#12 椿山恵理
"事実は小説よりも奇なり"という言葉を体現している語り手
現在はフリーランスの心理カウンセラー兼逃がし屋
お水の世界から、両思いから結ばれるも実の父がストーカー化
過労からICUへ記憶のない期間を経た後の彼女の人生は_
火の国の血を引く女
椿山恵理 09:02
けんけんさんっていうのと、けんさんっていうのと、どっちがいいですかね。
ケンケン 09:07
僕は呼びやすい方でいいんですけど、多分けんさんの方が呼びやすいです。
椿山恵理 09:14
私の母は九州出身なんですよ。
私は九州の熊本なんですけれど、火の国の女の血が入っているんです。
ケンケン 09:47
そう言われると、なんかちょっと納得するようなところ。
椿山恵理 11:20
あのちょっと2、3発結婚してんだね。
そうそう人生1度のね、2、3発ね。結婚するっていうのもね、どうかなとも思うんですけど、 ま、結婚は一生に1回しかダメだよっていう法律はないのでね。
したいやつはすりゃいいんですよ、別にしたくなきゃしなきゃいいんですよ。
椿山恵理 11:53
なんでまあ言われるのは気は強いよねって言われますね。
椿山恵理 12:09
これはお付き合いに関係なくですけれども。、今までちょっとあまりあったことのないタイプの人だよね。
ていうのはどこに行っても、どこのなんていうんですかね。
コミュニティにしても、学生時代からずっとそうなんですけど、アルバイト先にしても、職場にしても、言われてきましたね。
高校時代
ケンケン 17:42
(プロフィールに)女子高って書かれてる。
まず、品川のっておっしゃってましたけど、もうバレませんか?
椿山恵理 17:54
まあまあですよね、もうね。
ケンケン 17:56
数えるほどしかないんじゃないかって
椿山恵理 18:04
そこしかないやんって
ケンケン 18:09
なんかもう当時どんな女の子でしたか。性格。
椿山恵理 18:16
えっと、もうこの調子ですね。
多分皆さんそんな感じだと思うんです。
高校生とかぐらいの調子で、 それが大人になってきているので、その社会常識だとか。
まあ、その人に対するなんちゃらとかまあ、そういうものは身にはついてきます。
けれども、その根本的なそのなんていうんですか。
みたいなものって、もうここで固定されるんじゃないのかなって私思ってるんですけれども、時期的に。
椿山恵理 19:25
生きていくためには、ある程度そのコミュニケーション能力と社交性がないと生きていけないってね。
で、コミュニケーションは、正直その訓練と練習なんですよね。
ケンケン 19:42
なるほど。
椿山恵理 19:46
コミュニケーション能力だとか、その対人同士のなんちゃらっていうの身につくのが、恋愛経験なのかなと思います。
感情のやり取りの応酬じゃないですか。
結局、人同士って結局感情がなかったら もうロボットなんだね。
ケンケン 20:12
この女子高校生の時ですね。もう恋愛とかはされてたんですか?
椿山恵理 20:20
あ、中学の時から付き合ってた彼氏とそのまま続いてる感じでしたね。
ケンケン 20:26
そうなんですね。
結構どうでしたか。なんかもう言い合いとか結構多かったですか。
椿山恵理 21:00
今でこそ、その壁ドンって胸キュンポイントみたいに言われてますけども、あります。
違う意味でのカッとしたことは、何回もありますね。
私が逆にした。逆にしました。
これはてめえっ!ていう意味での壁ドンですね。
もう あの壁際は追い込んで、壁顔の横のとこで壁ドンってやるから どういうことなのかなって言ったらごめんなさい。つったんで、いいです。っていう。
ケンケン 21:37
ああ、じゃあ、もう彼氏がちょっと悪いことをしてたんですね。
椿山恵理 21:42
まあまあ言葉の違いとかそういうのだとは思うんですけども、今となっては昔で何で揉めたのかもよくわかんないんですけど、そうですね。
もう、 高校生ぐらいの時の、くだらないじゃないですか。
多分すごいしょうもないことだと思うんですよね。
犬も食わないって言いますけどね、なんでも少なすぎて覚えてないんですけど、ただまあよう喧嘩してたなと思いますよ。
椿山恵理 25:17
(男子と)女子の友達と同じようなノリで仲良くなっていっちゃう感じなんですよ。
ただ、まあその色々な痛い目を見てきて、多少控えるようにはなってきたんですけど、ただ元は変わっちゃないので、 なんか気があるのかなって思われちゃったりしやすかったですね。
ケンケン 25:44
そうだから、あ、俺に気があるのかな?みたいな。
椿山恵理 25:49
あと、その男の子を好きな女の子がいるわけじゃないですか。
ちょっと私あんまりその噂とかそういうのとかに無頓着な方だったので、 知らないっていうことが多くて…
たまたまそのま文化祭です。とか、何かある時には一緒にこうやらなくてはならぬこともある。
オッケーで、あ、私、ちょっとあの部長と委員長を兼任してたので、 で、それで、そのちょっとね。委員長とか、部長とかやるタイプの男の子って、目立つんでねえ、人気もあったりとかするんで、 謎の呼び出しがちょいちょいありましたね
ケンケン 26:40
え、それは同級生の人とかですか?
