維新支持者には馬鹿しかいない
昨年のうちに大阪府知事選挙に現職の吉村洋文が出馬することを表明していたが、その対抗馬がなかなか決まらなかった。自民党は「負ける勝負」と思っていたのか対立候補を用意せず、このままでは吉村が無投票当選することになってしまうという危機感からか、なんと共産党の元参議院議員である辰巳孝太郎さんが無所属での出馬を表明された。オレはこの戦いに挑む辰巳さんを全力で応援したい。なお、辰巳孝太郎さんは選挙時には「たつみコータロー」とひらがなカタカナ表記されておられた。
自治体の首長が所属政党を離れて無所属で出馬するのは自然なことである。小池百合子都知事は自民党出身であるが「自民党」を離れている。大阪や兵庫のように、知事の仕事を放棄して選挙の時には党の顔として選挙運動に明け暮れ、行政よりも選挙が大事という首長の方がおかしいのである。
ところが大阪の馬鹿ども、いや維新支持者たちは「共産党を隠すのはおかしい」と口々にSNS上でコメントしている。「共産党出身であることを隠すことで有権者を騙そうとしている」と言いたいのである。
維新支持者たちがこのように執拗に共産党叩きをする理由は何か。それは維新の会という組織が「反共」という意識を軸にしていて、かつて勝共連合青年隊で活動して住之江競艇場での反共ビラ配りなどをしていた松井一郎を代表としていたことからもその立ち位置がわかる。ちなみに松井一郎はかつて「勝共連合なんて知らない!」と発言しているが、彼の父親である松井良夫は勝共連合名誉会長であった笹川良一の付き人兼運転手であり、その縁から住之江競艇場の電飾関係の仕事を請け負い、大阪府議会議長まで務めている。こうした壺人脈に関して関西では厳しい報道規制が敷かれているので有権者はほとんど知らないし、統一教会と維新の会は無関係だと思ってる人が多い、無関係どころか自民党以上に関係が深いという事実は隠蔽されているのである。
オレがこうして書いている事実に対して維新支持者はいつも「デマ」だと片付ける。その一方で吉村洋文や馬場伸幸が選挙の時に言いふらしているデマ「大阪は私学完全無償化を達成」に関しては気付かないふりをするのである。オレが維新支持者にこのことを突っ込むと「でも学費は安くなってます」と反論してきた。「私学完全無償化」と「学費が安くなっている」ということは全く別である。そういうデマにあっさり騙されて実際は日本一高い学費を払わされている馬鹿が維新支持者である。かわいそうなほど馬鹿なのである。それなのに洗脳されていて「大阪は改革が進んでいる」「維新は借金を減らした」と思ってるのだ。維持管理予算が極限まで削られた結果、道路の白線は消え、停止線や横断歩道は消滅し、植え込みは雑草ぼうぼうになってるという事実を目の当たりにしてもなお、「大阪はよくなった」と思ってるのである。維新信者というのは新興宗教に洗脳された状況と同じである。
大阪府では公立高校がどんどんつぶされていく。2017年の資料では公立高校に通う生徒が58.4%なのに対して私立高校には41.0%も通っている。今はさらに私立高校の比率が増しているだろう。公教育がどんどん縮小されていくのが大阪なのだ。ちなみに全国平均では私立高校進学者は3割程度である。いかに大阪府が公教育を軽視しているかがよくわかるデータである。大阪市立の22の高校が大阪府立に無償譲渡され、すぐに更地にされて不動産業者に売り飛ばされてタワマンが建つというのが大阪の現状なのである。大阪府立の高校と違って、大阪市内の一等地にある大阪市立の高校の方が不動産として価値がある。それを売り飛ばして利権に変えるのが維新の会の教育政策なのだ。教員の待遇は最悪、給料は日本一安いと言われる大阪は、さらに学校をどんどんつぶして教育に掛ける予算を減らし、「月1万円塾代を助成します」というごまかしの政策で住民を騙しているのである。維新支持者という馬鹿な集団はそんな本質を知らずに維新に投票し続けているのだ。オレはその実態を早く明らかにして、維新行政を終わらせないと大阪は滅びてしまうという危機感を抱いている。
維新の会の支持層は2つに分かれる。テレビで流れる吉本芸人の吉村ヨイショ発言に騙されている何もわかってない馬鹿。これがその中心層だ。選挙の意味もわかってないボンクラが多い。大阪の人口の1割くらいは確実にこの層である。かつて小泉純一郎はそうした層を「B層」と呼んで巧妙に騙して自分の支持層にしたが、大阪でも同じことが起きているのだ。馬鹿の方が騙しやすいし人口も多い。だからその層を巧妙に味方に付けるというのが維新の戦略である。私の周りでも少しでも知性や教養のある人はもう維新の成果詐欺や公約詐欺について気付いている。未だに維新を支持してるのは何もわかってない馬鹿だけである。
もう一方の維新支持層は利権でつながってる悪人たちである。不動産利権や維新出入り業者という利権である。こちらはゼニだけのつながりなので、維新が知事や市長を失えばすぐに離れるだろう。岩盤支持層にはほど遠いのだ。
今、大阪は二重行政で大変なことになっている。減らされた公務員の穴埋めにパソナ派遣や非正規雇用のバイトが大量に動員され、公務員+パソナという「二重行政」が現場を混乱させているのである。維新の会は「府市合わせ」などという造語で二重行政を批判したが、彼らが役所内の二重行政を作り出したのである。大阪府知事と大阪市長の両方ともが維新の会の(行政の仕事なんか放棄して選挙活動ばかりしてるクズ野郎)だったことで一番不利益を被ったのは住民である。コロナ死者・死亡率日本一、交通事故死者日本一、学力テスト最下位、大量の企業倒産件数などいずれも輝かしい維新行政の実績である。この実績を踏まえてそれでも吉村洋文に投票するなら馬鹿以外の何ものでもないが、残念ながら維新支持者というのはその馬鹿である。オレは教育に関わる人間として、ここまで馬鹿が増えてしまったことに対して深く絶望するのである。