もやもやとした不安感があったり「気持ちが乗らないなあ」という時、リラックスし過ぎている時などに、音楽や体を使って意識的に緊張や興奮を高め、気分を盛り上げていく心のウォーミングアップです。脳内がθ波の状態からα波の状態に近づきます。仕事や勉強を始める前に行うと効果的ですので、中小企業診断士の受験生の皆様は、模試や演習の前にも試してみてくださいね。
1)腹式呼吸
・リラックス状態をつくる。
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2)やる気のでる音楽をかける
・自分の好きな曲や、気持ちが乗ってくる、テンポの速い明るい感じの曲、リズムのはっきりした曲を聴く。(再生プレイヤーがなければ、頭の中で音楽を流す)
※好みの音楽が一番ですが、言葉の入ってないインストゥルメンタル音楽などもよいようです。クラシックであればバッハやモーツァルトがおススメ。
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3)身体でリズムをとる
笑顔をつくりながら体でリズムをとり、次第に体を大きくゆらしていく。だんだんと心拍数が上がり、いわゆるハイな心理状態になってきたことを感じられればOK
※呼吸は、腹式呼吸を強く早く行います。1,2,3,4で息を吸い込み、5,6,7,8で強く吐く、というのを繰り返します。
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4)ポジティブな言葉を心の中で大声で叫ぶ
目を閉じて「よーし、仕事やるぞ!」「私は必ず合格する。きっとできる!」のような言葉を、繰り返し心の中で大声で叫びます。
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5)赤色のものを近くにおくと○
赤系の色は人を興奮させる色だと言われています。目をあけてスタートする時に、赤色のものが視界に入るところに置いてあるとよいでしょう。
プロスポーツ選手は上記の原理に沿った形で、サイキングアップを取り入れている方も多いと思います。皆さんも仕事や勉強で高いパフォーマンスを出すサイキングアップを取り入れてみてくださいね。
ただ、上記は対処法です「やらなきゃいけないのにやる気がおきない」と言う状態が続いている時は、根本的な所にアクセスをして改善する必要があります。多くのコーチングセッションでこのような方のご相談にも乗ってきましたので、ビビビと感じた方は以下の体験コーチングをお申し込みくださいね。直接のメッセージも歓迎です!
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