椿山恵理 26:45
えっと、同学年ですね、上級生はなかったですよね。
そうですね、同学年の子とかに、ちょちょっといい?みたいな感じですよ。
で、なんかこうああ、なんだろうみたいな感じで、いきます。
まあまあ、ちょ、ちょっと人気のないところとかで、 えりちゃんって何々君と。例えば、a君にしますけど、a君と最近仲いいけど
a君のことが好きなの。付き合ってんの。って泣きそうな顔で聞かれるんですよ。
ケンケン 27:26
そのパターンか
椿山恵理 27:28
そっちのパターンですね、そのなんか、こう囲まれてええ
ケンケン 27:33
てめえみたいなさ、そういうテンションじゃないです?
椿山恵理 27:37
ではないんですね。
あの、それはちょっとそのそれをやったら、こいつにやったら、やべえなっていう位置ではあったのかなとは思うんですけど。
ま、いずれにしても対応にこるっていうその泣きそうな顔でどうなの。みたいな感じで聞かれて…
ええ?そんなんじゃない、そんなんじゃない、そんなんじゃないみたいな感じです。
全然そんなんじゃないよ、みたいなことを 言うんですけども、そうだって思い込んじゃってる子にしてみたら。
そうは言ってるけどさ、みたいなのが来るわけじゃないですか。
え、じゃ、どう言えばいいのって?
ケンケン 28:28
あ、あれですよね。えりさんとしては、普通に接してるだけですよね。
椿山恵理 28:35
そうですね、その仲のいい友達とか、まあ、同じ同性同士でも、ちょっとこうわって仲良くなったりとかしてて、そっからそのずっと仲良くなるパターンと、いつの間にか、その普通な感じに戻っちゃったりするパターンとあると思うんですけど、 それに、異性の区別があんましないだけなんですよね。
ケンケン 29:01
で、その時は結局どうなったんですか。
椿山恵理 29:05
その時は1回好きだって言わないとちょっとダメなのかなと思って。
好きは好きだけども、でも、友達としてだよって言ったらやっと納得しましたね。
なんか一緒になんかやってて、楽しそうに喋ってたしとか、あの時のとかよく見てんねと思いながら、あのどうだったし、こうだったしと言われ。
椿山恵理 29:34
いや、それそれはあのこうだから。
だからってもう言われることにこう答えてるんですけど、その なんかもう、え、でもでもっていうので、どういう風に言えばいいのみたいなんですよ。
ケンケン 29:48
それはなんだろうか、自分のなんだろうな。
理屈で言っても、信じてもらえないんですね。
椿山恵理 29:56
ですね。なんでも感情に対しては、感情をさらに上行くので行かないと。
これダメだぞと思ったんで、わかった。好きは好きなんだけど、ただ人として友達として好きなだけだよと言ったら、やっとこういう感じになりましたね。
その好きなのかどうなのかって聞いてるから、じゃあ、もう好きって言葉を使えばいいのかいって思いながら。
ケンケン 30:23
その時はもうカカッて、こう頭の機転が回ったんですか?
椿山恵理 30:29
もうその頃には心理学の方はやたら読み漁ってたんだ。
太宰をちょっと読んでると。
ケンケン 31:14
あのね、僕ごめんなさい、あの、文学疎いんですけど。
椿山恵理 31:18
大丈夫です。あの、人間失格ってえ、何回かなってると思ですけど、あれ見ればあのクズプレはよくわかると思いますよ。
男性であれ、憧れるっていう人は多分浮気願望とか、モテたい系の人でしょうね。
でも、モテたいと思ってるってことは、モテてないってことなんです。
それが答えだなと思ですけどね。
舞台女優へ
未経験で殴り込み
ケンケン 31:59
それでもって、そんな子で…舞台女優。
椿山恵理 32:24
道場破りみたいでしたね。
ケンケン 32:30
よくあるじゃないですか。
学校でもそういう部活みたいな、そういうのが入って?
