生成AIによる業務支援により、売上向上の貢献度を計測【活動報告書04】画像生成AI:「Bing Image Creator」にて絵画制作
前回の【活動報告03】では、
・「VIRTUAL RIVER STUDIO」とは?
・cluster:ワールドクラフトで制作
・「VIRTUAL RIVER STUDIO」の紹介
について報告しました。
「VIRTUAL RIVER STUDIO」は、生成AIで作詞・作曲した音楽のお披露目の場として制作しました。
今回は、画像生成AIである「Bing Image Creator」の紹介をし、「川を表舞台とした街づくり」をテーマとした画像を作成します。
画像は、
・油絵
・水彩画
・イラスト
などです。
作成した画像は、前回紹介した「VIRTUAL RIVER STUDIO」に隣接して建築する「バーチャル美術館」に展示予定です。
1.Bing Image Creatorとは?
Bing Image Creatorは、Microsoft社が提供する画像生成AIです。
プロンプト(指示文)を入力することで、作成したいイメージ画像を4枚作成できます。
画像生成は、OpenAIが開発した「DALL・E2」を使用します。
Microsoftアカウントを持っていれば、誰でも無料で利用可能です。
また、最大の特徴は、日本語でのプロンプト(指示)が可能である点です。
なお、Bing Image Creatorの
・始め方
・使い方
などについては、下記の記事にまとめていますのでご覧ください。
2.「バーチャル美術館」に掲載する絵画を作成
冒頭でも述べましたが、Bing Image Creatorにより作成する画像は、「川を表舞台とした街づくり」をテーマとします。
先ずは、Bing Image Creatorの操作に慣れるために、思いつくままにプロンプトを出した結果の画像を掲載します。
2-1.プロンプト1:水辺遊歩道を歩くアベック
プロンプト1は、「夕陽の中を川辺にたたずむ城を背景として、水辺遊歩道を歩く若いアベック」です。
その結果は下図です。
4枚の画像のうち、アベックになっている画像は1枚だけです。
もう少し細かい指示出しをする必要があると感じます。
ちなみに、この画像が、Bing Image Creatorを利用して作成した最初の画像です。
2-2.プロンプト2:サン・アントニオのリバーウォーク 油絵
プロンプト2は、「アメリカ合衆国テキサス州サン・アントニオのリバーウォークといわれる水辺遊歩道 油絵」です。
その結果は下図です。
サン・アントニオのリバーウォークの風景が、油絵として再現されました。
雰囲気はよく出ています。
2-3.プロンプト3:サン・アントニオのリバースタジオ 油絵
プロンプト3は、
「アメリカ合衆国テキサス州サン・アントニオのリバーウォークといわれる水辺遊歩道、川を挟んで
・右岸は野外音楽ステージ(音楽家が演奏)
・左岸は野外観客席(客多数)
油絵」です。
その結果は下図です。
野外音楽ステージの雰囲気が出ていないので、もう少しプロンプトの内容を工夫する必要があります。
2-4.プロンプト4:サン・アントニオのリバースタジオ 水彩画
プロンプト4は、
「アメリカ合衆国テキサス州サン・アントニオのリバーウォークといわれる水辺遊歩道、川を挟んで
・右岸は野外音楽ステージ(音楽家が演奏)
・左岸は野外観客席(客多数)
水彩画」です。
その結果は下図です。
水彩画の方が、油絵よりも若干、野外音楽ステージの雰囲気が出ていますが、イマイチです。
こちらも、プロンプトの内容に工夫が必要です。
2-5.プロンプト5:江戸時代、和船の水彩画
プロンプト5は、「江戸時代、江戸の街中の堀沿いを和船が行きかう風景 水彩画」です。
その結果は下図です。
帆立船が多くなってしまいました。
イメージとしては、もっと小さい
・猪牙舟(ちょきぶね):3~4人乗り
・屋形船(やかたぶね)
をイメージしていました。
具体的なプロンプトの入力が必要です。
2-6.プロンプト6:水辺遊歩道の屋台が賑わっている様子 水彩画
プロンプト6は、「川の水面に高さが近い水辺遊歩道に様々な屋台が出店して賑わっている様子 水彩画」です。
その結果は下図です。
屋台というか掘立小屋というか、どちらかよくわからない画像となりました。
見方によっては、東南アジアのどこかの国の貧民街に見えなくもないです。
こちらについても、プロンプトに工夫が必要です。
3.まとめ
Bing Image Creatorを初めて使ってみた感想は、「使える」でした。
上記に掲載した画像のままでは、「バーチャル美術館」に掲載できる画像はありません。
しかし、プロンプトを工夫すれば、それなりの画像ができるという感触を持つことはできました。
どんどん画像を出力して、「バーチャル美術館」に掲載できる画像を少しでも多く作成したいと考えています。