優先順位を間違えているから、説得力がない
ネットニュースをちらちら見ていると、目に付いたんですがディズニー映画がピンチみたいですね。
ディズニー最新作「ウィッシュ」は創業100周年の記念策として2億ドルの資金をかけて作られたようですが、興行収入が3160万円とのこと。
アメリカの契約について詳しくはないのですが、日本の映画、特にジブリ作品で言うと、制作費の少なくとも4倍の興行収入を上げられないと赤字だそうですね。
ジブリの場合は、制作しているスタッフが月給をもらっている社員で構成されていたので、興行収入が多くないとペイ出来ないと言う部分はあると思われますので、まあ、少なくとも
制作費=興行収入
では、大赤字だと思ってて間違いなさそうです。
そして今回の作品、どうみても負けですよね。
大負け、大惨事、地獄みたいな話ですよね。
まあ、大金を投じたから100%ヒットするなんて保証はないので、しょうがないところなのでしょうが、気になるコメントを見つけました。
まず、この失敗の一番の理由に挙げられたのが、配信サービスですぐに見ることが出来るので、家族連れの観客が映画館に足を運ばなくなったからと・・・
まあ、これはしょうがないというか、自分で自分の首を絞めた結果ともいえますね。
ここで勝間和代氏の言葉を使わせてもらいますと、映画を劇場で見るというのは、時差に金を払っていると言えるかもしれません。
もちろん、劇場で見ることで大きなスクリーンでみる臨場感、体験、同じような人たちと感動を共有できるみたいな部分も大きいですが、要は、配信やテレビ放送よりも早く見ることが出来る「時差」の部分が一番大きいのではないでしょうか?
この時差にお金を払うに足る暗いの作品であるのか、無いのか。
半年や1年待って、配信やテレビ放送で見てもいいくらいの作品なら、わざわざ1人2000円と交通費、その他諸々のお金を払って、時間を使って劇場に見に行くことはありませんよね。
時差にお金を払える作品は何なのか?
とどのつまり、おもしろいか、楽しめるかに尽きちゃうんですよ。
今回の「ウィッシュ」はこの時差にお金を払う価値がないと、多くのファンに判断されたと言うだけの話なんだと思います。
そこの部分を制作陣が口に出すのは、難しいと思います。
だから、ポリコレという、体のいい言い訳が使われているのではないか?とレベルの低い僕は考えてしまうわけです。
だって、スーパーマリオ 面白かったんですよ。
ドラゴンボールZの主題歌ではないんですが、頭空っぽの方が夢詰め込めて楽しかったんですよ(笑)。
それを、テーマがどうたら、昨今の社会情勢に反している、とかいちゃ紋付けたところで、売り上げという絶対の指標で大負けしてるんですよ。
今回の優先順位が違うというお話はこの辺で・・・