椿山恵理 32:38
全くやってないです
ケンケン 32:39
じゃ、もう0からえっと、なんですかね、そういう劇団みたいあるんですかね?
ちょっと詳しくないんですけど。
椿山恵理 32:46
えっとですね、私はもう演劇部もやったこともなく、その小学校の時のお遊戯会とかそういうのでま、何々役ね、っていうのを言われた通りに、まあ、あ、じゃあやっときゃいいのかな、ぐらいの感じだったんですよ。
その何々やりたい。
みたいな感じでもなかったですし。
めんどくさいしっていうので。
で、その高校に上がった時に、中学から仲の良い友達が演劇部に高校に上がって入ったんですね。
ケンケン 33:24
別な学校の友達なんですか。
椿山恵理 33:29
そうですね、別の学校になっちゃった感じですね、中学まで3年間仲良くて、 高校進学で、私は女子高で、その子は共学に行ってで、もう1人の子はまあ、同じ違う女子校に行ってみたいな感じで。
ただ、まあ、その学校は変わっても仲がいいことは変わらなかったんですよ。
でね、そのま、共学に行ったお友達が演劇に入って、 舞台演劇していいよみたいな話をして、それで、ま、じゃあ一緒に行こうよって言ったんで、もういいよって感じで、3人で一緒に行ってみたら大感動したんですよね。
もう感想書いてくださいとか、アンケートがこうくるんで
もう書き殴りましたよ。
その中のその パンフレットには、他の劇団とか、その何々役募集とか ま、こういう公演やるよとかっていっぱい挟まってるんですよね。
で、それであの、私も舞台やってみたいなあ、やりたいって思ったんですね。
ただ、 なんちゃら募集っていうのが出てきたんで、で、あ、これだって思ったんで、そのままそのチラシを持っていった。
ケンケン 35:55
そこからなんすかね。どうなっていったんですか?
やりたいですって、じゃあ、この日からきなよ。みたいな感じになっていた?
椿山恵理 36:07
あ、一応なりましたね。
そのやりたいですっていうので、いきなりどかんって言っちゃって
あの履歴書は?って言われたんですね。
でもそれが必要なのかどうかも知らなかったので
ないです、と答えて。
えっと、本来こういうところってオーディション的なのって、そのなんていうのかな。その履歴書的なのとかけて、プロフィールなんとかとか。
その写真も色々でって…言われたんですけど、ないものはないんではないです。
で、ないです。って元気よく答えたんです。
ああだよね。ってまだよね。ちょっとね見たところ、高校生ですけれども、それは制服着てるからねってところで、あの お芝居の経験はありますか。
って言われたので、ないです。そうだよね。
あ、なんかアクターズスクールとか、そういう要請所とかは通ってないです。って答えて
もうその結構してる先輩たちもいたんですけど、 ま、それが稽古してる先輩という認識もなかったのでは。
あの、もうできるかどうかが勝負勝負だったんで、自分の中ではどうでもいいと思ってたんですけど、クスクスクスクス笑われ始めたので、笑われてると思い…
でもまあ、今笑われてる意味はわかりますよ。
その時は、何人が真剣に言ってんだよ。笑ってんだよとかって思ったんで、ちょっと軽く下打ちしちゃったんですね。
あの、、舌打ちはちょっとやめようかって言われたんで、すいませんってで、あの、あのやりたいんですっていうので、じゃあ、もうわかった、じゃあ、なんなんキャラ役はもうあなたで決定します、って言われたんですね。
厳しい稽古と女の嫉妬
それで決まって、その代わり、そのお芝居の経験も何もないから色々厳しいし、その途中であの嫌だとかどうだとかって言っても、その公演終わるまでは責任持ってやってもらうからね。
お金払ってやることだからね、って言われたんで、 そうだよねって思いながら、やるって決めたからにはやりますっていうのでやりますよね。
0ベースだからですよ。もう、ああいう音とか、いろんな動きとか。
ま、そこで、色々身につけ
まあ怒られましたね。もう、皿投げつけられたりとか、色々ありましたね。
でも、まあ、やるって決めたんで、やりとりしました。
ケンケン 39:28
いや、なんか色々すごいっすね。
結局、初舞台まで期間どれぐらいだったん?
