【活動報告07】「メタバース霊岸島」ZENRINとオンライン会議
2022年11月3日作成
本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、私個人が行う「働き方実験」についての活動報告書です。
1.これまでの活動内容
「メタバース霊岸島」のこれまでの活動内容をまとめましたので、ご覧ください。
2.ZENRINとオンライン会議
9月28日に、インテックス大阪という展示会場にて開催された「建設DX展」に参加しました。
ZENRINのブースにて3D地図データの打合せを行ったところ、「メタバース霊岸島」制作に使える可能性を見出した旨を、上記掲載の【活動報告06】において報告しました。
「メタバース霊岸島」の具体的な制作について、オンライン会議を行いましたので、その内容を報告します。
2-1.ZENRINと2回のオンライン会議
ZENRIN側の参加者は、
本多桃子
株式会社ゼンリン
GISソリューション営業部 GISソリューション営業三課中澤 敬
株式会社ゼンリン
本多桃子さんの上司
です。
打合せは、ZOOM上にて2回行いました。
第1回ZOOM会議:2022年10月17日:ワールド内容確認
第2回ZOOM会議:2022年11月2日:3Dデータ制作費用
2-2.「メタバース霊岸島」にて演出したいことの確認(2022年10月17日)
「メタバース霊岸島」構想の概要説明をさせていただきました。
内容につきましては、下記の記事をご覧ください。
当初、検討していた内容を全て盛り込みますと、株式会社キャドセンターの3Dモデル制作見積額は1,400万円になることが判明しました。(活動報告04)
大々的にプロモーション活動を展開していくことを考慮しますと、これ位の制作費用は必至と考えられます。
しかし、メタバースにおけるマーケティング活動をしている知人のアドバイスによりますと、
利用者が、一定数を見込めるまでは、小さく始める方が良い。
マーケティング手法による利用者の増加を図る手立ても必要
制作費用をかけて大々的に始めても、途中でこまめな改善をできないと、無用の長物になる可能性がある。
などです。
そこで上記の第1案は、
・マーケティングによる利用者数の確保
・制作費用の収集
・技術的なメンテナンス可能な人材確保
できた段階で進めることにしました。
第2案は、「メタバース霊岸島」の最低限の認知活動を目的として、低予算での活動を始めることにしました。
2-3.制作費用を極力抑えるために!(2022年10月17日)
「メタバース霊岸島」第2案の制作費用のトータルは、約100万円以内を目指しています。
そこで、制作範囲は変えず制作箇所の変更(減少)を試みました。
2-3-1.制作範囲は現状維持
2-3-2.制作箇所は減少
制作箇所は、第1段階においては、下図に示す箇所に変更(減少)します。
つまり、「水辺遊歩道」のみを再現します。
2-3-3.イメージパース
水辺遊歩道のイメージパースは下図の通りですが、3Dデータについては、もう少し簡略化します。
2-3-4.ZENRIN3DデータはUnity上で操作
ZENRINの3D地図データは、「Unity」というソフト上にて簡単にデータを操作可能です。
下図は、ZENRINの3Dデータですが、霊岸島の西側を流れる亀島川水面の位置を自由に上下している様子を表した図です。
水面の高さを現況に適合させることも容易にできますので、その点でも制作費用の抑制に貢献します。
2-4.制作費用の確認(2022年11月2日)
ZENRINの3D地図データの価格は、650m四方:162,800円です。
ベースとなる地形データは、ZENRINの3D地図データを採用します。
また、ZENRINの3D地図データを基に、
・水辺遊歩道
・街路から水辺遊歩道へ降りる階段
を付加する制作費用は、約20万円となります。
つまり、
・3D地図データ使用権 :162,800円
・水辺遊歩道・階段制作費用:約20万円
の合計金額:約36万円が、メタバースプラットフォーム:clusterに搭載する前の金額です。
これに、
・clusterの搭載料
・clusterの使用料(毎月)
がかかります。
その料金は調査中です。
3.まとめ
ZENRINとの2回の打合せにより、3Dモデル制作見積費は、36万円まで落とすことができました。
第1案(本格的なメタバース空間):(株)キャドセンター案
1,400万円第2案(最低限のメタバース空間):(株)ゼンリン
36万円
これに加えて、メタバースプラットフォームへの搭載費用や使用料が発生します。
見栄えがするのは、当然にして第1案です。
しかし、制作費用が掛かりすぎますので、先ずは第2案で制作し、「メタバース霊岸島」の認知度を上げるところから始めたいと考えます。
4.筆者プロフィール
筆者のプロフィールについては、下記の記事をご覧ください。