プロ野球 登場曲学～2019年 セ・リーグ 代打がうまくいくかもしれないアーティストランキングを考えてみた～
#野球と音楽
こんばんは、はじめまして。徳です。
タイトルの通り、今回は「セ・リーグ アーティスト別代打ランキング」について、自分で勝手にいろんな設定をしながらお遊びデータまとめをしてみたいと思います。データを使ったお遊びをしてみたかったのです、それではそれでは。
① 当研究のきっかけ
セの分析を表に掲げながらも、私はオリックスバファローズの小島脩平内野手のファンです。前監督時代より期待され使われるもなかなか結果が出ず、昨年代打で一定の結果を出し、活路を見出した苦労人です。
彼らの出番は主に試合終盤、代打・守備固めでの出場を待っています。そしてファンは前の選手の登場曲が少し流れ、止む。そしてかかる新たな登場曲、そして「…○番、△△に代わりまして、ピンチヒッター小島、バッター小島脩平！背番号38」のコールを待つわけです。小島さんの登場曲(LETTER feat.湘南乃風/GOKIGEN SOUND)の１音目が球場にかかるや否や、「コジきたあああああああ」となってるわけです、私が（お前だけだよ）。
私はこの代打の登場曲がかかる瞬間のワクワク感が大好きなのですが、そこでふと思ったのが「代打で１番かかってるのって誰なんだろう」、「てか代打で１番期待感のあるアーティストって誰なんだ」ということです。
そこで、今回は次に紹介する方法で、少しデータ遊びをしてみました。
② 今回の分析内容と方法、条件
今回は以下を検証してみます。
（両リーグやると時間が少しかかりそうだったので、まずはセリーグで試してみました）
・セリーグ 2019年 全出場野手の打席結果を参考に
・各選手の第一打席時の登場曲が全打席で流れたと仮定し（※）
・各選手の成績から、「代打時に特にかかった曲・その代打成功率」を打席数から考える。
（※）毎打席曲を変えている選手（G岡本・前DB筒香など）はこの方法だと趣旨に反する気がしますが、今回は１打席勝負の「代打」がテーマなので問題はないと判断し、実行してみました。
全体の分析はこんな感じ
（これは安打数でソートを書けた結果、山田哲人と坂本勇人に使われているGReeeeN、成績がすごいことになってました（これはまた別の機会に））
また、ざっと見た感じ代打打席数上位10傑以下だとアーティスト起用人数が1人ばっか（このアーティストは○○しか使ってない状態）だったので、今回は10位までをご紹介いたします。
それでは、2019、つまり「最新 代打ヒットチャート トップ10」・・・カウントダウン！！！！！
（データ元）
・登場曲
https://baseball.morelents.com/page/3/ 及び 各球団公式
・打席結果 https://baseballdata.jp/
③ 最新代打ヒットチャート トップ10(4位～10位)
10位 Da-iCE
(使用選手) 1名(G 石川慎吾 使用曲「パラダイブ」)
(代打結果(G石川))
代打回数 35回
代打安打 10回
代打打率 .286
10位には2011年デビューの5人組グループ「Da-iCE」がランクイン！
ジャイアンツの石川慎吾さんがしっかり代打で結果を残されていました。石川さんは関ジャニ∞の「もんじゃいビート」を使っている印象もありましたが、調べてるとパラダイブも結構長く使用していたようでした。Da-iCEはメンバーの工藤君がやってるラジオ(TBSラジオの「TALK ABOUT」)をちょこちょこ聴いているので、なんか石川さんに少し親近感も持ちました(?)。
続いて第９位！
9位 THE ROYAL CONCEPT
(使用選手) 1名(D 堂上直倫 使用曲「On Our Way」)
(代打結果(D堂上))
代打回数 36回
代打安打 9回
代打打率 .250
9位にはスウェーデンのロックバンドである「THE ROYAL CONCEPT」がランクイン。USJ15周年のCM曲で一時期流れまくってましたね。
直倫さんは前からBack Street BoysやJennifer Lopezなど洋楽をちょこちょこ選んでましたが、ここ数年はこの曲がかかれば直倫というぐらいには固めていますね。2019年は自身初の二けたホームランも達成してノッてきた直倫さん、2020シーズンもスタメン・代打問わずこの曲を轟かせまくってほしいですね～
8位 QUEEN
(使用選手) 2名(G重信・D平田 使用曲「WE WILL ROCK YOU」)
(代打結果（G重信(平田は代打起用無し）)
代打回数 37回
代打安打 9回
代打打率 .243
8位にはQUEENの名曲がランクイン。シーズンを通しては、平田・重信の二人とも一軍に定着している・足がかりをつかんでいる選手だけにかなり流れたようですが、代打においては平田さんが代打０回だったため、重信さんの結果のみとなりました。この曲は昔ホークス⇒バファローズで活躍した抑えの馬原さんも使ってましたね。QUEENは球場のお客さん全体が知っていることもあり、結構登場曲にはオススメです（ド私見）
7位 Bon Jovi
(使用選手) 3名(C安部・S中山 使用曲「It's My Life」/S渡邉大「Livin' On A Prayer」)
(代打結果（3人分)
代打回数 40回
代打安打 8回
代打打率 .200
