さざなみオフの起こり
挨拶
初めまして、ぼーれーと申します。
この度は”さざなみオフ”にご参加頂きありがとうございました。
さざなみオフでは
”オフ会の全体デザイン”
”大会ルール作成”
”サブイベントアイディア”
”機材の準備”
”会場手配”
”名札デザイン”
”サブイベント受付カードのデザイン”
”ロゴデザイン”
の担当をさせて頂きました。
また今回はオフ運営の費用は私のスポンサー費用で賄われております。
さざなみオフが開催されるに至ったか
この記事では”さざなみオフ”がどうして開催されるに至ったか、そして何を考えているかを書いておこうと思います。
文章は乱雑で文体も疲れる形態が多いと考えられますのでその時はブラウザバックして頂ければと思います。
きっかけの話
さざなみオフの開催するに至るにはいくつかのきっかけがありました。
1つはシングル厨の集いの復活。
BW〜BW2期をメインで活動しており、人生で最も楽しく最も人生を浪費した3年余りは自分の人生を歪ませるには十分でした。
その最大の思い出が復活するならばとオフ大会への参加のモチベーションはグッと上がりました。
そしてそれを主催するのがポケソルという同世代を遊んでいたプレイヤー達であればそれはより一層際立ちました。
特にへるぴんさんは常に張り付いて配信を見ていたのもあり継続して活動している姿は嬉しく思いました。
もう1つは今回、スタッフとして参加して頂いていた”ぶれどん”(@breakingdawn719)さんが主催していた”Dive to live”という
オフライン大会への参加でした。
参加者はわずか6名と少ないオフイベントでしたが”さざなみオフ”の運営スタッフの大半はここで出会いました。
人が少なく大会自体も数時間で終わってしまったところ、余った時間をプレイヤー間で話す時間に変換したことで意気投合し、
僕たちはディスコードサーバーを構築してそこで交流を深めました。
うみんちゅさんと出会ったのもここです。
交流サーバーで話していくうちにうみんちゅさんと意気投合しました。
その中でも一番重要だったのはうみんちゅさんが
ポケモン対戦というコンテンツに新しい価値を作りたい
という考えを持っていたことです。
僕はこの考えに共感し”さざなみオフ”を開催することを提案しました。
開催する為の課題
うみんちゅさんはYouTuberであり、ポケモン実況者であるという強みがあります。
そしてうみんちゅオフというコミュニティオフの開催実績が既にありました。
しかし、対戦をメインとしたイベントの開催経験はなく僕自身もポケモンオフの参加は10年以上振りでした。
僕たちは経験を重ねることが必要でした。
そこで可能な限りの経験を得る為にオフ大会へ積極的に参加することにしました。
これは多くのオフ大会へ参加するモチベーションが高いユーザーとの交流とオフ大会イベントの構造を体感的に理解することが出来ました。
第37回、38回、39回シングル厨の集いオフ
雷撃
富山オフin東京
アシストパワーオフ
短い期間ながら多くの人と交流しおよそ160人ほどのプレイヤーと交流することが出来ました。
そこで聞いた話や体感した内容から僕たちは大会にはどのような要素を盛り込む必要があるのかを検討し議論しました。
しかし、そこはやはり運営経験がない、そして10年を超えるブランクがありました。
オフ運営の話を聞きにいく(めーぜんさん)
そこで既に運営を経験しているプレイヤーに話を聞くべきだと考えました。
1人は”めーぜん”(@medicham_jp)さん、多くのポケモンオフのスタッフを経験しアシストパワーオフでは主催を務めているプレイヤー
です。
第2回アシストパワーオフ詳細
お話しする時点で用意していた仮説と実際のオフ大会の現状のヒアリングと運営する上で気をつけなければならない点などを長々と話し続け
全ての事象においてアドバイスを頂くことが出来ました。
その節は10年ぶりかつ絶対に覚えていない僕に丁寧な対応をして頂き大変ありがとうございました。
めーぜんさんとの話は”さざなみオフ”の基盤になりました。
さらにそこから仮説、検討を進めどういったオフを作っていくべきかを検討する段階に入りました。
”さざなみオフ”の最終目標は
ポケモン対戦というコンテンツに新しい価値を作りたいを達成することです。
そして1回目で達成するのは不可能でした。
そしてオフ文化を盛り上げると同時にSV時点でのユーザーがどうしたいかを知る必要がありました。
どんなコンテンツを楽しみたいか、どんなコンテンツに触れてきたか、オフ大会は何故縮小したのか、ランクマッチはなぜ盛り上がったのか
SVから復帰した僕には全て知らない情報でした。
オフ文化について聞きにいく(ポケモンソルジャーさん)
そこでコネをこねくり回し、僕は
”ポケモンソルジャー”(@Pokesol_info)さんに話を聞きに行くことにしました。
予定を調整して相談に乗って頂けたのは
”A0”(@A0tter_)さん”シータ”(@poke105__)さんでした。
聞きたいことはここで全て聞きました。
BW2以降のポケモンコミュニティの話を知っている限り教えてもらい
オフイベントに方向性について、やりたいこともやりたくないことに対してもどのような効果があるのかないのか悪いのかいいのか
そんな途方もない話をたくさん聞いて頂き、意見を交換させて頂きました。
今振り返ったら7時間通話してるんだけど馬鹿か?
