【中島哲也監督】『時には懺悔を』のプロデューサー?への批評
『時には懺悔を』に関わる前田利洋氏のFacebook投稿を拝見し、その内容に大きな疑問を抱きました。公式な肩書きは存じ上げませんが、前田氏の経歴を拝見する限り、この映画にプロデューサーとして関与している可能性が高いと思われます。
1日の情報解禁からSNS等で炎上してました『時には懺悔を』ですが、本日、監督と映画サイドから声明文が出ました。 このような事がはじめてでこんなにも真実と違った事で誹謗中傷を受けるんだとSNSの怖さ、対応の大変さを実感しました。 かなり厳...
Posted by 前田 利洋 on Tuesday, January 21, 2025
投稿は自分は被害者であるという意識で書かれている印象で、「こんなにも真実と違った事で誹謗中傷を受ける」「SNSの怖さ」との表現がありました。具体的に何が「真実と違う」のか説明されていませんが、被害者や声を上げた人々の正当な批判を「誹謗中傷」と一括りにしている可能性が高いと感じます。もしそうであれば、この投稿は、製作陣の責任を曖昧にし、批判の声を無効化していると考えられます。
映画『時には懺悔を』の製作側にある今回の問題の一つは、過去の問題に対する責任を果たしていなかった中島哲也監督を起用し、映画を公開しようとしたことです。しかし、そのことについては公式HPに一切反省しているという記述はなく、問題があったと思っていないことが明白です。
前田氏が「作品の為に、キャストの為に、スタッフの為に、監督の為に、この作品に関わる全ての人の為に」と製作陣の都合を優先し、「1人でも多くの人に観てほしい」と宣伝文句を掲げるのは、被害者をさらに踏みにじる行為ではないでしょうか。
まず中島哲也監督の過去の問題が清算され、被害者への補償、社会への償いなど、具体的な行動で示されるのは大前提で、更に映画『時には懺悔を』側にある問題点を反省・改善し、今後は一切、問題のある監督やスタッフは起用しないといった宣言をする等の必要があるのではないでしょうか。
今回出た声明文を出しただけで責任を果たしたように見せかけるのではなく、誠実に今回の問題と向き合い、正当な批判に耳を傾ける必要があります。それがなされないまま「前進」を語るのは、被害者を再び置き去りにする行為です。
前田氏の投稿は、ポジティブな言葉で問題を覆い隠し、製作陣の都合を正当化しようとしているようにしか見えませんが、何が『時には懺悔を』側で悪かったのか、まったく理解できていないと思います。
このような意識では、映画業界が抱える倫理的課題や現場の安全性確保、被害者の救済といった重要な問題に向き合うことは到底できないでしょう。
製作・配給の意識改革と責任ある対応を改めて強く求め、再度、公開延期の抗議文をソニー・ピクチャーズ エンタテインメントに送付しました。
ご賛同いただけるようでしたら、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントへ引き続き、または再度抗議をお願いします。
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