椿山恵理 39:43
半年はなかったですよね、3、4ヶ月ぐらいです。
やっぱりそのそういう要請所とか通ってます。って子とか、そういう子が来て、それでその結局その私で役決まっちゃっていて、で、もう決まっちゃってる状態だけど、後から来ちゃって、で、もう決まっちゃってるから、じゃあ、そのダンサーとかそのそういう感じの役になっちゃってて、すっごい嫌味は言われましたね。
ケンケン 40:20
ああ、急に出て来やがって?
椿山恵理 40:22
まあ、なんかポットでのくせにみたいな。
ケンケン 40:25
今のセリフって、アニメとか、ドラマとかでありそうな感じです。
椿山恵理 40:30
もうガチであれに近かったですよ。
もうトイレとか一緒になった時とかに、ガラスの仮面では、そのなんだっけな。なんとかあゆみっているじゃないですか。
お母さんが女優で、英才教育を受けて、頑張ってきた女の子と、主人公やってる子はもうそういうところも一切、家が貧乏だったんで、通えないんですけれども
ただ、お芝居が好きってだけで、その抜擢されてっていう感じのストーリーなんですけど、その二世のその子の方が好きみたいなふうに言ってて、言われたりとか
その基礎できてないのによく言えたね、とか。
ケンケン 41:26
でも、それは言われそうですね。
椿山恵理 41:32
だから、今き基礎つけてんじゃんと思いながら。
ね、なんか嫌じゃないですか。
ですし、最初に最後までやってね、と入っていったんで、今やることはやりますよ。
嘘つきになっちゃう。
こんな感じですね。まあ、もうほんとに。
途中であのトイレ行ってきます。
つって、トイレの中でそっと泣くことも何度もありましたね。
でも、まあその見ていてくれてる先輩方とかも出来ないながらも、一生懸命やろうとしてんだなっていうのは分かってはくれたので、その辺りではすごく色々ほんとによく面倒見てくれました。
その舞台のなんとやら知らないのでね、その舞台衣装のそれをちょん切っちゃったりとかね、自分で。
長かったのでね、切っちゃったら、衣装の方にそういう衣装なのって3回言われましたね。長いからって、勝手に切っちゃダメなんだな。
ケンケン 43:30
未経験で入って、しかもいろいろ指導してもらったんですね。
椿山恵理 43:37
自分でもほんとに今振り返ってみると他にね、そのアクターズスクール通ってる人とか。
もうほんとに5歳からずっと私、そういう養成所で頑張ってます。
とか、そりゃ文句言いたくなるわなと思います。
ケンケン 43:58
人間心理的に普通に文句言いたくなる。
椿山恵理 44:04
ずっと生きてるのに、何もしたことなくて、ヘラヘラヘラヘラしてるのが、やりたいです。やりたいです、やりたいですって、わかったじゃあ、わかったよって言われちゃったのは、ま、それ気に入らないでしょうね、とは思いますよ。
初舞台 - 感無量 -
ケンケン 44:23
そこで、じゃあ3、4ヶ月で初舞台出て、その時はなんだろ。
多分感情とか、その時の記憶ってもう曖昧かもしれないんですけど、終わった時、こう、お客様にお返しするイメージなんですか?
その時の景色とか。
椿山恵理 45:03
無事終わったっていう。
その、セリフとんだりもなかったですし、 初めてだったんですけど、その動きとも問題なく出来たんでね。
あ、よかったってっていうので、果たせてよかったなって、感無量でしたね、その時は。
ケンケン 45:48
他の先輩とかからは、なんて言われました?よくやったな?
椿山恵理 45:54
あ、言われましたね。
最初はもうあんたどうなるかと思ったけれども、衣装は切るしねって言って、 舞台メイクのままね外出るしねって言って…
もうほんとにね、どうなのかと思ったって。
憑依系っていうんですか。あの、化け物系とも言われました。
ケンケン 46:34
あ、役に入り込むと?
椿山恵理 46:38
という意味だったらしいです。
でも、やっていくうちにその意味はわかったんですけど、最初意味わかってなくて、 あ、なんかおかしな子だからそう言われてんのかなっていうぐらいにしか思って、経験がないからわかってなくない。
そういった感じでしばらくその学校と舞台との2足のわらじ。
卒業後は看護師に? - 葛藤 -
ケンケン 47:22
で、なんかそこから、なんで看護師?っていうか。
多分その前に家出されてるんですよね?