事前に話を聞いて頂く際
ポケモン対戦ってコンテンツに新しい価値を与えたい!
という題目の原稿用紙12枚ほどのテキストファイルを送りつけていました。
今思うと本当によく読んでくれたなあと思います・・・
本当にお世話になりました。
どんなオフにするか?
ここまで多くの先人の話を聞いた結果、目的を達成する為に必要なのは
初心者が意欲的にポケモン対戦に取り組むことが出来るコミュニティだと判断しました。
対戦強者が集まるコミュニティは”シングル厨の集い”や”雷撃”が既に着手しています。
これは僕がやる必要性は薄いでしょう。
強いプレイヤーやそれに憧れるプレイヤーを集めるには初運営で実績もないプレイヤーが運営するには
参加者にメリットがない。
勝利に対する価値も優勝までの過程の価値も諸々担保することは出来ない。
これは僕が求める運営意識ではないし一緒にやってもらうスタッフにも参加者にも協力者にも不義理であると考えました。
運営する人間が誰でも同じ結果を生むようなイベントに意味はない。
どんな体験を提供出来るかを考え、それが参加者に伝わる内容を実行することが今回のオフの成功条件でした。
オフの目的
”さざなみオフ”の最終目的は
ポケモン対戦というコンテンツに新しい価値を与えること
”第1回さざなみオフ”の目的は
シングル厨の集い、雷撃、その他多くのオフイベントに対戦参加者として意欲的に参加するきっかけを作ること
にしました。
これを解決する為に必要なこととして以下の取り組みを実行することにしました。
”オフ大会参加のハードルを下げる”
⇨オフ大会に参加する意欲ある仲間を作れる場を用意する
”オフ大会の参加方法を体験する場の用意”⇨トナメルの操作方法を丁寧に伝えるカジュアルな対戦オフ
”対戦初心者が長く継続して対戦できる環境を整える”
⇨TOD禁止
”対戦パフォーマンスを維持した気持ちの良い対戦の環境を用意する”
⇨対戦回数上限を7回に設定する。
初心者向けオフの課題
初参加というのはやはりハードルが高い。
初めてのオフに参加するにはやはりオンラインでの交流から一緒に向かうというプロセスがない人は参加するという選択肢は選びにくいように思います。
これはみんな初心者で初参加であるというコミュニティを用意することで解決できると考えました。
そしてこれは大型オフでは実行するのが難しいだろうと考えました。
シングル厨の集い、雷撃も配慮はしっかりとされています。
しかし、大型オフは対戦密度が高くスケジュールもかなりギリギリです。
これでは初参加の人は会話するチャンスが作れないことが多いでしょう。
事実、会話をせずに帰ってしまう参加者は多くいたと思います。
TODはゴミ
そして対戦密度が濃いというのはプレイヤーに負担をかけます。
多大な集中力を要します。
これはさらにコミュニケーションを取る余裕を奪います。
何よりガチガチの対戦においては試合時間限界まで戦うTODという時間切れ勝利の概念が発生します。
TODは僕が大会運営においてかなり悪い要件だと考えています。
対戦においてのTODは勝利を盤石にする戦略としては僕は積極的に狙うべき行為だと考えています。
BWからやっている身としては身代わり、守るのPP32回を枯らすまで戦うというのはオフプレイヤーでは当然に視野に入っているものだと考えています。僕は平気で一試合60分をこなしていました。
しかし、今は持ち時間制が導入されさらに能動的に実行することが可能になりました。
これは余裕があればTODをした方が勝利する確率は上昇するということです。
ということは確実な勝利を目指すともなればTODは自然的に増加します。
TODが増加すれば有限の時間内で大会を運営しなければならない関係上、実質的に対戦回数に上限を設けなければいけません。
これは初運営ということもあり、無視することが出来ない要件でした。
そしてTODは初心者が対戦を辞める理由になり得ます。
なぜならTODはポケモンというゲームにおいて対戦に触れなければ絶対に発生し得ない事象だからです。
