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「津山城天守閣再建構想」04:「メタバース津山城計画」
2022年12月21日作成
前回の記事では、リアルで津山城を再建することを提案する前に、バーチャル(メタバース)で津山城を再現する方法について探りました。
メタバースの概要やプラットフォーム、ワールド事例、「メタバース津山城計画」について説明しました。
今回は、「メタバース津山城計画」について、もう少し掘り下げて検討します。
下のスライドは、「メタバース津山城計画」です。
ページをめくってご覧ください。
Δスライド1.「メタバース津山城計画」
1.津山城位置図
津山城は、岡山県津山市内に位置します。
城郭の形式は平山城。
日本三大平山城のひとつです。
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津山盆地の中央部に位置し、城の東部を流れる吉井川支流の宮川と丘陵の天然の断崖を防御線に取り入れています。
城の南部を流れる吉井川とその支流で西部に位置するい田川を外郭とし、その内側に城下町の主要部を形成しています。
2.「メタバース津山城計画」の主旨
「メタバース津山城計画」の主旨は、下図の通りです。
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2-1.津山城天守閣再建に向けての戦略
バーチャル空間において、津山城を再現させることにより、デバイス(パソコン・タブレット・スマホ等)さえあれば、いつでもどこでも津山城を見学することができます。
そうすることで、身近な存在になります。
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2-2.住民や企業に対する再建へ向けての啓蒙
地元住民や企業に対して、津山城天守閣の再建意欲を掻き立てます。
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住民や企業による「津山城再建の声」を形成し、津山市・岡山県・国土交通省へ建議献策を行います。
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2-3.天守閣の構造や仕様などの検証
バーチャルによる津山城天守閣を制作しながら、実際の構造や仕様などの検証を行います。
判明した構造や仕様をバーチャル津山城に反映させます。
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2-4.観光産業の活性化
バーチャル空間において、津山城観光ガイドを行い、バーチャルイベントと併行します。
津山市内外の方に、津山城をアピールします。
リアルな津山城に対し、観光客の誘致に繋げます。
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3.「メタバース津山城」の進め方
「メタバース津山城」制作の進め方は、下図の通りです。
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3-1.第1段階:津山城天守閣を中心とした本丸をバーチャルで再現
第1期制作範囲として、津山城天守閣を中心とした本丸をバーチャルで再現します。
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第4段階で、アバターを通して、天守閣や本丸内を歩くことができる仕様にします。
3-2.第2段階:本丸広場にイベント会場を設置
本丸広場に、
・セミナー
・アート展示会
・コンサート
・盆踊り
などを開催できるイベント会場を設置します。
第5段階で、アバターを通してイベントに参加することができ、様々なパフォーマンスを楽しむことができます。
3-3.第3段階:スポンサー企業の広告看板設置
「メタバース津山城」に対して、スポンサーになっていただける企業や個人の広告看板を設置します。
3-4.第4段階:アバターにて天守閣・本丸内を散策可能
第1段階で制作した天守閣内部の作りこみを行い、アバターを通して天守閣内部を見学できる仕様とします。
本丸においても、櫓(やぐら)や土塀などを制作し、櫓内部を見学できる仕様とします。
3-5.第5段階:バーチャルイベント開催
第2段階で制作したイベント会場において、実際にイベントを開催します。
著名人を招待しての講演会を、リモートにより開催できます。
同様に、著名なアーティストを招待してのコンサートも、リモートにより開催できます。
3-6.第6段階:津山城二の丸・三の丸を増築
天守閣を中心とした本丸の作りこみが完了しましたら、二の丸・三の丸の作り込みへと移行します。
徐々に津山城全体の完成へと向かいます。
3-7.第7段階:住民の声を形成
天守閣などの見学やイベント開催により、「メタバース津山城」のファンを獲得していきます。
想定した一定数のファン獲得段階で住民の声をまとめ、リアルな津山城再建に向けて、津山市・岡山県・国土交通省に対して陳情を行います。
4.「メタバース津山城」のモデルケース
「メタバース津山城」制作にあたり、
・城郭
・イベント
・店舗
の観点で、モデルケースとなる事例を挙げます。
4-1.城郭のモデルケース
城郭のモデルケースとして、
・バーチャル小田原城
・バーチャル姫路城
・バーチャル伏見城・小倉城
・バーチャル二条城
を挙げます。
4-1-1.バーチャル小田原城
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4-1-2.バーチャル姫路城
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4-1-3.バーチャル伏見城・小倉城
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4-1-4.バーチャル二条城
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なお、城郭については、下記の記事をご覧ください。
4-2.イベントのモデルケース
イベント開催のモデルケースを挙げます。
4-2-1.セミナー・展示会
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4-2-2.コンサート・分踊り
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4-3.店舗のモデルケース
店舗のモデルケースを挙げます。
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5.メタバースプラットフォーム
メタバースのプラットフォームとしては、
・cluster
・DOOR
を検討しています。
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cluster、DOORともに日本国内の企業が運営するプラットフォームです。
その中でも、一番利用されているプラットフォームの一つが、clustarです。
ただし、clusterを利用するには、ソフトをデバイスにインストールする必要があります。
一方、DOORは、ソフトをデバイスにインストールしなくても利用できます。
WEB上での利用が可能であり、手軽さという観点では勝っています。
6.「メタバース津山城」の運営・管理
「メタバース津山城」の運営・管理は、新たに構築する(仮称)津山城天守閣再建コンソーシアムが担います。
もちろん、メタバースのみでなく、リアルな津山城天守閣の再建が目的の団体です。
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7.まとめ
以上、
・津山城位置図
・「メタバース津山城計画」の主旨
・「メタバース津山城」の進め方
・「メタバース津山城」のモデルケース
・メタバースプラットフォーム
・「メタバース津山城」の運営・管理
について説明しました。
「メタバース津山城」制作は、あくまでも地元住民が中心になって進める方法がベターです。
特に、地元の高校生や大学生といった若い人の力が必要になります。
「メタバース津山城」は、津山城再建に対し、熱い気持ちを抱く方々が集い、リアルな天守閣の建築に向けての仕掛けです。
志を抱く人は、参加していただき、共に制作していくことを望みます。
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8.筆者プロフィール
筆者のプロフィールについては、下記の記事をご覧ください。