椿山恵理 47:40
なんで、看護師になったかは、母がまあ、母の時代は看護婦なんですよね。で、その看護師だったんですよ。母が。で、なので、そのもう子供の時から看護師になるか、国家公務員になるかどっちかにしてって言われてたんですよ
ま、1番上ですしね。
でも、それも最初のうちはまあ、そうなんだなぐらいしか思ってないんですけど、だんだん成長していくと、いろんな職業があることを知っていくわけじゃないですか。
ケンケン 48:18
まあ、そうですね。
椿山恵理 48:20
いや、他に選べないのっていうのですよ。
っていうのもあって、その舞台女優やっちゃったっていうのもあるんですよね。
ケンケン 48:59
やっぱ他の職業あるって、その高校になればさすがにわかってるしでま、学生ながらも他の職業のバイトじゃないけど、なんか経験したかったのもあるってことですか。
椿山恵理 49:15
そうですね、そのもう お友達と一緒に見た舞台演劇がね。すごく感動的だったので。
あ、こんな素敵な世界があるんだっていうのですよ。
国家公務員させられるか、どっちかだもんなっていうのもあったので
ていうのもあって、大急ぎで行っちゃった部分もあるんですよ。
その親のその邪魔とかが入る前にやっとかないと、もうもうもうその道に行かされる。
結局1回なるんですけどね。
そのなんだかんだでも頼むからみたいなのに言われ、やりますよ。みたいな感じの部分 でやったっちゃやったんですけれども。
ケンケン 50:38
そういう看護学校。そういう学校に行った、進学したんですか?
椿山恵理 50:52
そうですね。
ええ、ただその、もう1個興味あったのは、ずっと自分で独学でっていうか、その本読み散らかしてるだけですけども、学んできた心理学。
進路の時に、心理の勉強したいみたいなこと言ったんですよ。
三者面談ではどうしますかって話をやるんで、面談で、そのもう母は もううちは看護師にします。みたいな調子で、もうぐい押しで言うんですよ。
もう、それ以外認めんみたいな調子ですよ。
まあまあ先生としては、まあ、お母さんの気持ちはわかりました。けれども、あの、あなたはどうしたいの。ってことをまた聞いてくれ で、でも、もちろんそっちもまあ、そのね、そのお母さんの願いも叶えたい気持ちもあるけれども、 私は、心理学も学びたいということを言ったんですね。
んで、その担任の先生は、私の意思の方を尊重してくれて、 だったら、その大学推薦とかそれできるから
で、そっち行けばいいじゃん、みたいな感じだったんですよ。
ただ、母親はそのそっちに関して困るんです。
ケンケン 53:15
まあ、希望とは違います。
椿山恵理 53:26
で、その古い考えなんですけれども、女の子で4大なんて言ったら結婚できませんよ。みたいなこと言われたんですよ。
古いですよね。
ただ、もうそういう人たちでした。父もそういう不信はありましたね、女の子が4大なんていったら、その 男の人は自分よりもその頭のいい女性だとか4大いくようなね、そんなね、あの理屈たれるようなね、女の人なんか可愛げないからね、お嫁に貰いたくないよみたい、なことを言うんです。
椿山恵理 54:14
はあ。と思いながら。
え、でもナースはいいのか、と思いながら、謎ですよね。
もう、ほんとに。
ケンケン 54:21
確かに意味がわかんない。
椿山恵理 54:23
両親揃って なので、すごい偏った考え方だったんですよ。
女の子なんだから。まあ、行っても短大。
で、短大卒業したら、そのお母さんが花嫁修業みたいなのをしながら、あんたその 家からその職場に通って、でもナースだったら、その職場も女性だらけだから、変な虫はつかないし、 女子校入れたのもそういう理由なんですけどね。
えげつなく、きついなと思ってました。
ま、それで、とりあえず専門の学校には行きましたが
実は、あの大学の方の受験をしましてですね。
そのまあ両方行ってる感じ。
で、大学の学費は自分で払いました。
逃がし屋の片鱗?家出する
ケンケン 56:09
それはなんですかね。
看護学科の方を卒業していったとかじゃないですか。
並行していったんする?
椿山恵理 56:18
もうすでにナースとして働きながら、あとまあ副業って言い方しますけど、バイトとかしながらで、学費払えばいいやと思って。
ケンケン 56:37
え、じゃあわかんないですけど、一旦看護学校行って、多分2年かわかんないですけど、看護師卒業したと同時に勉強を始めた?
椿山恵理 56:50
しながら、まあそうですね。始めた感じですね。
でも、その 勤め先が決まった時点で家出したんですよ。
ケンケン 57:07
それはな。一応1人暮らししたいみたいな建前を言って出た?
