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自己効力感が世界を広げる
うちのプーちゃんがハイハイやつかまり立ちをするようになって活動的になってきました。
安全面で配慮することが急激に増えて親としてはうれしい悲鳴です。
面白いなあと思うのは、プーちゃんは自分ができることが増えた途端、今まで見向きもしなかった物にも手を伸ばすようになったことです。
いつも過ごしている部屋でこれまでもずっと視界にはとらえていたはずの引き出しやケーブル類に急に興味を持ち始めたのです。
手が届く範囲のものだけでなく、到底届きそうにないものにまで「物は試し」と言わんばかりに手を伸ばしますし、面白そうなものはないかと常にキョロキョロするようになりました。
いきなりの探検家デビューです。
この現象で、自己効力感ってほんとに世界を広げるんだなと実感しました。
「できた」「できるかも」と自信がつくだけで、文字通り視野が広がるものなのだと。
だから、行動できない人はまず小さくてもいいから成功体験を作って、自己効力感を徐々に育てるのが良いのでしょう。
もしくは行動できない人や、育ちざかりの人が身近にいる場合は、過信にならない程度にうまく自己効力感を育むことを促すのが良さそうです。
逆に言えば、自己効力感を失うと人は世界が狭くなる、視野を失うわけです。
だから、老いや傷病による自己の心身機能の喪失は人にとって大きな危機になるのでしょう。現実に絶対的に機能低下が起きるというハードな条件下であるがゆえに、成長期の青少年や入門直後の初心者に対するよりも、自己効力感の維持は大変と言えます。
こういった自己効力感の喪失による世界の圧潰を防ぐため、何かいい方法があればいいのですが。
ともあれ、自己効力感を着実に増しているプーちゃんを見ると、こちらもなんとなくやる気がわいてきます。
もっともっと世界を広げたいなと改めて思いました。
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