【活動報告09】「メタバース霊岸島」スポンサー依頼活動1:株式会社内田洋行
2022年11月9日作成
本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、私個人が行う「働き方実験」についての活動報告書です。
1.株式会社内田洋行とアポ取り
10月31日、「メタバース霊岸島」の協力者である(株)光と風の研究所:社長の堀内さんから連絡が入り、11月7日に株式会社内田洋行とアポ取りが出来たとのこと。
急遽、その打合せに向けて、準備をする必要に迫られました。
実は、11/1~11/6まで、埼玉県横瀬町にある「LAC横瀬」という宿泊施設に泊まり、荒川中流部沿いを「カヤック一人旅」の下見のために歩く予定でした。
しかし、予定を変更して「LAC横瀬」滞在中は、全て株式会社内田洋行に対するプレゼン資料作成に充てました。
1-1.株式会社内田洋行の会社概要
株式会社内田洋行(以下、内田洋行と表記)といえば、
・東証一部上場企業
・資本金 :50億円
・年間売上高:約2,200億円
・社員数 :約3,200人
・本社住所 :東京都中央区新川2丁目4ー7
という日本を代表する企業の一つです。
1-2.内田洋行本社ビルは亀島川のすぐそば
内田洋行本社ビルは、霊岸島の中にあり、亀島川から約100mの処に位置します。
そのようなこともあり、当初から「メタバース霊岸島」の制作範囲に、内田洋行本社ビルも含めるようにしました。
1-3.2022年3月16日:大久保社長と打合せ
実は、内田洋行代表取締役である大久保社長とは、堀内さんの紹介で内田洋行本社ビル9Fで、打合せをさせていただいたことがあります。
もちろん、「メタバース霊岸島」の件です。
住宅地図18枚を貼り合わせた霊岸島周辺の地図を提示し、説明をしました。
その際、大久保社長は、この地図を随分と気に入っていただき、後日作成して郵送しました。
現在、社長室の壁に貼られているとのことです。
1-4.打合せ後、大久保社長と記念撮影
打合せ後、大久保社長は、本社ビル内を案内してくれました。
本社ビル全体が、ショールーム化しており、
・創業時からの歴史
・主力商品の展示室
・セミナールーム・会議室
・映像ルーム
・庭園
と、さながら博物館のような構成になっています。
その後、本社ビル前で記念撮影をしました。
今回のプレゼンは、それ以来のプレゼンとなり、準備を重ねてきた内容を説明しました。
2.株式会社内田洋行へプレゼン
11月7日14:00に株式会社内田洋行の社屋に入り、プレゼンを行いました。
2-1.名刺交換
当方の参加者は、
・佐藤将一郎((株)内田洋行:執行役員)
・堀内 道夫((株)光と風の研究所:代表取締役)
・平野 直樹(環境総合整備機構:理事・事務局長)
((有)エクセイト研究所:代表取締役)
・清水 宏優((株)キャドセンター)
です。
2-2.「メタバース霊岸島」構想:概要説明
名刺交換後、上記写真2と同じ霊岸島周辺の地図をテーブル上に拡げました。
これだけでも、会話が弾むと考えました。
先ず、私が「メタバース霊岸島」構想の概要説明を行いました。
その内容は、下記のスライドの通りです。
Δスライド1.「メタバース霊岸島」構想の概要
結論として、内田洋行の佐藤さんに対し、スポンサーになっていただきたい旨を伝えました。
2-3.メタバース制作の事例紹介
次に、(株)キャドセンターの清水さんが、メタバース制作の実績や事例紹介を行いました。
下の動画は、事例の一例で「バーチャル秋葉原」の紹介動画です。
Δ動画1.「バーチャル秋葉原」
(制作:(株)キャドセンター)
途中、佐藤さんからの質問に対し、応答する形で進められました。
2-4.プレゼン後の佐藤氏の反応
先ず、佐藤さんからは、内田洋行も制作に加わりたいとの申し出がありました。
2-4-1.制作合同チームを編成
合同でのチーム編成を行い、「メタバース霊岸島」を制作していくということです。
こちらとしては、資金提供をお願いしに伺ったわけですが、いきなり資金を提供してもらえるとは思っておらず、私としては嬉しい返答でした。
合同で制作する方向で、進めることにしました。
佐藤さんの地元に対する思いが、そう言わしめたのだと思います。
2-4-2.メタバースによる住民の合意形成に好感
特に良かったのは、住民の合意形成を図る上で、メタバースによる方法を好意的に受け取っていただいた点です。
「メタバース霊岸島」制作により、住民がアバターを通して、
・水辺遊歩道の散策
・和船に乗船しての河川観光
・地元遺産の再認識:「霊岸島学」
が可能となり、疑似体験できます。
そうすることで、水辺遊歩道や和船に対する賛同を得やすくなり、住民の合意形成をし易くなります。
2-4-3.「メタバース霊岸島」制作による効果にも好感
3D空間内に、スポンサー企業の社屋や看板などを設置します。
アバターを通して参加した住民に対して、スポンサー企業のイメージアップ・認知度アップに繋がります。
2-5.今後の展開:「霊岸島学」の構築
霊岸島内にある多くの遺産やゆかりの人物を再認識できるよう、「霊岸島学」の構築を目指します。
例えば、
・江戸湊
・和船:菱垣廻船・樽廻船・屋形船・猪牙舟
・河川:隅田川・日本橋川・亀島川
・埋立てられた河川:新川
・伊能忠敬
・東洲斎写楽
・赤穂浪士
・下り酒(日本酒)、酒蔵
などです。
あと、佐藤さんからの注文として越前堀を取り上げる必要性があるのではないか?という指摘です。
というのも、霊岸島に住む年配の方々は、越前堀の重要性を訴える方が多いとのこと。
そのこと自体、私は初耳でした。
越前堀は、福井藩松平越前守中屋敷を取り囲んでいた堀で、廻漕橋、栄橋などの橋が架かっていました。
もちろん、取り上げるつもりです。
3.メディアでも取り上げてもらえるように!
「メタバース霊岸島」構想を立ち上げたのは、今年の3月です。
それからコツコツと活動内容を、一人でブログやnoteに掲載してきました。
それらを見ていただいた方が、記事としてまとめ、公表していただくようになりました。
活動家としては、嬉しい限りです。
4.まとめ
以上、「メタバース霊岸島」を内田洋行にプレゼンし、その反応や今後の展開について報告しました。
すぐに制作資金をつくることはできませんでした。
しかし、内田洋行の社員が制作メンバーに加わっていただくという、考えもしなかった提案をいただきことができました。
考えようによっては、下手な資金提供よりも大きいことかもしれません。
活動を継続していくうちに、ひょっとしたら資金提供の話も出るかもしれません。
とにかく根気強く続けていきたいと思います。
先ずは、制作チームの方針・構成を検討する必要があります。
外部の助っ人を招待することも視野に入れ、早急に形成します。
次のプレゼンは、中央区役所です。
できれば、今月中に副区長の吉田不曇(よしだうずみ)さんとアポ取りし、プレゼンにお伺いしたいと考えています。
吉田さんとは、都市計画課長の時から30年の付き合いです。
半年に1回は会っていますので、きっと理解していただけると確信しています。
5.筆者プロフィール
筆者のプロフィールについては、下記の記事をご覧ください。