ストーリーでは相手を攻撃技で体力を0にする以外で勝敗が決することはないでしょう。
TODはポケモン本編で遊んでいる範囲で発生し得ないゲーム体験です。
そして長い時間をかけて何もせずして負けるというゲーム体験です。
これは客観的にも面白くありません。
初心者がゲームをやめてしまうという原因になり得ます。
そして仕様が複雑かつプレイヤーに優しくありません。
バグか仕様か現時点ではゲーム内では適切に対戦時間は表示されずプレイヤー自身で把握するしかありません。
これはせっかくやる気を出してポケモン対戦に触れようというプレイヤーの出鼻を挫きかねませんでした。
こういった考えからTOD禁止ルールを敷いたわけですが、
これには色々と問題がありました。
・初心者の為だけを考えすぎていないか?
・既存のプレイヤーの大会参加体験を損なってはいないか?
・勝敗で揉めた場合はどうする?
これは先ほどあげた皆さんから多くの仮説とアドバイスを頂き吟味させて頂きました。
対戦経験が多くないプレイヤーからはTODを誘発し崩しの難易度を上昇させるヘイラッシャの禁止などの提案も頂きましたがポケモンを使えなくなるという体験も面白くないので今回は見送りさせて頂きました。
スケジュールについて
そして今回はかなり余裕を持ったスケジュールを設定させて頂きました。
・初運営というのもありスタッフ全員に落ち着いた運営をしてもらいたい
・参加者に余裕を持って参加してもらいオフでの疑問点を解決してほしい
という考えがありました。
また会場も着席時150名の部屋をお借りしました。
参加上限は対戦参加32名、見学上限は10名、運営スタッフが5名の47名の収容を目的としていました。
これは
・広い空間で対戦に集中して欲しい
・スイスドロー形式であった為、席移動の際に余裕を持って移動して欲しい
・夏場のイベントで閉鎖的な空間での活動になるので予想以上に部屋の温度が上がる可能性があった
という懸念を解決する為でした。
これは他の開催のオフで経験したことをもとに仮説を立てた結果でした。
実際余裕のある会場を用意した結果、スムーズな移動と着席、室温の管理は出来ていたと考えています。
今回の会場はかなり余裕を持ったスペースを保有していましたが64人以上の参加者が入るとちょっと狭く感じる可能性があると感じました。
また”さざなみオフ”に関してはスケジュールの進捗が非常にスムーズだったこともあり本トーナメントのスケジュールが全て完了した後にサブイベントの開催を行いました。
オーソドックスなオフイベントは本トーナメントとサブイベントは同時進行で開催される可能性が高いので
その場合はオペレーションが混雑する可能性が高いだろうと考えています。
32名参加4人抜けの理由
参加者の方は32名スイスドローで4名抜けの本トーナメントに厳しい条件だと感じる方もいらっしゃったと思います。
これは対戦回数上限を7試合に設定することを目的に設定したためです。
これは僕がシングル厨に参加した経験から予選抜けした場合に1日に11試合前後を行っている経験と対戦パフォーマンスの限界が
7〜8試合程度であると仮説を立てたことに起因しています。
シングル厨などの大型大会に参加した場合に7〜8試合は予選抜けをするには必須の試合数であり、この試合数のパフォーマンスを維持すること
が出来れば小規模大会でも大型大会予選抜けと同じ体験を経験出来ると考えました。
次回のオフではもう少々調整を加えていこうと考えています。
サブイベントについて
サブイベントは
リアルユニオンルームを開催しました。
オフで経験していた良いところと残念なところに焦点を当て解決できないかと検討したイベントでした。
それは対戦中めちゃくちゃ静かで終わった後も型バレ防止で対戦相手とのコミュニケーションがしにくいという点でした。
これは完全ネタバレオッケーでみんなとワイワイやるというルールを設定することで解決しました。
また、色々な人と話してもらいたいが仲間内で固まってしまうとお互いに話しにくいだろうという点は
運営が勝手にマッチング相手を指定するという介入型マッチングをすることで解決しました。