椿山恵理 57:15
黙って出ましたよ。
どこそこ行きますよって言ったら、それ家出じゃないですよ。
ケンケン 57:30
いや、まあそうですね、文字通り家出したんですね。
椿山恵理 57:36
そうですね、ま、住む場所とかも…私のいいところなんですけど。
その中学時代からの友達が、そのちょっとお家 のね。その養子でもらわれていて、おじさんおばさんの家に行って、そこの子になってるんですけど、
家の親戚の人のうちの養女になってるんですけど、子供さんのいない、で、そこのお家のおじさん、おばさんっていう方が子供さんいないいことあって…
病気でちょっと体が弱かったんですね。
で、まあそのお世話をしながらでまあ、2人とも看取ったんですけれどもね。
その彼女はなんで一軒家に1人で住んでる状態だったんですよ。
で、そこ一緒に住んでいいっつったんですよ、、じゃあいいよって言ってくれたんですよ。
よし、来たと思った。
ケンケン 58:47
舞台女優の時と若干今に似てるなと。
椿山恵理 58:52
もうもうこのパターンですね。このパターン。
やるって決めたら、もうしつこくでもなんでもやるんですよ。
もう大学、心理学学びたい、やったれ。
ちょっと様子は見るけれど、一見従ってるように見えるけど、やったれっていうのですよね。
あの、なんで、その友達んとこ行ってもいいっつったら行ってもいいよいったんで…
あの3か月ぐらいかけて、自分の私物をちょっとずつちょっとずつその子に…
ばれないじゃないですか。
最低限の荷物を持っていき、で、最後このバックに持って、このバックに入る分だけ持ってきゃいいな、ぐらい。
椿山恵理 01:00:02
セルフ、もう1人セルフ逃がし屋です。
私裏稼業って言っちゃなんですけど、逃がし屋はやってますよ。
ちょっとあのdvモラハラのカウンセリングして、これどう考えても出た方がいいじゃんって話なんだよね。
1番遠いところまで逃したのは宮崎。
ケンケン 01:00:44
いや、もうな。その時の経験が奇しくも若干活かされてそうです。
椿山恵理 01:00:49
そうですね。
お水の世界へ
椿山恵理 01:02:06
で、通いながら働きながら水商売しながら…
ケンケン 01:02:48
僕の中で水商売って、スナックのママさんとか、あのホステスさん、どっちかっつうと、あのイメージだ。
椿山恵理 01:03:00
ああ、そうなんですね。だから、 中にはまあ、水商売やりながら学費払ってねって言うとま、男性ですけどね。これにヤニヤしながら、ああ、ピンク系ね、あれなら稼げるからね、みたいな は?っと思いながら
ケンケン 01:03:18
水商売ってのは、こう、うまい言える範囲でもいいんですけど。
椿山恵理 01:03:26
ホステスさんですな。
ホステスさんで、キャバ嬢だったりとか、キャバ嬢はやってないな。
一応スナックなんですかね。
短時間こう収入で稼ぎたかったので、その勉強する時間も必要ですし。
ま若いからできたんだなと思いますけど、その働いてもいるのでってなると、やっぱりその短い時間で稼げるってなると、 ま、水商売だなっていうので。
で、ピンク系の方の水商売だと、割には合わないなと思いましたね。
経験はないけど、使ってもらって、色々可愛がってもらいましたね。
その ママとかにクソ真面目なので、 変な人に騙されないかっていうの。もの。すごく心配だったんですね。ママとか
椿山恵理 01:04:54
でもまあ帰りそのま終わった後、必ずなんかどっかご飯連れてってくれたりとかしてましたね。
ケンケン 01:05:03
じゃ、すごい可愛がってもらって?