8位QUEENに続き7位にも大物、Bon Joviが入ってきました。スワローズの筋肉お兄さん、昨年のルーキー中山翔太選手が使用してましたね。「なかやまきんに君」としてキャラを定着させようとする選曲に好感が持てます。マグマスパゲッティの勢いそのままに打球をぶっ飛ばしてほしいですね。
ただ、Bon Jovi打率（なんだそれは）自体は２割に収束。最近のVの立役者・カープ安部選手、期待のスワローズ渡邉選手も含め、来年はBon Jovi復権へ頑張って欲しいところですね。
6位 カラーボトル
(使用選手) 1名(C坂倉 使用曲「走る人」)
(代打結果)
代打回数 42回
代打安打 12回
代打打率 .286
6位はカープ坂倉さんの選曲がランクイン。恥ずかしながら初見でした、2004年結成のバンドで、味の素のCM曲にも選ばれてるんですね、すげ！
因みに昨季代打を中心に活躍の機会を増やした４年目の坂倉選手、プロでの盗塁企図はまだ０のようです。2020年シーズンは「走る人」になるのでしょうか、楽しみですね。
5位 Earth Wind & Fire
(使用選手) 1名(G阿部 使用曲「September」)
(代打結果)
代打回数 46回
代打安打 11回
代打打率 .239
さて折り返しの5位はおなじみ。阿部慎之助現G二軍監督の代名詞がランクイン。何回この曲にやられたことか…本当に阿部さんにはやられました、代打になってからも他球団ファンにとってその恐ろしさは変わらず、東京ドーム全体が相手ピッチャーをSeptemberの軽快なイントロもろども飲み込んでいくあの空気感をもう味わえないことはどこか寂しくもあります。
昨年の引退時にはファイターズの宇佐見選手（巨人時代の後輩）がこの曲を一瞬登場曲にするなんて粋なサプライズもありました。そういうのいいよね、本当に現役生活お疲れ様でした。
4位 FUNKY MONKEY BABYS
(使用選手) 3名(G大城「あとひとつ」/G小林「走りだそう」/S川端 「悲しみなんて笑い飛ばせ」)
(代打結果)
代打回数 53回
代打安打 9回
代打打率 .170
4位にはFUNKY MONKEY BABYSがランクイン。ファンモンは野球界使用率が常に高いアーティストですね、パリーグの方が多いイメージ(現E鈴木・現NY田中将・元L大崎・元BS辻などなど）でしたが、セリーグでも川端選手にファンモンの曲由来の専用チャンステーマが作られるなど高い人気を誇ってます。ただ、川端選手の不振・大城選手の代打苦手(?)により、打率はかなり抑えめに・・・。
活動しているアーティストで新曲が出ないだけに、G小林さんなど固定で曲を使い続けている選手に頑張ってもらい、「ファンモン使うと景気よくヒットが出る」感じを代打でも作って欲しいものです。
④いよいよトップ３！！！
3位 KANDO BANDO
(使用選手) 1名(T鳥谷「The feeling」)
(代打結果)
代打回数 56回
代打安打 14回
代打打率 .250
3位には抜群の代打起用回数を誇った鳥谷選手の出囃子がランクイン。KANDO BANDO は千葉館山在住の4人組ロックバンドらしいです。鳥谷さんは寡黙なイメージの割にいつも選曲がPitbullやRedfooなどイケイケな曲が多い印象です。この曲はかっこいい系ですね、この曲のコメント欄をよんでたら少し寂しくなってきました・・・。
現状今季この曲を流すフィールドが未定の鳥谷選手、一刻も早く、決まりますように・・・。
2位 Eminem
(使用選手) 2名(D福田「Lose Yourself」/DB乙坂「Venom」)
(代打結果)
代打回数 61回
代打安打 14回
代打打率 .230
2位にはエミネムがランクイン。ライオンズの森友哉選手が一時期使用するなど人気の高いラッパーです。D福田さんは「何言ってるか分からないから早く曲変えて」と周囲に言われてるとか。いやそれは許してあげてえやかっこええやんかなあなあ・・・
（集計してから分かりましたが、乙坂選手がEminemのVenomに変えたのは結構シーズン終盤らしいです。今回は便宜上全打席Eminemで入った計算になってます…改善点...(ちなみに乙坂さんはワンオクにしたりBlackpinkにしたり結構変えるタイプみたいです））
そして１位は・・・！！！
1位 TUBE
(使用選手) 3名(S荒木「終わらない夢に」/C磯村「涙を虹に」/T藤谷「My Hero」)
(代打結果（荒木・磯村（※藤谷は出場無し））)
代打回数 92回
代打安打 28回
代打打率 .304
堂々の第一位はTUBE!!!!!!!
セリーグ代打起用回数・代打安打数一位のスワローズ荒木選手 及び 代打率３割越えのカープ磯村選手に使われたことで、使用回数・打率共にダントツのトップに！！
パでもライオンズの外崎選手や木村選手が使うなど人気の高いTUBE（あとはS中村選手が昔使ってた「恋してムーチョ」など）、意外に「海の家」などではない選曲なのも驚きましたね、曲のバリエーションが豊富なベテラン歌手ならではの色々な曲の選曲、面白いですね。おめでとうございます！
⑤ 終わりに
本研究（研究とはいえませんが）の結論は・・・
セリーグで代打を任されたそこのあなた！！
とりあえずTUBEを流してみてはいかがでしょうか！！！！
色々分析面で難のある記事ではありましたが、少しでもプロ野球を楽しく観る一助になれば幸いです。個人的には日向坂46を使ってくれる選手が出てきてくれないかとめちゃくちゃ期待してます。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました！
またお会いしましょう！！