今回は第1回というのもあり、ささやかなポケモングッズを景品として提供させて頂きました。
僕の趣味全開だったので皆さんちょっと困惑していましたが喜んでくれて嬉しかったです。
フリータイムの話
全てのスケジュールが終了したのはかなり早く16時頃には全てのスケジュールが完了していました。
会場は朝9時〜夜9時30分まで借りていたのでここからは完全なフリータイムという形で会場を解放させて頂きました。
これは参加者がスケジュール内ではやることがあって楽しめるが大会参加やサブイベント参加が終わってしまうとどうやって
コミュニケーションを取ればいいかが不明になってしまい帰ってしまうという点を改善できないかと検討したポイントでした。
サブイベントで仲良くなった人と遊んだり話したり、ポケモン以外のゲームで遊んだりと時間ギリギリまで残って交流を楽しんだり
している人もいたのでそこまで悪くなかったんじゃないかなと思いました。
オフレポで触れようと思いますが僕はBW老人会とポケカGBとエグゼの話をしていました。
コミュニケーションノートについて
今回は様々な挑戦を行いましたがその中でもちょっと変わった”さざなみオフ”固有のアイテムについて書いておこうと思います。
それは”コミュニケーションノート”です。
これは参加者に好きなことを一言書いてもらうというノート型の掲示板です。
昔、ゲームセンターが盛んだった時にあったそうでプロゲーマーの梅原大吾さんの切り抜きで知り採用しました。
長く継続していくオフ大会の運営とこのノートの存在はとても相性がいいと思いました。
初めての試みで効果が出るのは長く継続した活動の先だと思いますが参加者の皆さんはみんなコメントを残してくれて大変嬉しく思いました。
特にオフの宣伝をして行って下さった”ゲーミングミミズズ”(@bonkohu23)さんありがとうございました。
これが一番やって欲しかった。
LiBornOFF IV募集要項【2023/11/4】
第6回シャイニーカップオフライン【10月9日(月)】
金の話
最後に今回の参加費の話を
今回のオフは参加費1000円、#さざなみオフ をつけてツイートしている画面を見せてくれたら500円引きという内容でした。
これは参加者を多く招き入れたいという考えと多くのオフ大会、オンライン大会を開催していく予定の”さざなみ”(@sazanami_staff)を
知ってもらうことが意図でした。
もっと参加費を高くも良いなど色々な人に言ってもらってはいます。
なので次回は値上げはしますし支援をしたいという人がいたら受け入れます。
がその気持ちは
https://www.youtube.com/@uminchu_poke
でスーパーチャットを打って下さい。100円から受け付けています。
うみんちゅさんのチャンネルへのスーパーチャットはオフ大会、オンライン大会の運営費に充てられます。
何卒よろしくお願い致します。
最後にお目汚し失礼しました。
以上が”第1回さざなみオフ”のバックボーンでした。
最後に
反省点だけでも5点ほどありました。
これは運営スタッフ全員と話し合い、第2回、第3回には調整したいと考えています。
結果として32名参加、2名の見学者、キャンセルはなし、遅刻なしという最高の結果になったと考えています。
改めて運営スタッフの皆さん、主催のうみんちゅさん、参加者の皆様本当にありがとうございました。
オフ実績
ぼーれー
砂パ専門
BW⇨BW2⇨XY⇨SV
さざなみオフ 運営兼スポンサー
オフライン大会参加経験(SV)
第37回シングル厨の集いオフ チーム戦 個人4-2 予選落ち
第1回Dive to live 3-2 直接対決負け 予選落ち
第38回シングル厨の集いオフ 予選5-2 1位抜け ベスト33
第1回雷撃 3-4 ランキング除外
富山オフin東京 6-1 予選2位抜け ベスト8
第1回アシストパワーオフ 4-2 直接対決勝ち 2位抜け 準優勝
第39回シングル厨の集いオフ 7-0 1位抜け ベスト48