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チャンピオンロード開幕だ〜

ぼーれーです。Xのアカウントが消してしまい、連絡手段がなくなったため真皇杯の運営の皆様にはご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。

さて、さざなみオフが終了し、次はチャンピオンロードの開催告知です。当初の構想とは異なる形となり、方向性の調整に時間を要しました。そのため、1ヶ月前の告知となってしまったことをお詫び申し上げます。申請開始は6月14日です。詳しくは@PokelogのXアカウントをご確認ください。

チャンピオンロードは、競技的価値をオフライン大会に提供するために設立した団体です。有識者やコミュニティ内外のインフルエンサー、上位プレイヤーとの意見交換を通じて基本構造を構築しました。私自身、音楽イベントやファンミーティングの運営経験があり、その知見も多少反映させています。しかし、スタッフや中心メンバーはまだ初心者であり、組織的に強固ではありません。そのため、多少のミスがあるかもしれませんが、運営メンバーの成長として見ていただければ幸いです。

チャンピオンロードという大会は、これまでのオフライン大会と大きく変わりませんが、長期的に参加することで新しい体験を提供できるようにします。「競技性」という言葉をよく使いますが、これは具体的な答えがあるわけではなく、抽象的な表現ですのでご了承ください。

特に、TOD(Time Over Death)制限をかけている点については評価が分かれるかもしれません。私は、TODを使えるなら使うべきと考えています。ポケモンシングル対戦は、6匹の見せ合いから3匹を選出し、相手のポケモンを3匹瀕死状態にした方が勝利するゲームです。努力値、種族値、性格補正、持ち物、ポケモンの種類、ポケモン同士の相乗効果など、様々な要素を戦略的に競わせるゲームであり、競技的に競う部分はここにあるべきだと考えています。TODという時間制限を利用して勝敗を決定する戦術は、この競技性を無視して勝敗を決定する要因となります。これは対戦の勝敗を決定つけるには評価が高い戦い方ですが、ポケモンというゲームの制作者が意図した遊び方ではないと感じます。

競技的な価値は参加者だけが認めていれば良いわけではありません。視聴者や参加者が勝者を認めるという構図が重要であり、そこに価値が根付くものだと思っています。これは私が学生時代にスポーツに打ち込み、プロスポーツ選手を目指した経験と、現在の仕事で得ている感覚に基づいているため、客観的事実とは異なるかもしれません。

ポケモンシングル対戦は、大元のRPG部分での体験を通じてポケモン対戦に触れ、挑戦する人が増え、見ている人も楽しめる部分が多いと思います。もちろん、TODの駆け引きを見てその魅力に取り憑かれた人もいるでしょうが、私が現役でやっていたポケモンBWはTODがなくても非常に楽しいコンテンツでした。したがって、TODは対戦コミュニティへの参入理由としては必ずしもプラスではないと感じています。

TODにはフラストレーションの原因となる側面があります。相手が持ち時間を最大限に使うことで試合が遅延し、多くのプレイヤーがストレスを感じる可能性があります。試合がスムーズに進行しないと、プレイヤーはゲームへの満足度が低下することが頻繁に起こると思います。また、ポケモンは遅延行為を時間切れまで継続しなければ勝利することはできないため、フラストレーションを感じるシーンは少なくありません。

さらに、特定の戦術が再現性高く効果的である場合、新規プレイヤーやカジュアルプレイヤーが不公平に感じることがあります。これにより、ゲームコミュニティの健全性が損なわれる可能性があります。特に、1年半ほどオフラインで出会ったプレイヤーに質問した内容では、カジュアルプレイヤーはこの状況を良くないと認識している一方で、ランクマッチをやり込んでいるプレイヤーは戦略上必要と感じています。質疑応答をしたベースの人数が少ないため、これをコミュニティ全体の意見とするのは難しいですが、不健全性は内包しているように思います。これは新規プレイヤーやカジュアルプレイヤーの参入障壁になる可能性は否定できません。

また、競技性と大会シーンへの影響も考慮すべきです。大会シーンにおいて、持ち時間を最大限に使う戦術が普及すると以下の問題が生じると考えています。

  • 観客から見た大会シーンの魅力低下: 試合のテンポが遅くなり、観戦している観客の興味を引きにくくなります。これにより、大会シーンの人気や注目度が低下する可能性があります。

  • 競技の公平性: 競技の結果が選手のスキルや戦略よりも持ち時間の使い方に依存するようになると、競技の本来の目的や価値が失われる可能性があります。競技は通常、プレイヤーの技術や知識、戦略の優劣によって決まるべきですが、持ち時間の操作が勝敗の重要な要素になると、その競技としての価値が低下してしまうと考えています。

これらの観点を考慮し、チャンピオンロードではTOD制限のルールを採用しています。この考え方が浸透するかは未知数ですが、このような理由で大会ルールをランクマ準拠にしていません。

「上に書かれていることは起きていない!実際、今行われている大会は盛り上がっているじゃないか!」と言われることもあります。しかし、ポケモンは非常に多くのプレイヤーがいるため、人数の観点から盛り上がっているように見えるかもしれませんが、私はもう少し危機感を持つことが必要だと思います。コンテンツの人気に安住せず、コミュニティを活性化させることが大切だと考えています。

ランクマでTODで苦しんでいるので、それがなく楽しめるんだなくらいで大会の参加してくれたら嬉しいです。
また、受けループアンチではありません。受けルーパーは大変な努力をしているプレイヤーたちだと思ってリスペクトしています。あんまりXで喧嘩しないでね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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