DV男と維新の会
DVで女性を虐待する男と、DVなんかないのに「殴られた」と夫を誣告する女とではどちらが多いのだろうか。オレが直接知る限りでは前者は多いが、後者は一件もない。ところが前者の場合、「確かに殴りました」と夫が正直に謝ることは100%なく、「手が当たった」「妻が勝手に階段から落ちた」などと言い訳をするのが普通である。だからオレはこの両者の比率は1000:1くらいなんだと想像している。
DV男というのはたいて外ヅラはいい。だから世間は騙される。「こんな人当たりのいいひとが暴力なんてあるわけない」などと思わせる。ところが実際はひどいモラハラ野郎で、誰も見ていないところで妻に暴力をふるうか、あるいは言葉で虐待するのである。子どもの成績が悪いと、自分が不勉強なDNAを子に伝えたくせに「おまえがちゃんと勉強させないからだ!」と妻のせいにするのである。ほんまに迷惑である。高学歴で一部上場企業の社員であったり、医師や弁護士、政治家という職業であったりする父親の中に、このようなモラハラ男をオレは何人も見てきた。わが子の成績が悪いと妻や子に暴力をふるう男は普通に存在する。
オレはさまざまな男の中でDV男というのは最低だと常々思ってる。その虐待の中にはたとえばSEXするときに全く避妊しないというものも含まれる。女性が計画的に出産したいと思っていてもそんなことおかまいなしに避妊しないでSEXしまくるのである。子だくさんの夫婦の中にはそういう形のDVも含まれるはずだ。避妊せずに性行為を行い、結果的に妻に妊娠中絶させるような男もそれに含まれる。事情があって産めないことがわかってるのならどうして母体に負担がないようにきちんと最初から避妊しないのかと思うのである。避妊に協力しない行為というのは一つのDVであるし、妻が望んでいない時に強引に性関係を迫るのもDVである。熱を出して体調が悪くて寝ている妻に夕食の準備をさせるのもDVである。
虚偽DV女が発生する事例と言うのは、女性側の不倫や金目当てで結婚した場合などだろう。ゼロとは言わないが、前者のタイプのDV男が普遍的に社会に存在していることを考えればその比率ははるかに少ないという気がするのである。もちろん皆無ではないと思うけれども。
自民党や維新の会の中には、共同親権を推進する法律制定のために動いてる連中がいるが、実はこの連中はDV男たちの味方なのである。考えたら男性中心の社会を維持して行こうとする勢力と自民党や維新の会というモラハラ政党とは親和性が強い。維新の推進する公務員叩きなどはパワハラやモラハラを役所内で発生させまくるひどい政策である。大阪のように維新の会の首長のいる自治体では公務員は自分の意見を言えなくなる。左遷や降格、処分されるからである。小学校の校長が松井一郎市長に現場の状況を文書で訴えたところ、「現場に混乱を招いた」という理由で訓告処分を受けた。つまり、「上の命令に逆らうな」ということなのである。
朝令暮改で現場を混乱させてるのは松井一郎市長である。
ところがネット上にはそんな維新の会を支持してる女性がいることがオレには不思議で仕方ないのである。もしかしたらDV夫から離れられない依存性の強い状況なのかと思うのである。
オレはDV男が大嫌いだ。そういう人間とは絶対に関わりたくない。女を殴るような男は人間のクズだといつも思っている。
維新の会とオレのようなアンチ維新の人間との関係は、DV男とDVを受けている妻の関係と似ている。アンチ維新の人間の考えてることが大阪に住んでいない人にはなかなか理解できないように、DV当事者のつらさは第三者にはなかなかわかってもらえない。そしてDV加害者の外ヅラのよさは、TVに出まくって何も知らない人たちに好印象を与えようと情報操作している吉村知事や橋下徹の姿に重なる。
どうか大阪以外の所に住む人たちは、維新の会が勢力を広げることの危機を理解して欲しい。それは社会にDV男のような価値観を持つ人が増えるのと同じなのである。妻が家のことをきちんとできなかったり子育てに失敗したりしても、それはたいてい夫がモラハラ体質だったりして協力が得られないからである。大阪が医療崩壊しているのは決して保健所の職員が頑張らなかったせいではないのである。学力テストの成績がよくないのは先生方がサボってるからではないのである。維新の会が保健所が悪い、公務員が悪い、教員が悪いと責任を現場に押し付けるのは、DV男が家庭の問題をすべて妻のせいにしているのと同じ現象である。
DV男の言い訳も、維新の会の誇大広告も信用してはならないのである。
横浜市長選挙ではカジノ・IR反対を掲げた山中竹春さんが自民党推薦の小此木さんを大差で引き離して当選した。次の大阪府知事選挙、大阪市長選挙では維新の会の掲げる万博・カジノIRを阻止できるような対立候補が出て、維新の会の野望を葬り去ってもらいたいのである。