人生で一番の・・・から思い出した怖い話
今、このnoteを考えている場所が近所のマクドナルドなんですが・・・
人生で一番の声量で泣いている子供がいる席の斜め後ろに座っています。
こんなむっさいおっさんがいきなり、子供だっこしてあやすわけにも行かないので、どうしようか、どうも出来ないなあ・・・と思いながら、今この文章を書いている次第です。
一応ですが、親もスマホ触りながら無視しているような地獄みたいな状況ではないので、まあ部外者としては、スルーするしかないようです。
ここで思い出したんですが、僕が小2のころ、クラスの学級会か何かは忘れましたが、親に怒られた話をみんなの前で発表するみたいな時間がありました。
そして、冗談で父親が飲んでいたビールを飲んでしまった子とか、弟、妹二手を挙げて怪我させたらしこたま怒られたみたいな話が一通りでた後、O君の番になりました。
そのO君が話した親に怒られた話があれから35年以上立ちますが未だに衝撃的すぎて忘れられません。
O君が4歳の頃、我が家の地区から10キロほど行くと、デパートがありました。そして、そのデパートのおもちゃ売場にて、まあ、子供によくある「これ買ってー」と親に駄々をこねたO君。
普通だったら、ダメよ、買ってーのやりとりが何ターンかすると、親が根負けして、しょうがない買ってあげるわよ、と来るか、怖い親だと力付くで引っ張って帰るの2通りだと思います。
ですが、O君の両親は違いました。
いい加減にしないとおいていくわよ!と、そこで宣言しました。まあ、これくらいだったら、ダメよの延長戦で、後ろを何回か振り返りながら、子供が立ち上がって親のところにかけていく・・・というものでしょうが、恐ろしいことに、O君両親は本当に帰ってしまいました。
当時、年少の子供を一人残して・・・
O君も泣き疲れて周りをきょろきょろしたところ、本当にいなかったそうです。
かといって、4歳児に、家まで帰る交通費などはあるわけはなく、何とかその10キロ弱の道を歩いて帰ることになりました。
この時点で、相当やばい話なのですが、話はここで終わりません。
帰った時間は夜も完全に更けて、7時くらいだったらしいです。当時O君の家は団地住まいで、その自分の部屋のドアの前に行って、ドアを叩いたのですが、鍵がかかっていたと・・・
もう、完全に打つ手がないO君はどうしたかというと、その隣の家のドアを開けてもらって、隣の部屋のおばさんたちに、ご飯を食べさせてもらって一晩泊まったそうです。
そして、次の朝、おばさんたちと一緒に、自分の家に帰ると、心配した両親に泣きながら抱きしめられ・・・ということはなく、ゲンコツをもらったと、笑顔でこの壮絶な話を語っていました。
幸い我が家は、欲しいものを買ってくれるタイプの家だったので、こう言った経験がなかったせいか、衝撃を受けました。
今だったら、完全に幼児虐待、ネグレクト、警察沙汰の話でしょうが・・・
ちなみに、今日、マクドナルドで泣いていた子はこれが書き終わる頃には、すっかり泣きやんで母親と帰ったようですね・・・