椿山恵理 01:05:06
そうですね、学費払ったりとか、そういうのもあったりとかで。
椿山恵理 01:05:17
ま、大変かもしれないけど、っていうのが、ま、いろんなお客さんいるけどね。
旦那様との出会い - お互い一目惚れ -
椿山恵理 01:05:35
ってそういう中で結婚をし。
結婚は互いに一目惚れです。
あれですよね、勢いなんですよね。
結局ね、あ、この人あれだっていう。
ケンケン 01:06:08
なるほど。ここで結婚するんですね。
椿山恵理 01:06:12
そうですね。
で、早かったですね。
互いに一目惚れだったので、そのまあ飲みの席というか、なんていうか、その 集まるみたいなところがあって、あの、いたんですね。
その 旦那さん元旦那さんですけど、その人だけ燦然と輝いて見えましたね。
こう押しのけてはていくわけにもいかないので、ちょっと様子見ながらで、向こうも実はそうだったらしく、ちょっと中盤、やや、後半気味のところで、まあ、一緒にこう。色々話したりとかしてて、で、まあ
このあとちょっとこう出て、ちょっとお茶でもどうですか。って言われ、 お茶言ったのに、なんか、イタリアンのレストランに連れて行かれ
結構食べてたんですけど、好きなの食べていいよって感じで、今ね、腹いっぱいだよと思いながら。
ケンケン 01:07:42
多分向こうは喜んでほしいと思って、多分。
椿山恵理 01:07:45
あ、そうなのと、あと、そのやせの大食いっていうやつですか。
そのすっごい食べる人だったんですよ、 足りてなかったんですね、ご本人。
まあまあ、フードファイターの人って、細くていっぱい食べるけど、ま、それなのかなっていうので。
でも、ニコニコしながらいよいよみたいな感じなんで断るに断れず
ま、好きは好きだったんで、嫌われたくないなっていうのもあり、あじゃ
いただきますって食べて苦しいと思いながら
ケンケン 01:08:27
ありますよね。結構デートしてて。
椿山恵理 01:08:35
まあ、あるあるですよね。
でも、帰り送ってくれてで連絡先を聞かれて、連絡先交換をして、言ってもそのあれですけど、そのお友達のあれですけど、ま、戻る時にお腹が苦しく
ただ、連絡先はゲットできたっていうのですね。ああ、頑張ったと思いながら
でも、まあ、そうですね。
で、あちらさんからちょいちょいちょい連絡が来ましたね。
で、その
あの感情を表に出さず、もうそういうね、あのけんさんのように急にこう、たまるっていうので、 まあまあ考えてるんでしょうけれども、あの ま、その感情がもうちょっとその分かりやすく出さない調子の人なので
よくそのこれはデートなのかどうなのかな。
その手を繋ぐわけでもないし。
いや、そうではないけど、めっちゃくちゃ楽しそうってわけでもないし、 ノリノリで、すごい喋んのかって言うと、そういうわけでもないし、自分は暇つぶしに使われてるのかなと思いながら。
ですよ。その、どうだがないので、まあ、多分 もうこの人は違う人と結婚すんだよみたいな感じになり、もはや、やけっぱなしですよ。
旦那様勇気のプロポーズ編
ほぼもう夜で帰り際ですよね。
その公園のベンチで、こう あなんだけど、みたいな感じで
やあ、なんでしょうか。みたいな感じで、まあ年の差はあったんですけれど、なんでしょうか。みたいな言ってたら
えっと、え、あ、ちょっと寒くない?って言ったんです。
えっ?と思いながら真夏ですよその時、8月
緊張のあまりに寒くなっちゃったんですよ、 緊張しすぎて、その告白をするぞっていうので、むちゃくちゃ緊張してしまい。
もう結婚するつもりでいたので、ああ、でももうお付き合いしましょうか、結婚しましょうか。一生みたいな調子だったんで。
そのぐらいの感じだったんです。
緊張しすぎて寒くなり、寒くない?って言われ。
ちょっと1回寒いからその辺1周発してきていい?っていったんですね。
えっ?と思いながら
あ、どうぞって言ったらほんとに走ってきて。
で息を切らして戻ってきて、え、走ってきたら、ちょっと体があったから
大丈夫って言ったんですね。
で、お水は飲めますか。って言ったら、ああ、あの大丈夫です、って。
ちゃんと、あの、自分はあんまりそのあの表現とか、その感情が分かりにくい人間なので、 わからなかったかもしれないけれども、ちゃんと好きだし、ちゃんと考えてるし、お付き合いもちゃんとしたいしっていうので言ったんですよ。
で、あ、そうだったんだっていうか。
でま、その後ですね。そこで、初めて手繋いでみたいな感じなんで。
でも、そのちょいちょいそのおデート的なのがあって、3ヶ月ぐらい経ってやっとなんですよね。
その本気の男性はなかなかその女性に手は出さないんだろうと思いました。
両親への挨拶は粘り勝ち?
だからもう結婚する気だったので、家出してましたが、一応ご両親には挨拶した方がいいんじゃないのか?
