【活動報告01】メタバースプラットフォーム・制作企業の選定
2022年7月1日作成
本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。
「メタバースによるまちづくり」に至った経緯につきましては、下記の記事をご覧ください。
1.プラットフォーム選定
日本で利用されている主なメタバースのプラットフォームには、
・VRチャット(アメリカ)
・Neos VR(チェコ)
・クラスター(cluster)(日本)
・バーチャルキャスト(日本)
・リアリティ(REALITY)(日本)
・ドア(DOOR)(日本)
・ゼペット(ZEPETO)(韓国)
など様々なものがあります。
それぞれのプラットフォームには特徴があり、利用者は使い分けて利用しているのが現状です。
1-1.「メタバースによるまちづくり」の目的
「川をまちの表舞台」にすることが究極の目的です。
この実験では、そこに至るまでの啓蒙装置を制作することが目的です。
今回の実験では、中央区の亀島川沿い(住所:中央区新川1・2丁目)にある「霊岸島」を取り上げます。
霊岸島を、
・川を表舞台にしたまちづくり
・江戸情緒のあるまちづくり
にするための手段として、メタバースにより
・水辺を活かしたバーチャル空間
・江戸時代のまち並みを再現したバーチャル空間
を制作し、地域の住民を中心として啓蒙活動を行い、リアル(ハード整備)に繋げたいと考えております。
上記を再現するために、
「どのプラットフォームを利用すると、目的達成に向けて一番貢献できるのか?」
を探りました。
1-2.住民啓蒙用は「DOOR」を検討
住民啓蒙用のメタバースプラットフォームについては、「NTTXR」が提供する「DOOR」を検討しています。
メタバースプラットフォームの大半は、デバイス(PC、タブレット、スマホ)にアプリをダウンロードする必要があります。
しかし、「DOOR」は、アプリをダウンロードする必要が無く、WEBサイト上にて操作可能となります。
手間が軽減されますので、住民啓蒙用として適したメタバースプラットフォームであると判断しました。
1-3.イベント開催、店舗販売は、「cluster」を検討
イベント開催
・和船による隅田川、日本橋川、亀島川周遊
・水辺コンサート
・落語・講談
・ファッションショー
・セミナー
店舗販売
・バーチャルアイテム販売
など、有料での開催については、「cluster」を検討しています。
「cluster」を利用するには、アプリをデバイスにダウンロードする必要があります。
ちなみに、「バーチャル渋谷」は、clusterが使われています。
2.メタバース制作企業との連携
筆者自身が、知識ゼロの状態から「メタバースによるまちづくり」を制作しようといています。
そのこと自体は続けていきますが、後々の
・プロモーション活動
・メンテナンス活動
・資金作成
などを考えますと、メタバース制作企業との連携が必要になります。
2-1.(株)キャドセンターのセミナー参加
3DCGのデータ制作・販売を手掛けるキャドシステムという企業が、メタバースに関するセミナーを行うということで、参加しました。
キャドセンターは、これまで主に不動産開発に伴う3DCGの制作を手掛けてきた企業です。
キャドセンターが提供する3DCGや制作されたメタバースによる街空間を見ますと、さすがにプロであると感じました。
と同時に住民啓蒙をする場合、映像品質の高い方が、説得力が増すだろうなあと感じました。
ちなみに、「バーチャル秋葉原」は、キャドセンターが制作しています。
2-2.キャドセンターの担当者に相談
キャドセンターの技術力を活用できれば、精度が高く、説得力の高いメタバース空間を構築できます。
そこで、担当者の方とZOOMにて、相談をさせていただくことになりました。
先ず、筆者が意図する「メタバース霊岸島」構想について説明しました。
「メタバース霊岸島」構想については、下記の記事をご覧ください。
担当者の方は、「技術的には問題ありません」と、おっしゃっていただきました。
ただし、「川沿いの街並みの制作だけでも、1,000万円はかかります」とのことです。
資金作成の問題であることが浮き彫り。
筆者としては、資金の工面をする必要が出てきました。
3.資金作成に取組む
資金作成にあたり、筆者のこれまでの渉外活動を活かすことにしました。
「実験計画書」にも記しましたが、既に
・大豊建設株式会社(中央区新川1丁目)
・株式会社内田洋行(中央区新川2丁目)
に対して声を掛けさせていただいており、好印象をいただいております。
また、中央区の住民に対する啓蒙活動が、目的となりますので、中央区役所に対しても、持ち掛ける予定です。
幸にして、中央区副区長:吉田不曇さんとは、川に関連した活動で30年の付き合いがあります。
陳情に伺い、予算の打診も取ってみたいと考えております。
上記企業や区役所に対するプレゼンを行う必要があります。
そこで、キャドセンターの担当者にノートパソコンを持参してもらい、プレゼンをしていただくことで合意しました。
次回の活動報告では、プレゼン活動の結果について報告します。
上手くいけば、いいのですが・・・