ということをま、年上ならではですね。あの、 言いましてですね
戻りまして、この人と結婚しますよ的な話をして、 母にはめちゃくちゃぶりに連絡を入れたんですけれども、 連絡して開口1番ちょっとそのあって欲しい人がいる。
あの、結婚をしたいと思うんだけれども、あんた何言ってんの。って言われました。
けれども結婚したいと言ってるよって言ったらもうわかったみたいな感じになり、もう事後承諾に近いですけどね。
で、一応まあ母としては気を使って色々こう、お寿司だなんだって出してくれたんですけれども
父にしてみたら、久しぶりに帰ってきた娘が結婚すんだなんだ言ってるし、なんなんだねって感じで。
まあ、しょうがないよね、と思いますけど、で、まあまあまあそれなりに雑談的なのを お話をしたまま。
仕事は何やってんだねとか、君いくつなんだね。
とかま、どうなんだね、こうなんだねっていうのを偉そうに父は聞くわけなんですよ、 相変わらずだなと思いながら、まあ、その
自分はそのえりさんとの結婚を考えてますで、一緒に暮らしてやっていきたいですってことを言ったの。
で、そしたら、まあね、あの、確かにいるよりかはだいぶ年が上だからあれだけれどもその自分から見たら全然若い。じゃあ、お父さんと同い年だったらよかったのかよと思いながら
で、まあまあそういうこと言うわけなんですよ。で、 それは若いから早く一緒になりたい気持ちはわかるけれども、付き合ってまだ1年も経っていないわけだし、まあ、焦る気持ちもわかるよ。
そのま ね、その旦那さんはね、年齢をね、男性のね、あの、結構ちょっと(平均より)超えちゃってる人だったので。
で、1回も結婚してない調子できてたんで、ま、その ね、わかるけれども、まあ早いんじゃないのか。みたいなことを言われ、もうひたすらよろしくお願いします。って頼み続けてましたね。
で、その父は父で、どうのこうのって結構失礼なこと言ってたんですね。
え、 でもまあお言葉は思うと思ですけれどもね、あの、えりさんと一緒になりたいので、お願いします。って、もう正座で頭を下げてっていうので
それ言い始めたのが8時ぐらいだったんですけど、11時ぐらいまで、ずっとそのやり取りなんですが。
ちょっと途中で、私も足がきて、ちょっともう今日のところはさ、もうこれでね、一回引かないって旦那に言ったんですけど…
いや、ちょっとお父さんがというまで、あの自分は帰りません、みたいな感じで、いや、ダメないや、帰りません、お願いします。
いや、ダメだいや、帰りません、お願いします。
っていうので、父が結局根負けして、まあ、時間も時間で11時過ぎてるし、終電もなくなっちゃ困るし、わかった、いいよ。になったんですよ。
もう2人で足が死にそうって言いながら帰るっていう。
急転直下
椿山恵理 01:20:07
で、そのあとまさかの父親がストーカーというのはあるんですけどね。
ケンケン 01:20:14
そのあとそうなんですね。
椿山恵理 01:20:16
そうですね、やっぱり嫌だったみたいですね
ちょっとね、その旦那さんにも嫌がらせとか、そのかま仕事先とかそういうの、ほんとに勘弁してほしいって思いまして。
まあ、私と一緒にいる限り、これは続くんだろうなっていうのですよね。
見つかっちゃに見つかっちゃう人嫌がらせされちゃあ、転職とかって。
あちらさんは別にそれでもいいって言ってたんですけど、 このままだと共倒れしちゃうから、一旦解散しますか。って言ったんですけどね。
一旦解散したんですね。
で、まあその旦那にまあ泣かれるという。
こっちが泣くタイミング逃したと思いましたね。
先に泣かれると、もうこっちから泣けなよね、みたいな。
でもまあまあまあそれでも ぼんやりちょっとま。
籍は抜けましたけど、まあ、見守る感じでてはくれていたんですけどね。
で、そっから1人になってっていうのもあったんですが
そのストーカー行為、追われ、逃げ、追われ、逃げ、の間なんですが
ま、自分も色々疲弊してたんでしょうね、その、 ちょっと体の方壊しましたね。
その20代 の結構早かったんですけどね。
その前半だかなんだかちょっと記憶が曖昧なんでいくとは言えないんですが。
あの、切符買ってるところまで覚えてるんですけど、そこで『あ、クラッとする』って思って、 多分倒れたんでしょうね。
で、目が覚めたら、病院のICUにいった感じです。
で、その間に結構な年月が流れていたことにもびっくりしましたね。
数ヶ月、何年。
その記憶がないなっていうところは、自分の後ろ暗い部分ですよね。
その間も旦那さんはもう私を支えていてくれてたわけなんですけれども、 別の女性に走るわけでもなく、というところで、そういったこともあっての。
もうもう仕方ないよ、解散しようってなったんで、それは泣きたくもなるよねって話なんですけど、もうこっちも泣きたいですよ。けど、先に泣かれちゃったんで。
艱難辛苦
でも、まあ1人になって、で、もう1回働こうと思ったんですが、 ちょっと持病ができてしまったこととか、そういうので。
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